webサイトデザイン
webサイトデザインとは、オンラインで展開するコンテンツを企画し、コンセプトを定め、それらのページを調整することです。
ポイント
Webサイトデザイン(webデザイン)は、見た目の美しさと機能性の両方を考慮するもので、これにはwebページやモバイルアプリ、ユーザーインターフェイスなどが含まれます。新たにwebサイトをデザインする際は、ビジュアル要素を決定する前に、サイトの情報構造を検討します。画面デザインツールを利用すれば、サイトのさまざまな部分をつなぎ合わせることができます。
優れたwebサイトデザインは、優れた戦略の表れです。戦略が明確に定義されていれば、webサイトは目標達成に役立ちます。
もくじ
- webサイトデザインとは何ですか?
- webサイトデザインとwebサイト開発の違いは何ですか?
- webサイトをデザインするには、どのような種類のツールやプラットフォームが必要ですか?
- 効果的なwebデザイン戦略にはどのようなものがありますか?
- 優れたwebサイトデザインのメリットとは何ですか?
- webサイトデザインは今後、どのように進化していきますか?
webサイトデザインのさまざまな疑問に、Josh Souterが回答します。Joshは、アドビのエグゼクティブクリエイティブディレクターで、アートディレクションおよびクリエイティブの責任者として16年以上の経験を積んできました。現在、UX、デザイン、コピーライティングの専門家から成るチームを率いています。
webサイトデザインとは何ですか?
webサイトデザインまたはwebデザインとは、オンラインコンテンツを企画し、コンセプトを定め、配置することです。webサイトデザインは、見た目の美しさと機能性の両方を考慮するもので、これにはwebページやモバイルアプリ、ユーザーインターフェイスなどが含まれます。webサイトのデザインプロセスでは、ユーザーエクスペリエンス(UX)デザインとアートディレクションのふたつの領域について考慮する必要があります。
UXデザインとは、webサイトの戦略的および機能的要件を、視覚的かつインタラクティブに表現することです。たとえば、業務に関する個人的なサイトの目的は、有望な雇用者に採用してもらったり、顧客から受注することです。企業のwebサイトの目的は、顧客をセールスファネルに導くことです。eコマースのwebサイトの目的は、顧客が購入を完了できるようにすることです。UXデザインは、どのような目的であっても、顧客が容易かつスムーズに利用できるようにするためにあります。
アートディレクションは、ユーザーエクスペリエンスにブランディングと視覚的アピールを加えます。\ グラフィックデザイナーとwebサイトデザイナーが協力して、ブランドの個性やトーンに合ったwebサイトやランディングページを制作し、利用者に閲覧を続けてもらえるようにします。
webサイトデザインとwebサイト開発の違いは何ですか?
webサイトには、フロントエンドとバックエンドがあります。バックエンドとは、サイトを構築するためのプログラムのことです。フロントエンドは、利用者が実際に目にするものです。web開発がバックエンドに重点を置いているのに対し、webデザインはフロントエンドに重点を置いています。
webサイトの構築には、web開発とwebデザインの両面があります。最近のwebデザイナーは、どちらかの分野に特化している場合もありますが、両方に対応していることもよくあります。
webサイトをデザインするには、どのような種類のツールやプラットフォームが必要ですか?
優れたwebサイトを容易に構築するためのツールやサービスは数多くありますが、webデザイナーがデザインプロセスで最初に使うべきツールは頭脳です。新たなwebサイトをデザインする際は、ビジュアル要素を決定する前に、サイトの情報構造を検討することが重要です。どのような種類のコンテンツをwebサイトに掲載する必要があるのかを決定します。利用者がたどるジャーニーについて考えます。利用者がどのようにサイトにたどり着くのか、サイトで何をおこなうのか、そしてサイトからどこへ向かうのかを考えます。また、webの担当者は、優れたユーザーエクスペリエンスを実現するために、データがどこから来て、どこへ向かうのか、そしてそのデータを最も効果的かつ魅力的な方法でどのように表現するのかを考える必要があります。
情報構造を決定したら、Adobe XDのような画面デザインツールが必要になります。画面デザインツールを使用すると、サイトのさまざまな部分をつなぎ合わせることができます。たとえば、ログインページ、eコマースのフロー、キャンペーンのランディングページ、カスタマーサポートなどです。webサイトは静的なものではありません。画面デザインツールは、webデザイナーがアイデアを動的に提示し、実際にサイトが公開された際の利用者の体験をシミュレートするのに役立ちます。
効果的なwebデザインの戦略にはどのようなものがありますか?
- オーディエンスを知る。 どのような人がwebサイトを訪れ、どのようなデバイスで閲覧しているのかを把握します。デザイン会社と共有できる利用者や顧客に関するデータを既に有している場合は、その情報をwebサイトのデザインプロセスに反映します。また、デザイン会社がゼロからカスタムメイドのwebサイトを構築する場合は、オーディエンスについてある程度想定しておき、データを入手した時点でサイトを調整する必要があるかもしれません。
- 訪問者の目的を理解する。 顧客がなぜ自社のwebサイトを訪れるのかを考えます。新規顧客が、ブランドの情報や、ブランドの提供物を知ろうとしているのかもしれません。また、リピート顧客が、商品をさらに購入したり、より役に立つコンテンツを探したり、何かを学ぶ目的で戻ってくることもあります。訪問者の目的を理解すれば、その目的を達成するためのweb体験を、視覚的に魅力的な方法で容易にデザインすることができます。
- コンテンツをマッピングする。 最初に**** 、どのようなコンテンツがあるのかを把握し、それをサイト内でどのように有効に活用するのかを考えます。検索エンジン最適化(SEO)を考慮し、コンテンツをwebページ間でどのようにリンクするのかを検討します。オーディエンスが検索している用語を調べ、それらの用語を使用することで、顧客は必要なものを見つけやすくなり、コンバージョンの機会を増やすことができます。
- アクセシビリティを考慮する。 webサイトのフロントエンドやバックエンドを設計する際には、障害を持つ人々にとって困難な要素を考慮し、それらに対応する機能を追加します。
- CMS(コンテンツ管理システム)を使いこなす。 コンテンツを大量に作成する場合、さまざまな関係者がコンテンツをwebページにアップするための方法が必要です。CMSを利用すれば、デザイナーがwebサイトのテンプレートを作成することで、関係者の誰もがそれを利用して新しいページをすぐに作成し、最新のコンテンツを公開することができます。
優れたwebサイトデザインのメリットとは何ですか?
優れたwebサイトデザインは、優れた戦略の表れです。戦略が明確に定義されていれば、webサイトは目標達成に役立ちます。目標は、リード数や売上、コンテンツ閲覧数、エンゲージメントの向上など、企業によって異なります。
優れたwebサイトデザインを提供することで、サイトへのトラフィックを増やすことに注力し、高品質なコンテンツを提供して、顧客との緊密な関係を構築することができます。
webサイトデザインは今後、どのように進化していきますか?
webサイトデザインは、ビジュアルデザインと言語の両方において、包括性とアクセシビリティを取り入れたものになっていきます。この進化により、企業は、どのような訪問者であっても、期待に応える体験を提供することができるようになります。また、障害を持つ人々への配慮として、オンライン情報を読みやすく理解しやすいように、フォントサイズを大きくするなどの取り組みがさらに活発になります。
また、将来的には、webサイトはより多くのデバイスでコンテンツを表示できるようになるでしょう。レスポンシブwebデザインは、モバイル、タブレット、デスクトップPCだけでなく、オーディオデバイスや音声アシスタントにも対応していくと考えられています。