Adobe Campaign | Update – Gold Standardへのアップデート後の新機能ご紹介 ~その3~ Audit Trail CSRF対策としてGoogle reCAPTCHAの実装方法の紹介

Adobe Campaign Gold Standardへのアップデート後に追加・強化される新機能のうち、Google reCAPTCHAについて紹介します。これは、監査記録機能とCSRF対策としての機能になります。監査記録機能はインスタンスに対して行われた全ての変更を記録することで、運用の問題点の特定、早期把握、解決に役立ちます。

またGoogle reCAPTCHAの実装は、ボットによるスパムの投稿や悪意のある目的を防止し、オンライントランザクションを安全に保ちます。

Audit Traitについて

ビジネス的な価値
主な機能的なメリット
ご利用条件
監査証跡へのアクセス⽅法
    1. インスタンスのメExplorer ニューにアクセスします。
    2. メニューの下Administration で、Auditを選択します。
    3. エンティティのリストが表⽰されたウィンドウが開きます。エンティティの1つを選択して、最後の変更の詳細を確認します。

監査証跡の利⽤⽅法
    1. オペレーターがソーススキーマ、ワークフロー、あるいはオプションで⾏ったアクションが記録されます。
    2. ログとして記録されるアクション:作成・変更・削除が記録されます。

Adobe Campaign ClassicでのGoogle reCAPTCHAの利用

ビジネス的な価値
主な機能的メリット
ご利用条件
Google reCAPTCHA概要
概要
reCAPTCHA v3
reCAPTCHA v2 (“I’m not a robot widget”)
reCAPTCHA v2 (Invisible reCAPTCHA badge)
reCAPTCHA v2 (Android)

設定⼿順(reCAPTCHA v2:widgit)
    1. Googleアカウントの作成
    2. Google reCAPTCHAの設定
      • GoogleアカウントからCAPTCHA対応などを設定します。
    3. サイトキー/シークレットキーの取得
      • No.2の登録後に表示されるサイトキーとシークレットキーを保存します。
    4. Adobe Campaign Marketingサーバーのconfファイル変更
      • Google reCAPTCHA APIエンドポイントへのアクセス許可whitelist設定をconfファイルに追加します。(Adobe Campaign Build 8789以降のみ)
    5. アプリケーションのプロパティ変更
      • Webアプリケーションで使用する変数とライブラリを追加します。
    6. ワークフロー変更(認証処理追加)
      • Webアプリケーションに認証処理を行うアクティビティを追加します。
    7. サイト実装変更(表示)
      • クライアント側ページに、処理スクリプトとCAPTCHAウィジットを追加します。
    8. サイト実装変更(入力値の認証)
      • ユーザー入力の確認と対応処理(サーバー側)を実装します。
    9. 動作確認
      • 色々なブラウザから表示を確認します。

サンプル

参考資料

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GoldStandardへのアップデート後の新機能ご紹介 ~その3~ AuditTrail