Adobe Analytics | Update ワークスペースのテンプレート機能のご紹介 (初心者向け)
ワークスペースをこれから始める方向けのテンプレート機能のご紹介
Adobe Analyticsにはワークスペースのレポートを目的別で表示する便利なAdobe標準のテンプレートがあることをご存知でしたか?
今回はAdobe Analyticsをこれから始める初心者の方向けのテンプレート機能をご紹介いたします。普段ワークスペースを使っている方々には、目的別でレポーティングを作成するための新しいヒントを得れると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
ワークスペースのテンプレート機能について
ワークスペースでは新しくレポートを作成するときに、0からレポートを作成する空のプロジェクトと、2種類のテンプレートプロジェクトから選択してレポートを作成することが出来ます。テンプレートにはAdobeが提供する標準テンプレートと、各組織内のユーザーと共有するためのカスタムテンプレートの二種類があります。
20種類以上のAdobe標準テンプレートを利用することで、目的別で簡単にレポートを作成し、ワークスペースをこれから始める方にとって新しい分析アイデアを得ることが出来ます。
オススメのAdobe標準テンプレート①トレーニングチュートリアル
トレーニングチュートリアルでは、分析プロジェクトを作成する際の一般的な用語と手順について説明します。初めてワークスペースを操作する方の学習に活用いただけます。
- 「Analytics Workspaceへようこそ。」から、ディメンション、指標、セグメント、日付範囲など、各機能の用語や分析手順、その共有方法を一から学習出来ます。
- 「継続的な学習」から、フロー、フォールアウト、コホートなど、よく使われる便利なビジュアライゼーション機能を紹介します。
- 「解決策」で作成例もご用意しておりますので、作成例を元に、皆様の環境に合わせてレポートをカスタマイズすることが出来ます。
オススメのAdobe標準テンプレート②クイックインサイト
クイックインサイトでは、各社が利⽤する最も⼈気のあるディメンション、指標、セグメントおよび⽇付範囲を使用し、プルダウンメニューから選択することで、初心者でも簡単に分析を実行出来ます。
- ⼈気の項⽬はドロップダウンメニュー上でひと⽬ で判別出来ます(左図参照)
- ヴィジュアライゼーションは「バー」のプルダウンメニューから視覚的に選択出来ます。
- ディメンションは最⼤3レベルの分類が可能です。
- 指標はAND演算⼦を使⽤して2つ追加できます。
- セグメントはANDまたはOR演算⼦を使⽤して2つ 追加できます。
- テーブル内で直接編集しようとすると、 クイック インサイト パネルが同期されなくなります。
オススメのAdobe標準テンプレート③WEB-獲得
WEB-獲得では、 サイトへのトラフィックを増加させる主な要素を分析することが出来ます。広告担当者など、サイト集客と流入経路分析を担当している方々への簡易レポートとして使うことが出来ます
- サイト訪問ユーザーの「上位の参照ドメイン」、「上位のランディングページ」「訪問回数の推移」「詳細リファラー」「上位のトラッキングコード」などの流入分析に加え、「上位の検索エンジン」「上位の検索キーワード」といった検索流入のパフォーマンス分析をすることが出来ます。
- さらにマーケティングチャネルレポートを追加すると、各組織で分類したチャネルレポートを使用することが出来ます。
オススメのAdobe標準テンプレート④WEB-定着
WEB-定着では、サイトへの常連訪問者の詳細や再来訪頻度を簡単に表示し、定着分析をすることが出来ます。サイト内の回遊施策など内部キャンペーン担当者の方向けのレポートとしてお使いいただけます。
- 訪問者ごとの平均訪問回数、推移を視覚的に表示し、訪問者の定着状況をひと目で把握することが出来ます。
- 訪問者の再来訪頻度(コホートテーブル)は、直近の15日間のデータをコホートテーブルで表示し、訪問者がいつ再訪問するのか、またその頻度を表示することが出来ます。
- 訪問者の再来訪頻度(積み上げグラフ)は、訪問から1~5日以内の再訪問回数、6~10日以内の再訪問回数などを期間毎に表示し、その相関性を分析し、再訪問施策の提案に活かすことが出来ます。
オススメのAdobe標準テンプレート⑤WEB-コンテンツ指標
WEB-コンテンツ消費では、 サイト内で最も消費され、ユーザーを惹きつけているコンテンツを分析出来ます。「コンテンツベロシティ」を含む、コンテンツマーケティング担当者向けのレポートを表示します。
- ユーザー訪問直後(入口)、離脱直前(出口)のユーザーの「フロー」を視覚化し、訪問頻度の髙いページや離脱頻度の髙いページを表示し、コンテンツの価値を分析することが出来ます。
- ページ毎の「ページビュー数」、「訪問回数」、「実訪問者数」、「エントリ率」、「バウンス率」、「離脱率」に加え、「コンテンツベロシティ」という、閲覧されたページのサイト内のコンテンツ回遊への貢献度を指す指標を使って、価値の髙いコンテンツを発見することが出来ます。
オススメのAdobe標準テンプレート⑥WEB-技術
WEB-技術では、サイトにアクセスするためにユーザーが使用しているテクノロジーを分析することが出来ます。サイト訪問ユーザーの地域別テクノロジートレンドの調査をする際にお役立ちいただけます。
- 訪問者毎の「オペレーティングシステム」や「ブラウザ-タイプ」、「デバイスタイプ」の種類をドーナツグラフで表示し、モバイルユーザーの流入数やサイトアップデート時の各OS、ブラウザへの影響などを調査することに役立ちます。
- 地域特性のレポートを確認することで、国別、都道府県別での訪問者の流入状況を地図上で簡単に知ることが出来ます。
これらのAdobe標準で提供されているテンプレートを使い、まずはレポートのアイデアを学習しながら、みなさまのサイトの特性に応じたカスタムテンプレートの作成にチャレンジしてみてください。
- 関連リンク: Adobe Experience League – クイックインサイトパネル
https://experienceleague.adobe.com/docs/analytics/analyze/analysis-workspace/panels/quickinsight.html?lang=ja-JP - 関連リンク: Adobe Experience League – コホート分析の使用例https://experienceleague.adobe.com/docs/analytics/analyze/analysis-workspace/visualizations/cohort-table/cohort-use-cases.html?lang=ja-JP
- 関連リンク: Youtube – Adobe Analytics Tips #40 : コンテンツベロシティの活用https://www.youtube.com/watch?v=wVbumFm7524
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