Adobe Commerce 日本語UIロケールキット
このブログ記事は Adobe Commerce の日本語 UI ロケールキットのインストール手順をご案内するものになります。対応バージョンにつきましては、https://github.com/magento/language-ja_JP 内、READMEファイルを参照ください。
Adobe Commerceの日本語UIロケールキットは、管理画面およびストアフロントの表示内容を日本語化するためのものです。この日本語UIロケールキットでは、アドビの翻訳ルールに則って用語を再定義しました。インストール手順に従ってご利用ください。
日本語UIロケールキットのインストール
composerを使ってインストール
- Adobe Commerceがインストールされたディレクトリに移動します。
- composerを使ってインストールします。
- $ composer require magentoj/language-ja_jp
- データベースを更新します。
- $ php bin/magento setup:upgrade
- キャッシュをクリアします。
- $ php bin/magento cache:flush
githubからインストール
- https://github.com/magento/language-ja_JP から日本語UIロケールキットをCloneまたはダウンロードします。
- Adobe Commerceがインストールされたディレクトリに移動します。
- ロケールキットを保存するディレクトリを作成します。
- $ mkdir app/i18n/magentoj
- githubから取得した日本語UIロケールキットを上記ディテクトリ下にコピーします。
- データベースを更新します。
- $ php bin/magento setup:upgrade
- キャッシュをクリアします。
- $ php bin/magento cache:flush
*UIロケールキットを置く場所は、ここでなければならないという指定はありません。ストアフロントのUIロケールと合わせて管理画面のUIロケールキットを置くこともできます。
日本語UIロケールの有効化
管理画面の日本語表示
- Adobe Commerce 管理画面にログインします。
- 画面右上にある人型アイコンをクリックし、メニューから”Account Settings”を選択します。
- “Interface local”を日本語に変更、保存します。
ストアフロントに日本語表示
- Adobe Commerceの管理画面にログインします
- 画面左のメニューから”店舗”を選択し、表示されたメニューから”設定を選択します。
- 設定画面の”全般”の”ロケールオプション”から”ロケール”で日本語を選びます。
*管理画面へのサインインダイアログボックスの表示も、このロケールに依存します。またロケールの設定は変更してもすぐには反映されません。設定した後、キャッシュをリフレッシュします。
- 画面左のメニューから”システム”を選択し、表示されたメニューから”キャッシュ管理”を選択します。
- キャッシュをクリアします。
これでストアフロントの表示は日本語に変わります。
日本語UIロケールキットにつきまして誤訳、または、気づいた点がございましたら、githubのIssues (https://github.com/magento/language-ja_JP/issues)よりお知らせ頂けますと幸いです。
今回の Adobe Commerce 用の日本語 UI ロケールキットの開発は、Magento Open Sourceの日本コミュニティを長年リードされ、Magento Open Source 用の日本語UIロケールキットを開発、 運用されていたベリテワークス株式会社様との協業のもと開発させていただきました。
具体的には、 Magento Open Sourceの日本語UIロケールキット( ベリテワークス社が開発 )と、Adobe Commerce(アドビ日本法人が開発)の日本語訳の共通化を行いました。
近年増加している Magento Open Source からAdobe Commerce ( 商用ライセンス ) に切り替える企業が日本でもグローバルで増加しています。その場合にもスムーズに移行できる環境が整備されました。
今後も日本のお客様向けに、Magento Open Sourceコミュニティとアドビは連携しコマース市場の拡大に貢献してまいります。