Adobe Experience Manager | Update 【Adobe Summit 2021】 5つのキーワードと必聴セッションのご紹介
5月に開催されたAdobe Summit 2021にて、Adobe Experience Manager関連のセッションも多数ありましたが、今回はその中から選りすぐりの5つのキーワードと必聴セッションをご紹介します。
キーワード①『Content Automation』
顧客が求めるコンテンツの数は年々増加しており、制作プロセスの効率化、コンテンツ提供スピードの向上が求められています。Adobe Experience ManagerをCreative Cloudツール群と連携することでコンテンツ編集を自動化するテクノロジーに期待が集まっています。
連携例
・PhotoshopやLightroomのAPIをAdobe Experience Managerから呼び出し
・事前定義された情報に基づき、自動的にコンテンツを処理
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キーワード②『Headless Delivery』
Adobe Experience Managerで管理されたコンテンツを使用して外部アプリケーションがエクスペリエンスをレンダリングすることをHeadless Deliveryと呼びます。PC/スマートフォンサイトのみならず、あらゆるチャネルに一貫性を持たせつつ、効率的なコンテンツ配信をサポートします。
カスタマーゼロとして取り組んでいるアドビの事例
・PhotoshopのデスクトップアプリケーションのコンテンツもAdobe Experience Managerで配信
・Content FragmentをJSON形式で配信
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キーワード③『Employee Experience』
優れたEmployee Experience(従業員体験:従業員の満足度や、エンゲージメントを高めることを目的とする概念)が優れたCustomer Experienceをもたらすと言われています。Covid-19以降、リモートワークが常態化する中でEmployee Experienceへの投資を加速させる動きがあり、Adobe Experience Managerを社内で活用する事例が増えてきております。
Walmart様の取り組み事例
・Adobe Experience Managerを活用し、Employee Portal(社内ポータル)を再構築
・従業員の役割や入社日等で必要な情報をパーソナライズ
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キーワード④『Personalization At Scale』
パーソナライズ施策は当たり前のことになり、どのようにしてそれをグローバルレベルで効率的に実施するかが大きな課題となっています。コンテンツ管理(メタデータの管理)を適切に行うことがパーソナライゼーションの大規模な展開に繋がります。
Dell Technologies様の取り組み事例
・AEM Assetsのメタデータを活用した効率的なパーソナライゼーションの展開
・4人のLibrarianが200名以上のコンテンツ作成者に啓蒙活動を実施
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キーワード⑤『Content & Data』
パーソナライゼーション施策を実施する上で顧客データを分析することが重要ですが、コンテンツを分析すること(コンテンツインテリジェンス)も重要です。コンテンツインテリジェンスを制作プロセスに組み込むことで、より効率的、効果的なコンテンツ制作が実現できます。
Point
・顧客がインタラクションしたコンテンツの属性データを収集し、趣向性をAdobe Sensei(AI)がパターン化
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https://business.adobe.com/summit/2021/sessions/catchy-content-sneak-gs3-4.html
※本セッションはプレビュー段階(製品化前)のテクノロジーを公開するSneaksセッションの一つです。
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「Adobe Summit 2021 Adobe Experience Managerの5つのキーワードと必聴セッション」
https://landing.adobe.com/content/dam/landing/uploads/2020/jp/dxcsm/2021-05_AEM_Summit2021.pdf