Creative Cloudの多彩な機能を活用し紙からデジタルへデザイン領域を拡大
株式会社 アドピア
従来8時間かかっていた提案書が 2時間 で完成
デジタル領域の需要拡大に伴い、一人の担当者が紙からデジタルまで幅広く対応
作業ストレスを
起動が速く動作が安定したストレスのないデザインワーク環境
企業リスクを
契約条件が明確なリスクのないデザイン素材を使用
フォーマットで
ライブラリに登録したロゴやパーツをIllustratorやPhotoshopで利用
プロトタイプを
従来8時間かかっていた提案書が2時間で完成
「やりた
いことへ すごく 速くた どり着くのに、 軽快で 安定している。 抜群に 使い 勝手の いい ツールです」
クリエイティブディレクター 新谷 充則氏
セールスプロモーションツールを中心に、食品メーカーなどの販売促進を担う株式会社アドピア。長らく紙のデザインが主戦場であったが、消費者のデジタルデバイス利用が進む中で、スマートフォンアプリを含むデジタルツールのデザインが増えてきた。変化する事業環境を踏まえ、より効率的かつ質の高いデザイン環境を整えるため、Adobe Creative Cloud エンタープライズ版を導入し活用を進めている。
株式会社アドピアは、セールスプロモーションの専門代理店として、店頭POP などの紙媒体の制作・デザインを長年にわたり提供している。10 年以上のキャリアを持つデザイナーが多く在籍し、さまざまな業種の大手クライアントと直接やり取りを行い、クライアントの要求に迅速に応えデザインに反映するそのスピー
ド感のある仕事が同社の特長だ。セールスプロモーションとしてのデザインを提供する同社は、消費者のデジタルデバイス利用が高まる中、紙媒体のみのソリューションから、徐々にデジタルでのソリューションへと幅を広げつつある。
「紙の仕事がまだまだ多いですが、デジタルの仕事も増えつつあります。最近では大手食品メーカー様の印刷物と連携したAR アプリをデザインし、ユーザー参加型のイベントを実施しました」とアートディレクターの竹田 翔氏は語る。
近年のデジタル領域の需要拡大に伴い、一人の担当者が紙からデジタルまで幅広く対応することが求められており、より効率的なデザイン環境が必須であった。そこで、同社は2012 年にCreative Suite 環境からAdobe Creative Cloudへと移行。セキュリティ面が強化され、シングルサインオンでの利用が可能なエンタープライズ版を導入し、効率的かつ管理の行き届いたデザイン環境を整備した。
Creative Cloud導入後は、さまざまな面で効率的なデザイン作業が可能になっている。Creative Cloudは起動までの時間一つをとってもとにかく早い。仕事にスピード感を持たせることができ、この点でもデザイナーのストレスが全くなくなったという。また、企業ロゴや商品ロゴなど複数パターンのロゴや矢印などのパーツをクライアント別にライブラリに登録しておくことで、IllustratorやPhotoshopから必要な時にすぐに呼び出せるようにしている。さらに、商品ブランドによって決められた配色のスウォッチ情報もライブラリに登録して利用し、制作の過程でズレが生じるといったミスをなくしている。
広告業界においてよく問題になるのが、フォントと画像の適正な使用だ。クリエイティブディレクターの新谷 充則氏はこう語る。
「特にフォントは、ネット上に個人利用できるものが山のようにあります。デザイナーに一度ダウンロードされてしまうと管理できなくなるので、マネジメント側からすると不安です。その点、Adobe Fontsなら安心して利用でき、Creative Cloudを使っているユーザー同士のコミュニケーションもスムーズです。またサービスのページから、すぐにほしいフォントの候補が探せるので、非常に使い勝手がいいです」
また、画像もAdobe Stockのサービスを利用し制作物に活用している。
「撮影にお金をかけられない案件の場合、それでも限られた予算の中で最上の質のデザインを提供したい。その点、Adobe Stockは、質の高い写真素材やベクターデータのイラスト素材などが用意されています。グループ内でダウンロード数を配分できるので、無駄なく利用できます」(新谷氏)
さらにモバイルアプリとしては、Adobe Captureも活用。クライアントから配布された紙資料から類似フォントを探す際などに活用されている。
アプリやWebサイトのデザインについて、従来はクライアントに対して紙でプレゼンテーションしていたが、完成したあとにイメージが違ったり動きが想定と違うという事前の合意形成の難しさもあった。しかしAdobe XD を利用するようになってからは、スマートフォンやタブレットなどで動作するプロトタイプを作成できるので、ユーザー体験に近いイメージや動きまで共有できるようになった。
「Adobe XD なら、クライアントにも操作感や実際の動きなどをすぐに体験してもらえるので、完成までの時間や手間が省力化され、効率化が図れています」(新谷氏)
また竹田氏は、「ボタンなどのパーツも豊富に揃っているので、並べるだけでUI/UX デザインが可能です。従来8 時間かかっていたプレゼン資料の作成が2 時間程度に短縮でき、その分仕事の質を上げることにつながっています」と語る。
また、作成したプロトタイプは、クライアントだけでなく協力会社との意思疎通にも活用できる。
「私はデザイナーなので、自分でプログラムを組むことはできません。協力会社に実装を依頼する際にもプロトタイプの動きを見せることで、こちらの意図を的確に伝えられます」(竹田氏)
「Adobe Bridgeも使い勝手が良くなったと聞いています。数多くのファイルの中から短時間で必要なファイルを探したり、ファイルネームを一括変換できるそうなので、今後は積極的に活用していきたいと思います」(新谷氏)
さらに「クラウドのメリットを活かして、ノートPCやタブレットなどのマルチ環境で仕事をしていきたい」
と竹田氏も言うように、まだまだ活用していない機能やサービスが満載だ。
「3Dソフトを扱える新入社員が入ってきましたが、これからのデザイナーは自分の領域をどんどん広げていかないと時代に取り残されてしまいます。Creative Suiteの頃はパッケージだったので必要なものだけを入れていましたが、Creative Cloudは契約の中でいろんなアプリやサービスが使えます。怖がらずにツールを触ることから始めて、提案の幅を広げていきたいです」と竹田氏はその先を見据えている。