顧客体験の想像をセキュアな環境で効率的に

 

株式会社 博報堂アイ・スタジオ

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創業

2000年

従業員数: 358
所在地:東京
www.i-studio.co.jp

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企画の実現性をプロトタイプで検証し、短期間で問題の把握と修正案を確認

課題

ライセンス管理やユーザー管理の一元化

社内およびクライアントとのワークフローの効率化

短期間での質の高いクリエイティブを提供できる作業環境の構築

成果

プロトタイプで企画を素早く検証

デザイン案をチーム内で共有、早期に問題点を解決

非クリエイティブ色がデザインデータを修正

SSOとIPアドレス制限によるセキュリティ


「Creative Cloudエンタープライズ版とGluegent Gateの構成ならクライアントにも安全性を納得してもらいやすいと考えています」

 

野中 智也
株式会社 博報堂アイ・スタジオ 経営管理部 副部長


HAKUHODO i-studio

顧客体験の創造をセキュアな環境で効率的に

 

「ブランド創造」と「顧客創造」を両軸にクライアント企業に貢献するデジタルクリエイティブカンパニー、株式会社 博報堂アイ・スタジオではAdobe Creative Cloudエンタープライズ版を導入されました。顧客体験のデザインとそれに伴うUIデザインに、豊富なデザイン機能を持つPhotoshop/Illustratorや、プロトタイプを簡単に共有できるAdobe XDなどのツールが活用されています。また、Creative Cloudエンタープライズ版の特長である、シングルサインオン環境とIPアドレスによるアクセス制限が、グルージェント社のGluegent Gateとの連携で構築されました。ライセンス管理やユーザー管理の一元化、そしてクリエイティブ制作業務に欠かせないセキュアなクラウド環境の実現が、社内およびクライアントとのワークフローを効率化して、短期間で質の高いクリエイティブを提供する作業環境の構築に貢献しています。


「XDを使ったことで、プロトタイプ制作から社内の十数名とのテストによる確認まで、1週間足らずで終えることができました」

 

松山 倫太郎
株式会社 博報堂 アイ・スタジオ コミュニケーションデザインセンター


Adobe XDのプロトタイプで企画を素早く検証

 

クライアントワークの現場では、数ヶ月スパンのプロジェクトが繰り返され、企画の検討に使える時間は限られています。そこではAdobe XDのプロトタイプ機能が欠かせない道具になると、コミュニケーションデザインセンターの松山 倫太郎氏は語ります。

「XDなら、エンジニアの手を借りなくてもデザインがそのままプロトタイプになります。そのため、提案内容を検証してみたい時に、実際に人がどう反応するのかを短期間で確認できます。ある画期的な提案をした案件では、その体験が成立するのか疑問の声が上がったのですが、XDを使ったことで、プロトタイプ制作から社内の十数名とのテストによる確認まで、1週間足らずで終えることができました」

テストへの参加者から具体的な問題点をその場で直接聞けたことは、行うべき修正内容と最終的に実現すべき体験を短期間で把握するのに大きく役立ったそうです。また、テスト風景の録画は、クライアントやチームとのアイデア共有にも使われたということです。

HAKUHODO i-studio

「従来、アドビ製品はクリエイティブ系の方が主に使われていたのですが、最近はそれ以外の方からXDを使いたいという申請が増えています」

 

野中 智也
株式会社 博報堂アイ・スタジオ 経営管理部 副部長


非クリエイティブ職がデザインデータを修正

 

プランナーとして活躍する松山氏は、提案資料にXDを使うことにメリットを感じていると言います。「検討中のストーリーの説明をする際、静止画をページごとに見るのではなく、実際に動く様子を確認できることについては、クライアントから良い評価をいただいています」加えて、使い方の簡単なXDなら、ちょっとした修正をアカウント職の人(営業担当者)ができるのも利点だということです。社内のソフトウェアライセンスを管理する経営管理部の野中 智也氏もこの点については同意見で、アカウント職からの申請が増えていることを明かしてくれました。

「従来、アドビ製品はクリエイティブ系の方が主に使われていたのですが、最近はそれ以外の方からXDを使いたいという申請が増えています。どうやら、これまでは『デザインデータの修正を頼むのは申し訳ないけど、でも...』とアカウント職の方が気にしていたようなのです。デザイナーを探して連絡する手間がなくなって仕事が効率的になりますし、これからも利用者は増えるんじゃないでしょうか」


「次のプロジェクトではより広い範囲で使えるかもしれませんね。製品の進化が速いので期待しています」

 

大坂 美保氏
株式会社 博報堂アイ・スタジオ  テクノロジー部 プログラマー/デザイナー


デザイン案を共有し、早期に問題点を解決

 

同受託案件だけでなく、自社の新規事業プロジェクトでもXDは使われています。テクノロジー部アドバンストテクノロジーチームの大坂 美保氏は、担当するTREK TRACK*アプリの画面の確認にXDを使用したそうです。「出来上がった後の修正には、工数が沢山かかります。そこで、Illustratorで画面設計をしてある程度イメージが固まった段階で、当時まだベータ版だったXDを使って、デザインの骨格、つまり大きなずれができたら困る部分を制作して、画面遷移をつけて共有しました。デザインを確定する前に、チーム全体で画面設計を共有して確認したいと思ったのです」その結果、使い勝手の確認だけでなく、エンジニアからは、ナビの大きさが標準と違うため工数がかかるという指摘も得られたそうです。Photoshopでデザインを詰め始める前に判明して良かったとのことでした。ベータ版を利用したことについて、大坂氏は「次のプロジェクトではより広い範囲で使えるかもしれませんね。製品の進化が速いので期待しています」と語っていました。

*博報堂アイ・スタジオが提供するIoTを活用した登山者位置情報サービス(https://trektrack.jp)

 

シングルサインオンとIPアドレス制限によるセキュリティ

 

社外でもデータを利用したいというニーズとセキュリティの確保を両立するため、Adobe Creative Cloudエンタープライズ版と共に企業でのクラウドサービス導入を支援するGluegent Gate*のオプション機能を利用して連携させました。その理由を、野中氏は次のように説明しています。「クラウドサービスを使うにはIDとパスワードが必要です。その際、サイトごとにパスワードの管理ポリシーが異なれば、ユーザーにとっても管理する側にも負担になります。アドビのクラウドとGluegent Gateの連携は、シングルサインオンを実現するために必要でした」加えて、会社のセキュリティポリシーを満たすためにもこの組み合わせが必要だったそうです。「弊社ではパスワード保護だけでは安全でないとみなしています。万一IDとパスワードが洩れてしまった場合、そこからデータ漏洩が起こる可能性があるからです。Gluegent GateのIPアドレス制限と連携させて、特定の場所からのみデザインデータを使えるようにしています。これならクライアントにも安全性を納得してもらいやすいと考えています」パッケージ版の頃は、アドビ製品はクリエイター職が主に使っていたが、クリエイティブクラウドに移行してからは、職種を超えてツールがインストールされ、皆がクラウド上の必要なデータにアクセスして使うようになったことが、一番の変化だろうというお話でした。より便利で、より効率的な働き方が認知されたことが、社内ユーザー数の増加につながっているようです。

*複数のクラウドサービスにおける統合ID管理、シングルサインオン、よりセキュアなアクセス制御を実現するクラウドSSOサービス
(株式会社グルージェント:https://www.gluegent.com/service/gate/)



※掲載された情報は2018年7月現在のものです。
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