Adobe Creative Cloud グループ版の多種多様なツールを駆使し、販促ツールの内製化に取り組む

株式会社光岡自動車

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創業

1968年

所在地:富山
https://www.mitsuoka-motor.com/

販促ツールの制作コスト低減と制作期間短縮を実現

導入製品:

課題

・デザイン内製化によるコストダウン

・販促ツール納品までのスピードアップ

・デザイン品質の向上

成果

制作コストの削減

デザイン業務の内製化がより進み、販促 ツールの制作コストが低減した。

業務効率化によるスピード向上

機能性と操作性が高まり、デザイン業務が効率化して販促ツールの制作期間が短縮した。

デザインデータの共有化

ストレージ機能による担当者同士のデータ共有化が業務効率を向上させた。

新機能によるデザイン品質アップ

クリエイターをサポートする新たな機能追加や操作性の向上によってデザインの質が高まった。

「ビュート」や「オロチ」などの独創的な車種で知られる開発車事業のほか、正規輸入車ディーラー事業や中古車販売事業も手がける株式会社光岡自動車。2名体制でグループ全体の販促ツールのプロデュースを行う営業本部販売支援課では、Creative Cloudグループ版のさまざまなツールやサービスを活用することで、制作コストの縮減と納期を短縮するだけでなく、デザインのクオリティを高めることにも成功している。

独創的な車種で知られる、日本で10番目の自動車メーカー

「ビュート」や「オロチ」などの独創的な車種で知られる株式会社光岡自動車は、ホンダ技研工業に次いで日本で10番目にできた乗用車メーカーだ。開発車事業のほか、正規輸入車ディーラー事業や、「BUBU」の愛称で知られる中古車販売事業も手がけている。遊び心に富む「ファッションカー」メーカーを自認する同社は、各種媒体に掲載する広告やDM等の販促ツールに、優れたデザイン性を求めている。グループ全体の販促ツールを一手にプロデュースするのは、営業本部販売支援課課長の高橋大輔氏と、営業本部販売支援課の大部里奈氏だ。

「以前は販促ツールの制作をすべてデザイン会社などに外注していましたが、可能な部分は極力内製化できる態勢を整えようとCreative Suite 4を導入したのが、アドビのクリエイティブツールとの出会いです」と高橋氏は語る。

外出先でのデザイン業務を支援するストレージ機能

販促ツールの内製化によるコストダウンに取り組む同社は、品質向上と業務効率をさらに高めるため、最新のCreative Cloudへ移行。外注時は1週間以上要していたデザインが2~3日で完成するようになっただけではなく、ストレージ機能を活用したデザインの共有化により作業効率性を高め、クオリティの向上まで成し遂げている。

「自分たちが表現したいデザインを、以前よりもしっかりとかたちにできるようになりました」と大部氏。

一方の高橋氏は「社内外での情報共有体制が飛躍的に強化されました」とオンラインストレージ機能を高く評価する。大部氏がオフィスで作成したIllustratorのデータの確認や修正を、社外から高橋氏がノートPCでアクセスし、即座にフィードバックできる。営業での外出が多い高橋氏にとっては心強い環境だ。

「2人体制でのデザイン業務の推進に、いまやストレージ機能は必要不可欠なものとなりました。スマートフォンやタブレット端末にインストールして利用できるモバイルアプリが充実しているのも魅力です」(高橋氏)。

Creative Cloud の高い操作性とスムーズなデータ環境で、デザインの 品質と効率性アップを実現している

自在なデザインワークに貢献する新機能の数々

美術大学出身の大部氏は、Creative Cloudに搭載された多様な機能を幅広く使いこなしている。 販売店から封筒に『ビュート』のイラストをあしらいたいとの要望を受け、画像データを手描き風にアレンジできるモバイルアプリのCapture CCを活用。

「手作業でイラストを起こす場合より遥かに効率的でした。フォントツールには微妙な文字間隔を調整できる機能が追加されました。Lightroomの不要なオブジェクトの削除やカラーの調整機能も強化され、使い勝手が大きく向上しています。 手間のかかる屋外写真の電線消去等の作業も簡単にできるようになりました」(大部氏)。

ライブラリーで意のままに選べる豊富なフォント

高橋氏が特に重宝しているのは、数多くのフォントがライブラリーで提供される Typekitだ。

「日本語書体も欧文書体も豊富に揃っているので、輸入車の紹介に特別なフォントを使用する場合を除けば、Typekitだけで十分に事足ります。外出先でデザインの編集をするときには、必要なフォントを参照して同期をかけられるのも便利ですね」と、Creative Cloudならではの機能を評価する。

クリエイターを刺激する豊富なグラフィック素材

Creative Cloud LibrariesからAdobe Stockにアクセスすれば、5,000万点ものロイヤリティフリーのグラフィック素材を利用することも可能だ。

「Adobe Stockには写真素材やイラスト、ベクター画像なども用意されているので、Webなどのコンテンツを制作する際に、積極的に活用していきたいです」と高橋氏は語る。

Webサイトのデザインや管理も積極的に活用

両氏は、輸入中古車を中心に紹介する「BUBU」のWebサイト作りにもかかわっている。

「以前はサイトを完全に内製していたこともありますが、Webサイトはお客様の使い勝手が何より重要です。大枠は外部の制作会社に任せ、私たちはIllustratorやPhotoshopでのパーツ作りに徹しています。デザインは自己満足になってはいけませんから、ベースの部分は外注、スピードが求められるものや簡単なものは内製というように、デザインワークのバランスをうまく図っていますが、Creative CloudではDreamweaverが利用できるので、今後はコンテンツの開発や管理に積極的に活用していきたいですね」と高橋氏。

「BUBU」のWebサイトは中古車検索ページがメインだが、光岡自動車の良さや車の楽しさを伝えられる付加情報を提供するため、Creative Cloudをさらに使いこなしたい、と両氏は考えている。

「そのためにも、さまざまなアプリケーションの活用法を実践的に学べるセミナーを開催してもらえるとありがたいですね」と、アドビへの要望を口にした。