デジタルファーストの学習を通じてエンゲージメントを促進
Momentum Groupは、コンプライアンスの枠を超えて、従業員のパフォーマンスと潜在能力を引き出す仮想トレーニングを提供しています。
17,000人以上
従業員向け学習システムにおけるユニーク学習者数
導入製品：
目標
事業部門をまたいで、より公平でアクセスしやすい従業員向け学習体験を提供したい
パーソナライズされた魅力的な変更管理キャンペーンを作成し、その導入を促進したい
グループ全体で、スキルの開発およびコンプライアンスの向上を目的とした、トレーニングの修了者数を増加させたい
トレーニングの実施率を測定し、自社のビジネス目標に合わせてコースを進化させたい
成果
規制の厳しい業界で 従業員の学習を強化
従業員の80％が、オンボーディングを通じて学習コンテンツに取り組むようになり、実施率が大幅に向上
ユニークユーザーログイン数が、1年で1,500人から15,000人に10倍増加
1年でユーザー訪問数が 1日当たり50人から750人に増加
テクノロジー主導のクリエイティブなトレーニング
高校教師やビジネスコンサルタントなど、様々なキャリアを経験してきたKira Koopman氏は、テクノロジー主導の学習に対して常に関心を示してきました。その情熱を追求し続けた結果、同氏は2020年、Momentum Groupに入社しました。同社では、トレーニングと開発に1,500万ドル以上を投資し、デジタルファーストの学習文化を醸成しています。
南アフリカの企業や個人だけでなく、アフリカ、英国、インドの顧客もまた、貯蓄、投資、不動産管理、医療、保険、従業員福利厚生向けソリューションなど、Momentum Group の様々な金融および保険サービスを利用しています。規制の厳しい金融業界では、主要な法律やコンプライアンスポリシーについて、従業員をトレーニングすることが法的に義務付けられています。同社も例外ではありません。倫理的かつコンプライアンスに準拠した、質の高いカスタマーサービスを確実に提供するために、認定トレーニングプログラムを通じて、従業員が専門能力を継続的に開発できるようにする必要があります。
同氏は、L＆D戦略およびデジタルラーニング担当責任者に就任すると、デジタル学習の課題を特定し、統合型学習テクノロジーに関する助言や実装を行うための小規模なチームを編成しました。
「当社には、日々デジタルファーストの学習文化を育む機会があります」と、同氏は述べています。同氏は、デジタルラーニングマネージャーであるSune Vosloo氏と緊密に連携して、チームの運営とコミュニケーションを監督しています。「私たちは、従業員のパフォーマンスと可能性を引き出す、優れたオンライン学習体験を提供したいのです」
「煩雑なビジネス全体で複雑な学習ニーズに対応するうえで、Adobe Learning Managerが最善策であることは明白でした」
Kira Koopman氏（Momentum Group、L＆D戦略およびデジタルラーニング担当責任者）
分断を解消し、統合を推進
Koopman氏が新しい役職に就任した際、Momentum Groupの14の事業部門は、それぞれ独自のプロセスや戦略を確立していました。また、対面セッションとオンライン学習管理システム（LMS）を組み合わせて使用していましたが、これらのシステムは分断されており、コストがかかっていました。事業部門間で学習の成熟度にばらつきがあり、従業員の学習体験は公平性に欠けていました。同社には、一元管理された学習プラットフォームがありませんでした。そこで同氏は、デジタル学習文化の推進、ユーザーエクスペリエンスやユーザーデータの統合、レポートの自動化により、トレーニングの実施率の向上を図りました。
デジタルラーニングチームは、OracleおよびMicrosoftに基づいた既存の人事システムやITシステムと統合し、シングルサインオンに対応するとともに、学習の進捗状況やコンプライアンスに関するレポートを社内全体で共有できる、使いやすい単一のソリューションが必要であることに気が付きました。利害が対立する関係者に新しい方向性を受け入れてもらうために、Koopman氏とVosloo氏は、すべての事業部門の代表者を招き、大規模なベンダー選定プロセスに参加してもらうことにしました。最終的に、デジタル学習体験を支える基盤として、Adobe Learning Managerを採用することにしました。
「煩雑なビジネス全体で複雑な学習ニーズに対応するうえで、Adobe Learning Managerが最善策であることは明白でした」と、Koopman氏は述べています。
「導入後の最初の数週間は、従業員がログインしてシステムを使いこなせるようになることに重点を置きました。ゲーミフィケーション機能は、エンゲージメントの向上に大いに役立ちました」
Sune Vosloo氏（Momentum Group、デジタルラーニングマネージャー）
多様なコンテンツであらゆるニーズに対応
Koopman氏のチームは、わずか4週間という驚異のスピードで新しい学習システムを立ち上げました。テクノロジーの実装や既存システムとの統合を主導するだけでなく、インタラクティブな動画やグラフィックを作成し、必須のコンプライアンストレーニングを取り入れました。ユーザーは、操作しやすいコースカタログから、すぐにレッスンを見つけることができるようになりました。
ソーシャルラーニング、バッジ、リーダーボード機能を活用して、従業員に新しいプラットフォームを効果的に紹介し、楽しいキャンペーンを通じてプラットフォームを活用する意欲を育むことができました。毎週の課題、ディスカッションフォーラム、新しいシステムの名前を募集するアンケートなどにより、学習者のエンゲージメントを維持しました。
「多くの従業員は、サービスやセールスに携わっており、競争心が強いため、リーダーボードで成績優秀者を確認するのを楽しんでいます」と、Vosloo氏は述べています。「導入後の最初の数週間は、従業員がログインしてシステムを使いこなせるようになることに重点を置きました。ゲーミフィケーション機能は、エンゲージメントの向上に大いに役立ちました」
エンゲージメントが10倍に増加
新しいLMSの導入後、Momentum Groupは統合とカスタマイズを強化し、継続的なコンテンツ制作も行いました。ユニークユーザーログイン数は、2023年1月の時点では約1,500人でしたが、2024年1月には10倍の15,000人まで増加しました。その主な要因は、デジタル学習がコンプライアンストレーニングだけにとどまらない、幅広い知識やスキルをもたらすことを、戦略を通じて従業員に示すことができたことが挙げられます。
Adobe Learning Managerを導入する前は、LMSを使用していた従業員の割合は、わずか20％でした。現在、Adobe Learning Managerのアクティブユーザーは17,000人を超えており、そのうち80％がこのシステムに定期的にアクセスしています。
「学習プラットフォームは、ユーザーがログインしてコンテンツを活用したり、他のユーザーと交流したりすることで、初めて効果を発揮します」と、Koopman氏は述べています。「当社では、Adobe Learning Managerを継続的にアップデートして、新しい関連コンテンツや話題のコミュニケーションキャンペーンを取り入れ、従業員の継続的なエンゲージメントを促進しています」
例えば、キャンペーンの1つであるLearning Odysseyは、宇宙探査をテーマに掲げ、冒険心や好奇心を刺激して、Learning Hubでの新しい知識の習得を促進しました。このキャンペーンは、デジタルラーニングチームの内部コミュニケーションチャネルとプラットフォームのアナウンス機能を通じて実行され、プラットフォームで毎週提供される様々なトレーニングを紹介しました。これにより、1日当たりの平均ユーザー数が、2023年1月の50人から順調に増加し、2024年1月には750人に達しました。
学習をビジネス成果につなげる
Momentum Groupは、オープンなフィードバックループを確立することで、デジタルラーニングチームと各事業部門の関係者の連携を維持しました。さらに、コースの目的とビジネス目標を一致させて、学習の進捗状況を測定し、ユーザーの感情やデータを分析することで、学習の効果を把握しています。
将来的には、アドビのシステムからインサイトダッシュボードにデータを取り込み、ROIを一目で把握できるようにする予定です。また、スキルパスの構築により、学習者の役割や興味に応じてパーソナライズされた体験を実現したいと考えています。
「当社は、過去18ヶ月にわたってトレーニングを変革してきました」と、Vosloo氏は述べています。「今後もビジネス成長を促進し、学習者の関心を惹き付け、業界の需要に応えるために精進します」
「当社は、従業員が積極的に活用したくなるような、直観的で拡張性があり、優れたレポート機能を備えた学習ソリューションを求めていました。アドビのソリューションは、当社のすべての要件に対応できるだけでなく、さらなる機能やサービスも提供してくれます
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