あらゆる検索が可能なAdobe Stock でデザイン業務が大幅効率アップ

ヤフー株式会社

ヤフー株式会社

創業

1996年

所在地:東京
https://www.yahoo.co.jp/

15%

作業工数を削減

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課題

イメージするストック画像を素早く見つけたい

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成果

  • 画像検索の省力化
  • デザイン作業の効率化
  • トータルコストの削減
  • 一貫性のあるVIに貢献

「Adobe Senseiによる画像サジェストで検索時間が大幅に効率化し、多くのデザイナーのイラスト定義の統一もスムーズに図れます」

 

COO 検索統括本部プロダクション1 本部企画部企画1 堀江 正俊氏


インターネットを基盤として多様なサービスを提供し、人々の生活の利便性向上に貢献するヤフー株式会社は、実際のデザインプロジェクトにおけるテスト導入を経て、Adobe SenseiのAI機能をはじめとする先進的な検索機能を備えるAdobe Stockの全社的導入を決断。画像検索効率化をはじめ、そのメリットは、デザイン工数の削減など大きな成果を挙げている。

ストックフォトサービスの検索時間の短縮と作業効率向上を図りたい

1996年、「Yahoo! JAPAN」開設以来、ヤフー株式会社は日本のインターネットの歴史と共に歩んできた。インターネットを基盤とした同社の事業は多岐にわたるが、大きく三分野に分けられる。一つは広告事業で、ポータルサイトをはじめとする自社運営サイトの広告枠の管理が主な業務になる。次がeコマース事業で、Yahoo! ショッピング、Yahoo! トラベルなどのサービスだ。そしてYahoo! プレミアムをはじめとする会員サービス事業である。これらのサービスのなかで、自社でデザインするコンテンツや広告、またそれに関わるデザイナーは非常に多い。これまでさまざまなストック画像サービスを利用してきたが、デザイン工程の効率化やVI(ビジュアルアイデンティティ)の推進に課題を感じていたという。

Adobe US MAX で体験した「Adobe Sensei」の画像検索力に注目

同社が擁する約450名のデザイナーは、統一されたVI確立や自社プロダクト・コンテンツの効率的な制作に大きな役割を担っている。大規模なデザインチームを擁する関係上、ストックフォトのニーズも大きく、これまでは目的に応じてさまざまなストックフォトサービスを利用してきたという。こうした中、同社が新たに注目したのがCreative Cloudが提供するストックフォトサービス「Adobe Stock」だった。その理由をCTO室でアートディレクションを行っている田部井伸弥氏はこう説明する。

 

「2017年に開催されたAdobe US MAX で、AI基盤であるAdobe Senseiを使ったプレゼンテーションへの参加がAdobe Stockに注目したきっかけでした。デザインツール選定に関わってきた関係上、Adobe Stockも以前から知っていましたが、AIによる画像検索はデザイン業務の効率化に貢献しうると感じたことが理由です」

 

デザイン業務において、イメージするアセットを見つけるには少なからぬ時間が必要だ。そうしたなか、Android専用のホームアプリを提供する「Yahoo! きせかえ」サービスの制作でAdobe Senseiを使ったフォト検索の効果を検証することになった。同アプリのきせかえテーマデザイン拡充を担当したCOO検索統括本部プロダクション1 本部企画部の堀江正俊氏はこう振り返る。

 

「『Yahoo! きせかえ』の担当デザイナーは7名で、そのうち実作業の担当は5名です。あるとき、短期間で数百のきせかえテーマを用意する必要がありました。1テーマは3枚の画像を用いるため、1,000枚近い画像調達の効率化は工数削減を図る上で重要な課題だったため、Adobe Stockのテスト稼働は渡りに船でした」

田部井 伸弥氏

CTO 室アートディレクション 田部井 伸弥氏

堀江 正俊氏

COO 検索統括本部 プロダクション1 本部企画部

Yahoo! きせかえ プロジェクトマネージャー 堀江 正俊氏

定量的な効果検証を通し15%の工数削減を確認

「Yahoo! きせかえ」に関わるデザイナーのタスクを分解し導入前後の差分を抽出する方法と、作業時間に関する作業者へのアンケート調査という2つの定量的な計測法を組み合わせて行われた検証からは、Adobe Stockの導入によって作業工数が約15%削減できたことが確認された。またアンケート調査からは、画像検索の省力化に加え、PhotoshopやIllustratorとの親和性の高さも重要なポイントとして浮かび上がった。

 

「ストックフォトの利用はプレビュー画像をPhotoshopで確認し、上長やステークホルダーの確認を得て、実データに差し替えることが一般的だと思います。これまでは差し替えに手作業での再調整が必要でしたが、Adobe Stockはワンクリックでライセンス取得が完了し、寸分のずれもなく実データに差し替えることが可能です。こうした特長は工数削減に大きな役割を果たしています」(堀江氏)

使い放題プランへの移行でストックフォト利用コストを削減

同社は堀江氏が担当する「Yahoo! きせかえ」を含め、他部署の4 プロジェクトでAdobe Stockの効果を検証。概ね同様の評価が得られ、従来のCreative Cloud エンタープライズからAdobe Stockの使い放題プランをプラスしたCreative Cloud エンタープライズ版 エディション(CCE Pro)への移行を推進することとなった。

 

ソフトウェアライセンス管理を担当する加藤 友規氏はこう説明する。

 

「Creative Cloudの契約更新のタイミングで新サービスに移行しましたが、ポイントは2点あります。1つはコストの観点です。確かに利用コストはCreative Cloudより高くなりますが、コストに対する画像クオリティの高さを考慮すると、他社のストックフォトサービスよりメリットがあると判断しました。そしてもう1つがテスト稼働で明確になった工数削減に関する効果です」

加藤 友規氏

コーポレートグループ ピープル・デベロップメント統括本部 オフィス・経営支援本部 経営支援部 加藤 友規氏

岡 直哉氏

CEO ブランドコミュニケーション本部 ブランドコミュニケーション部デザイナー 第9代、第10代ビジュアルデザイン領域黒帯  直哉氏

400名以上のデザイナーに向けて一貫性のあるVIに貢献

現在、同社はデザイナーや企画部門の約800名にCCE Proアカウントを付与している。それは一貫性のあるVI実現にも大きな役割を果たしている。VI策定や運用を担当するCEOブランドコミュニケーション本部ブランドコミュニケーション部デザイナーの岡直哉氏はこう説明する。

 

「VI定義について、従来は1からイラストを作成することを前提に定義してきましたが、400名以上のデザイナーの仕事をコントロールすることは極めて難しいのが実情でした。しかしAdobe Stock内のアセットを前提にすることで、そのコントロールがとても容易になりました。トレンドを意識したイラストが多く、どのようなサービスにも使いやすい点も助かりますね」

フレキシブルな検索機能の充実でさらなる業務の効率化を期待

曖昧なキーワードで検索できる点も同社がAdobe Stockを評価するポイントの一つだ。

 

「私の場合、プレゼンテーション資料作成で利用することも多く、以前はテーマに合致した画像を見つけることに苦労していました。その点Adobe Stockは『楽しい』『躍進』といった曖昧なキーワードでも検索でき、表示画像の一つを選択することで、関連画像が表示されていく仕組みを活用し、イメージ通りの画像に容易にたどり着けるようになりました」(田部井氏)

 

Adobe Stock の多様な検索機能は第一線のデザイナーからの評価も極めて高い。

 

「被写界深度や人物の有無、文字スペースを想定したフォト検索を行うことが可能です。例えば『左側空き・子供』といった語句でも検索ができ、この機能がイメージの実現に大きな役割を果たしていることは間違いありません。また、今後は天気や時間帯での検索や『ヤフー社員はこんな写真を選んでいる』などのサジェスト機能が追加されると、より業務効率化に役立ってくれるのではと期待しています」(堀江氏)

 

 

※掲載された情報は、2020年12月現在のものです。

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