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用語集:用語

プッシュ通知:Push notifications

クイック定義

プッシュ通知とは、スマートフォンなどのアプリから自動的に情報を通知することです。

重要ポイント

 

企業は、プッシュ通知を利用して、その時点でブランドとやり取りしていないと思われる顧客の注意を惹くことができます。

プッシュ通知は、強引であったり、無関係であったり、頻繁すぎたりしない限り、ブランドへの信頼を構築する絶好の機会となります。

プッシュ通知には、情報通知、位置情報通知、プロモーション通知など、企業が採用できるいくつかの種類があります。


プッシュ通知に関する様々な疑問に、Kevin Lindsayが回答します。Kevinは、アドビのデジタルエクスペリエンス(DX)ビジネスにおけるプロダクトマーケティング担当ディレクターで、10年以上にわたってアドビのDXに関するプロダクトマーケティングをリードしてきました。Kevinは、最適化、パーソナライゼーション、デジタルアセット管理、カスタマージャーニー管理などに注力しています。

質問:プッシュ通知とは何ですか?

回答:プッシュ通知とは、スマートフォンなどのアプリから自動的に情報を通知することです。企業はプッシュメッセージを利用して、その時点でブランドとやり取りしていないと思われる顧客の注意を惹くことができます。Apple iOSを使用しているモバイルデバイスの場合、プッシュ通知は通知センターまたはロック画面に表示されます。Android OSもモバイルデバイスに対して同様の方式を採用しています。

質問:プッシュ通知のメリットは何ですか?

回答:消費者エンゲージメントの観点からすると、特定のマイルストーンやオファーに関するアラートが通知されることで、常時、モバイルアプリを開いていたり、webサイトにログオンしておく必要がないのは喜ばしいことです。

例えば、金融機関が、モバイルアプリにプッシュ通知サービスを搭載して、クレジットカードの利用状況に何らかの異常があった場合に顧客に通知するようにしたとします。それにより、クレジットカードで異常に高額な買い物があった場合、金融機関は顧客にすぐさまプッシュ通知を送信できます。銀行は、夕方、家でテレビを見ているかもしれない顧客にプッシュ通知を送信することができます。顧客はモバイル端末を手にすると、すぐに通知されたアラートを確認できます。その通知をクリックすると、すぐに「はい」または「いいえ」で購入の確認が求められます。顧客は、わざわざログインしてクレジットカードの明細を確認する必要がなく、金融機関がすぐに通知してくれたことをありがたく思います。

マーケターの視点から見ると、この金融機関の例のようなやり取りは、顧客との間に信頼関係を築き、顧客維持を確実にするものです。プッシュ通知は、他の方法では起こり得ないような顧客とのエンゲージメントも可能にします。金融機関の顧客は、他のことをしているときに金融機関のアプリを開こうとは思いませんが、プッシュ通知のおかげで、アプリを開いて信頼を築くポジティブな体験を得られたのです。

質問:プッシュ通知とSMS通知の違いは何ですか?

 

回答:プッシュ通知はアプリのネイティブ機能です。通知を受信すると、モバイルアプリのアイコンや企業のロゴなど、アプリの識別子が表示されます。

アプリのプッシュ通知と、単なるSMS通知を区別することが重要です。「プッシュ」という言葉は、通知が厳密にアプリの制御範囲内にあることを意味し、プッシュ通知とのやり取りは、よりブランド性の高い体験をもたらします。

一方、SMS通知は、インストールされたアプリやゲームとは関係ない、単なるテキストメッセージにすぎません。通常は単なるテキストですが、インタラクティブな要素を含むこともあります。ほとんどの場合、関心を惹くことが目的ではないため、内容はユーザーにとって退屈なです。

質問:プッシュ通知を採用するのはどのような企業や業界ですか?

回答:プッシュ通知が有効な企業や業界は数多くあります。

観光業界では、プッシュ通知が大いに活用されています。例えば、今日の午後から出張の予定がある人が、飛行機の遅延やゲート変更が発生したことにまだ気付いていないとします。航空会社のアプリをインストールしていれば、航空会社から、フライトに重要な変更があったことを知らせるプッシュ通知を受け取ることができます。通知をクリックすると、アプリが開き、更新情報がハイライトされたウィンドウが表示されます。

または、出張先に到着して、ホテルに向かうところを想像してみてください。そのホテルのアプリがインストールされていれば、部屋の準備ができたことをプッシュ通知で受け取ることができます。

金融機関の例に戻ると、プッシュ通知を利用して、不正行為の可能性や、口座への新規入金、異常な購入などを利用者に知らせることができます。

小売業の場合は、アプリにより、注文した商品の発送、セール、特別なキャンペーンに関する通知を送ることができます。

これらは、プッシュ通知の利点を活用できる業界のうちのいくつかに過ぎません。こうした業界に限らず、アプリを提供している企業であれば、プッシュ通知を利用するメリットは大きいでしょう。

質問:プッシュ通知の種類にはどのようなものがありますか?

回答:プッシュ通知には、目的別にいくつかの種類があります。

情報提供型のプッシュ通知は、リマインダーや重要なイベント、更新情報などをタイムリーに通知し、利用者に最新の情報を提供します。例えば、「新規登録者が5人になりました」と知らせるソーシャルメディアのアプリです。

位置情報型プッシュ通知は、利用者が特定の場所に出入りしたときにおこなわれます。例えば、到着した都市の現在の天気を知らせる天気予報アプリです。

キャッチアップ型プッシュ通知は、アプリへの関与を促すためのものです。例えば、夜になると通知を送って、簡単な呼吸法の練習を呼びかけるような瞑想アプリです。

プロモーション型プッシュ通知は、利用者に購入を促すために、特別なオファーやセール、ギフトなどの情報を知らせます。例えば、人気ゲームが値下げされたことを知らせるアプリストアです。

繰り返し型プッシュ通知は、特定の時間や曜日におこなわれ、利用者にアプリの利用を促すものです。例えば、1日の終わりに歩いた総歩数を知らせるフィットネスアプリです。

質問:プッシュ通知をビジネスに活用するためのベストプラクティスはどのようなものがありますか?

回答:プッシュ通知の適切なマナーについては、大量に送りすぎないようにするなど、多くのガイドラインがあります。しかし、多くの企業がそのすべてに従っているとは言えません。その理由は、多くの人が携帯電話に何十ものアプリを入れているために、様々な種類の通知を受け取っているからです。ブランドは、その他の多くのアプリに紛れてしまうことを恐れて、通知のペースを落とせないと感じています。

プッシュ通知のベストプラクティスのひとつは、利用者がプッシュ通知の設定をカスタマイズできるようにすることです。選択肢を与えることで、顧客は自分で制御できていると感じ、自分のニーズを理解しているブランドに親しみを感じるようになります。顧客は、プッシュ通知が積極的すぎるブランドを敬遠したり、携帯電話の設定で通知をオフにしたりします。

質問:なぜ電子メールやテキストメールなどではなくプッシュ通知を使うのですか?

回答:メールやテキストといったその他のプラットフォームではなく、プッシュ通知を選択する最大の理由は、即時性があることです。しかし、メッセージによってはメールのほうが適切で、プッシュ通知には適さないものがあります。例えば、eコマースのブランドは、利用者の注文確認番号、配送番号、注文の合計金額などをプッシュ通知で送信することはないでしょう。このような情報は、顧客が後で参照できるように、保存可能なメールにするほうが適切です。ブランドは、様々なチャネルとインタラクティブメディアの適切なバランスを把握し、顧客がブランドのことを意識していないときの顧客体験を最適化する必要があります。