Adobe Experience Manager | Update – PDF Viewer機能の紹介
Adobe Experience Manager (以下、AEM) コンポーネントに拡充された「PDF Viewer」を紹介いたします。
AEMのCore Componentは日々拡充を続けております。
今回拡充されたComponent「PDF Viewer」によって、以下のことが可能になります。
- Adobe Document Cloudと連携して、AEMでPDFを埋め込んだWebページを簡単に作成できる
また、Adobe Analyticsと連携することにより、以下のメリットを享受できるようになります。
- Webページに埋め込まれたPDFを詳細に計測することができる
文章の体裁やフォントの種類、またはレイアウトの構造など、環境に依存しない高品質なExperienceを提供できるPDFですが、AEMコンポーネントにPDF Viewerが登場することによって、高品質なWeb体験をシームレスに、そして計測可能な状態で利用できるようになります。
Document Services PDF Embed API デモサイト
こちらのサイトで、PDF Embed APIのデモをご覧いただけます。
- Full Window
- ファイルの保管や業務効率アプリケーション上での表示に適した埋め込み方法です。ブラウザ全画面表示でPDFを埋め込み表示します。ユーザーが書類を読んだり、諸々の操作をしたりする際に適した埋め込み方法です。
- Sized Container
- プレゼンテーションに適した埋め込み方法です。Webページ内に指定したWidth,HeightでPDFを表示します。かつ、Slide Showナビゲーションやランドスケープモードによる表示などの機能も有します。
- In-Line
- 事例集、ホワイトペーパー、チラシ、E-Bookなど適した埋め込み方法です。WebページやAppの中に、あたかもコンテンツのようにPDFを表示することができます。HTMLコンテンツとPDFコンテンツの見た目の境界をなくすことができます。
- Lightbox
- Webサイトや資料ポータル、Emailの拡張コンテンツとして、モーダルウインドウ内にPDFを表示する機能を埋め込むことができます。
AEM / Core Componentrライブラリー– PDF Viewer
AEMのCore Componentライブラリーです。現在利用可能なComponentをリストアップしており、サンプルをもとに利用方法の理解促進が図れます。
それぞれのComponentについて、サンプルコード、AdobeヘルプセンターやGithubへのリファレンスも付随しており、テクニカルなリファレンスサイトとしてもご利用いただけます。
AEM /Core Component PDF Viewer のハイライト
AEM のCore Component「PDF Viewer」を利用したページ作成イメージを紹介いたします。
- PDFはAEM内のアセットとして定義することも、別のリソースへの絶対パスとして定義することもできます。
- 表示方法を定義します。3つのタイプがあり、フルウインドウ、サイズコンテナ、インラインが選択可能です。また、表示したタイプによってオプションを選択可能です。(PDFダウンロードボタンの表示の有る無しなど)
Adobe Analyticsで実現するPDFの閲覧計測
前提条件:
- AEM 6.4/6.5
- Core Component 2.10+
- PDF Embed API Client ID
設定⽅法:
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