Adobe Marketo Engageの新しいインタラクティブウェビナー機能で、マーケターの効率と顧客のエンゲージメントを向上

Adobe Marketo Engage onboarding webinar room screenshot

B2Bマーケターにとって、ウェビナーは見込み顧客とエンゲージし、リードを育成する重要なツールです。多くの場合、ウェビナーのパフォーマンスを管理したり最適化したりするには、多くの手作業が伴います。Adobe Marketo Engageにおけるインタラクティブウェビナーの最新の機能強化では、マーケティング部門はオーディエンスに進化した体験を提供しながら、プロセスを合理化してより深いインサイトを得られるようになりました。

これらの製品イノベーションによってウェビナーの効率と影響力がアップする仕組みを、詳しく見てみましょう。

エンゲージメントダッシュボードでの登録データの強化

最初のメジャーアップデートでは、エンゲージメントダッシュボードにおける登録データの改善に注力しました。新しい機能は、会社、役職、業界といった参加者の詳細な情報を提供します。マーケターはこの拡大されたデータセットを活用して、Adobe Marketo Engage内でウェビナー参加者のより詳細な人物像を確認し、上位アカウント向けの次のステップを計画し、オーディエンスが何に関心を示しているかをより深く理解することが」できます。

例えば、新しくなったダッシュボードでは、マーケターは参加率が最も高い会社を簡単に確認し、参加者の役職や業種をチェックできます。エンゲージメントダッシュボードには、このデータが分かりやすく示され、マーケティング部門はデータを分析してリードのスコアやレポートを向上し、リードのセグメンテーションやターゲティングを行い、関連性のある、パーソナライズされたフォローアップアクションを実行できます。

インタラクティブなウェビナートークン

もう一つの重要なイノベーションとして、トークン化をウェビナー関連のアセットにも拡大しました。トークンは事前に構成されたプレースホルダーです。関連情報(ウェビナーのタイトル、スケジュール、説明など)を使用して自動的にメールやランディングページなどの資料を生成します。このアップデートで、マーケターは、ウェビナー特有の情報を自動的に挿入してミスを減らし、プロモーションコンテンツやフォローアップコンテンツの制作スピードを上げることができます。トークン化を使用すると、マーケティング部門は主要戦略に注力しながら、ワークフローの手間のかかる部分を自動化できます。

AIアシスタントを活用したオンデマンドのウェビナー

また、アドビはAdobe Marketo Engageのオンデマンドのウェビナー体験に、画期的な機能強化を導入しています。ライブウェビナーでは、登録者の20%~30%しか参加しないこともありますが、オンデマンド録画は、より多くのオーディエンスが参加できる機会を提供します。しかす、従来型のオンデマンド形式は、ナビゲートがしにくいことがあります。閲覧者は自分たちが必要とするメッセージを見つけるために長いビデオを視聴する必要があり、企業側が伝えたい重要なメッセージが見落とされてしまう可能性があります。

Adobe Marketo Engageではこれを解決するため、生成AIを活用して、購入者のオンデマンドウェビナーとの関わり方を変えました。

概要を生成して正確な振り返りを提供

インタラクティブウェビナーの機能強化では、AIを活用して概要が生成され、過去のウェビナーの内容の重要ポイントがまとめられます。オンデマンドユーザーは重要なポイントに素早くアクセスできます。これにより、視聴者は、ウェビナーの全録画を視聴する必要がなくなり、時間の節約になります。重要な情報をわかりやすくまとめ、要約することで、ウェビナーの内容がインパクトのあるものとなり、広くアクセス可能になります。

動画チャプターによりエンゲージメントを向上

AIで生成した動画のチャプターは、ウェビナー録画をナビゲートしやすいセクションに整理するので、視聴者は関連情報を素早く見つけ、関心があるトピックに直接ジャンプすることができます。ユーザーは検索に時間をかける必要がなくなるので満足度が向上し、ウェビナーコンテンツへのエンゲージメント率も上がり、マーケターと参加者の双方にとって良い結果につながります。

マーケターはAIが生成したこれらの概要やチャプターを調整して長さをカスタマイズしたり、セクションを結合および分割したり、ブランドメッセージをより適切に反映するようコンテンツを調整したりできます。この柔軟性のおかげで、エンドユーザーに焦点を当てた魅力的な体験を構築しながら、同時にマーケターは最終的な成果物を制御できます。これらの生成AI機能は、現在はベータ版です。

ウェビナーを戦略的な成長の原動力に変える

Adobe Marketo Engageの最新のインタラクティブウェビナーは、B2Bマーケターによるウェビナープログラムの実施方法と最適化方法を大幅に進化させます。マーケティング部門は、登録プロセスを合理化し、コンテンツ制作を自動化し、オンデマンド体験をパーソナライズする新しいツールを活用することで、より深いエンゲージメントを促し、より優れた成果を達成できます。

トークン化の拡張とエンゲージメントダッシュボードインサイトの強化を組み合わせることで、マーケターはより効率的に作業しながら、パーソナライズされたコンテンツを配信できます。同時に、生成AIを活用した機能を使用すれば、見込み顧客はより使いやすく魅力的な方法でオンデマンドウェビナーを利用でき、探している情報を簡単に見つけることができます。

これらのイノベーションにより、マーケターはよりパーソナライズされた、効率的でインパクトの強いウェビナー体験を提供できます。インタラクティブウェビナーは、競争の激しい現在の状況において、ビジネスの成長を促す強力なツールとなっています。

Adobe Marketo Engageのインタラクティブウェビナーの詳細を見る.

Joe Stewartは、アドビのシニアプロダクトマーケティングマネージャーです。Adobe Marketo Engageの製品ポジショニング、セールスイネーブルメント、競合分析、顧客/市場フィードバックの開発に携わっています。アドビで7年間、業界戦略とプロダクトマーケティングに取り組んでいます。以前は、ハイテク、メディアおよびエンターテインメント、B2B業界向けのExperience Cloudを担当していました。Joeはユタ州リーハイ在住で、アウトドアとスポーツが大好きです。