コンテンツの市場投入までの時間を加速

Lloyds Banking Groupは、Adobe Workfrontを使用して、チャネルをまたぐ顧客コミュニケーションの需要増を効率的に管理しています。

創業

2009年

従業員数:58,000名

英国、ロンドン

www.lloydsbankinggroup.com

50%

コンテンツワークフローの効率化と自動化により、アセットの市場投入までの時間を半分に短縮

導入製品:

Adobe Workfront

Adobe Experience Manager Assets

Adobe Target

アドビプロフェッショナルサービス

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目標

キャンペーンマネージャーが、チャネルをまたいだマーケティングコンテンツ需要の増加に対応できるようにしたい

重複する作業を削減し、キャンペーンマネージャーの時間を節約したい

作成中のアセットを追跡し、承認記録を保持して、規制監査に対応したい

柔軟性を維持しながら、あらゆるコンテンツ制作とレビューを一元化したい

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成果

アセット作成ワークフローの ステップを削減 することで、デジタルチームの 市場投入までの時間を50%短縮

インターネットバンキングチームの ワークフローを30%自動化 し、手作業によるデータ入力と重複プロセスを排除

Adobe Workfrontを導入した社内ユーザーのNPSスコアが、従来のワークフローソリューションの -83 から -2向上

22の独自テンプレート10か月 で本番稼動

Lloyds Banking Groupは、325年以上の歴史を持ち、Lloyds Bank、Halifax、Bank of Scotland、Scottish Widowsなどの個性的なブランドファミリーを擁する、英国を拠点とする大手金融サービスグループです。今日、同グループは、会話型バンキングを通じて現代的な顧客にサービスを提供し、顧客が希望する方法で適切なコミュニケーションを配信することで、人々の関心を引きつけ、情報を提供しています。これにより、コンテンツの需要が高まり、そうしたコミュニケーションには厳格な金融規制への準拠が求められるため、課題はさらに複雑になっています。

コンテンツサプライチェーンの改善は、現代のマーケティングにおける重要なトピックです。キャンペーンマネージャーが、フォームに情報をコピーしたり、電子メールを検索したり、コンテンツを確認するために担当者にメッセージを送り、作業を中断したりしていたら、顧客にとって最適なメッセージを作成することに集中できなくなります。そのため、同グループでは、750名のキャンペーンマネージャーが効率的に作業できるように、適切なテクノロジーを提供しています。

14年間、固定的かつ直線的なマーケティングワークフローシステムを使用し、単一の標準ワークフローを実践しようとしていた同グループは、変革の時が来たことを認識し、ソリューションを探していました。そして、マーケティングワークフローを自動化する環境を構築するために、Adobe Workfrontを選択しました。このソリューションにより、マーケティングチームは、同社のブランド、チャネル、メディアを扱うキャンペーンマネージャーの多様なコンテンツ作成とレビューの要求をサポートする柔軟性を維持できるようになりました。

タスクを自動化してキャンペーンに集中

Lloyds Banking Groupは、パートナーであるOptimaとアドビプロフェッショナルサービスと協力し、わずか10か月で、22の独自テンプレートを作成しました。プロジェクトを管理するマーケティングチームは、サポートするすべてのキャンペーンチームと話し合って要件を理解し、新しいワークフローを使用してキャンペーン管理をスムーズにする方法を明確に把握しました。

キャンペーンマネージャーが新しいクリエイティブを制作したい場合は、Adobe Workfrontを通じてリクエストを送信します。それにより、Adobe Workfrontで自動的にプロジェクトが作成され、あらゆる要件が代理店に提供されることで、関係者全員との共同作業が可能になります。制作が完了すると、新しいクリエイティブの承認を求める通知がレビュアーに送られ、承認後、最終バージョンがAdobe Experience Manager Assetsに送信されて保存されます。プロジェクトのワークフローでは、すべてのリクエストと承認の記録が保持されるため、規制遵守の追跡が簡素化されます。

同グループは、Adobe Workfront Fusionを活用してワークフローのステップを可能な限り自動化しています。たとえば、リクエストを自動的にプログラムやプロジェクトに変換し、必要な数のプロジェクトを作成して、キャンペーンマネージャーの役割を担うプロジェクトオーナーに作業を割り当て、プロジェクトから文書やデータをリクエストに転送して情報の再入力を排除しています。

マーケティングチームはこれまでに76のシナリオを作成し、手作業によるデータ入力やその他の反復作業を減らしました。あるチームではプロセスのステップが50%削減され、デジタルチームでは新規キャンペーンの市場投入までの時間が半分に短縮されました。同グループ全体ではインターネットバンキングのワークフローの30%を自動化しました。これにより、キャンペーンマネージャーは、キャンペーンの改善やターゲットを絞ったエクスペリエンスの提供に多くの時間を注力できるようになりました。

ユーザー中心のワークフロー作成

新しいワークフローの最大のメリットのひとつは、連続性です。あらゆる情報がAdobe Workfrontに取り込まれるため、キャンペーンマネージャーをはじめ、リスク担当チームや商品チームのコンテンツ制作者やレビュー担当者といった関係者は、アプリを頻繁に切り替えることなく、タスク、アセット、スケジュールを管理できます。

Microsoft Outlookのプラグインを利用すれば、ユーザーはメールクライアントから通知を確認し、ワークロードを管理できます。Adobe Workfront Fusionは、Adobe Experience Manager AssetsとAdobe Workfrontを統合し、アプリ間でメタデータとアセットをシームレスに転送します。これにより、両方のシステムでデータを再入力する手間が減少し、データ入力のエラーがなくなり、マーケターは段階ごとに別のアプリにログインすることなく、常に最新のアセットバージョンにアクセスできるようになります。アセットが期限切れになると、アセット所有者に通知が送信され、次のステップを決定すると、アセットを修正または拡張するプロジェクトが自動的に生成されます。

マーケティングチームはまた、Adobe Targetとの統合を利用して、有効期限に関するメタデータをAdobe Workfrontのダッシュボードに共有することで、市場にあるコンテンツを監視しています。キャンペーンやコンテンツの有効期限が近づくと、マーケターはプロジェクトを立ち上げてアセットをレビューし、期限切れにするか、更新することができます。

同グループのマーケティングチームはまだ新しいワークフローを使い始めたばかりですが、ユーザーの反応はきわめて良好で、アクティブユーザーの75%が毎日ログインしています。ユーザーは、このソリューションが使いやすく、操作が簡単だと評価しており、その結果、ネットプロモータースコアは、以前のソリューションでは-83でしたが、Adobe Workfront導入後は-2に上昇しました。

Lloyds Banking Groupは、今後数か月以内に新たなワークフローを導入し、レビューを担当するリスク担当チームや商品チームへの導入を拡大し、社内外の制作会社と連携することで、このソリューションの活用を大々的に拡大する予定です。これにより、コンテンツサプライチェーンをより適切に管理し、顧客の信頼につながる適切かつ正確な情報を市場に迅速に投入できるようになります。

金融機関向けのアドビのコンテンツサプライチェーンソリューションについては、こちらをご覧ください。https://business.adobe.com/uk/resources/reports/content-supply-chain-emea-financial-services.html

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