MAを使用すれば、webサイトにアクセスしているのが誰で、どのようにコンテンツを利用しているのかというデータを収集できます。 ---
同社はPardotを導入していましたが、キャンペーンに関するプロセスの多くが手作業でおこなわれていました。また、Salesforce CRMと緊密に連携されておらず、システム間で作業が重複していました。同社は、長いセールスサイクルを通じて、バイヤー、インフルエンサー、エンドユーザー向けにパーソナライズされたキャンペーンを効率的に管理し、営業部門があらゆるデータにすばやくアクセスできるようにするための、新たなツールを必要としていました。
Pronek氏はさまざまなMAソフトウェアに精通しており、Adobe Marketo Engage とAdobe Marketo Measure が自社のニーズに最適であることをすぐに認識しました。これらのツールを組み合わせることで、複雑なワークフローを管理し、キャンペーンを効率よく複製できます。また、Salesforce CRMを含むさまざまなマーケティング/セールスアプリケーションと連携し、マーケティングの成果を定量化できます。
「成長目標を達成するには、より多くの人材を雇用するか、より優れたテクノロジーやプロセスを導入して、既存のチームの生産性を高める必要がありました。Adobe Marketo EngageとAdobe Marketo Measureのおかげで、より大がかりに競合他社よりも迅速に行動できるようになりました」と、同氏は述べています。
データドリブン型運用の実現 MAとアトリビューションを強化したところで、Pronek氏はPricefxのCMOと連携してあらゆるレベニュージェネレーション業務を統合し、データドリブンの考え方を社内に浸透させるために、CoE(センターオブエクセレンス)を設立しました。CoEは、デマンドジェネレーション、事業開発、セールスオペレーション、セールスイネーブルメントを一元管理します。
プロセスを合理化するためのテクノロジーを選定し、連携させることで、RevOps部門のデータとテクノロジースタックを包括的に管理できるようになりました。データから取得したインサイトをもとに、マーケティング部門はコンテンツとキャンペーンの焦点を定め、営業部門はアカウントとリードの行動を可視化できます。
「CoEは、マーケティングとセールスの取り組みを、繰り返し可能なプロセスに転換します。組織とテクノロジーを変革したことで、セールスとオペレーションの連携を維持しながら、いつ、どこで、どのように顧客にアプローチすればよいかをすばやく判断できるようになりました」と、同氏は述べています。
同社は、データドリブン型の価格設定ソリューションが役立つ、複雑な価格設定が必要な多国籍企業をターゲットにしています。そうした企業は数十億ドル規模の売上を有しており、委員会で購入決定を下します。そのため、購入プロセスにおいて、数十人の関係者が同社のマーケティング資料を確認することになります。
「400日間のセールスサイクルを通じて、アカウントごとにさまざまなコンタクトと関係を育む必要があります。そのため、複雑なキャンペーンを管理し、容易に統合できるようにするためのテクノロジースタックを必要としていました。Adobe Marketo EngageとAdobe Marketo Measureのおかげで、適切なメッセージを顧客や見込み客にタイミングよく配信し、エンゲージメントを促進できるようになりました」と、Pronek氏は述べています。
MAを最前線に 実装プロセスの一環として、同社は一貫性のある効率的なキャンペーンを実現するために、ベストプラクティステンプレートを作成しました。これらのテンプレートを複製し、新規顧客を獲得するためのキャンペーンやインテントベースのキャンペーンをすばやく展開できます。たとえば、特定の役割、業界、ユースケースに合わせて継続的に実施するキャンペーンで活用できます。
コンタクトが購入意思を示した場合、同社のチームはZoomInfoのワークフローを使用して、コンタクトの社内で特定の役割を担う関係者を特定します。これらのコンタクトをMAプラットフォームに取り込み、業界、役職、Pricefxとの関係の成熟度、関心のあるトピック、コンタクトの同僚が訪問したwebページにもとづいて、ナーチャリングキャンペーンを推進します。バイヤーの購入意思に関するデータソースについても、同様のプロセスを使用してインテントベースのシーケンスを構築します。
会話型マーケティングでは、Adobe Marketo EngageとチャットツールであるDriftをシームレスに連携し、webサイトにアクセスしているのが誰で、どのようにコンテンツを利用しているのかというデータを収集できます。リードが詳細情報を入手したい場合、営業担当者との商談を予約できます。その後、オペレーション部門は、これらのリードをリターゲティングするか、ナーチャリングキャンペーンに投入します。