Volkswagen AG、パーツ販売でファンの期待に応えるショッピング体験を実現

Volkswagen Classic Partsは、Adobe CommerceとAdobe Experience Managerを利用して、新たなショッピング体験を提供

ロゴ

Volkswagen AG 創業

1937年

従業員数:662,600名

VW Classic Parts 創業

1997年

従業員数:60名

ドイツ、ヴォルフスブルク

www.volkswagen-classic-parts.com/de_de


TechDivision(ドイツ、コルベルモーア)


LexCom(ドイツ、ミュンヘン)

テクノロジーとストーリーテリングを融合させたコマースサイトを実現

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目標

スペアパーツ、商品、証明書のための使いやすいデジタルエコシステムを構築したい

コマースシステムとVolkswagenのアフターセールス部門のマスターデータを統合したい

広範なパーツ検索機能を提供したい

ストーリーテリングとショッピング体験を統合したい

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成果

10か月でAdobe CommerceとAdobe Experience Managerに移行

シャーシ番号にもとづいて、部品を包括的に検索できる機能を開発

テクノロジーとストーリーテリングを融合させたコマースサイトを実現

TechDivisionおよびLexComと連携し、予定していた期間内に複雑な環境を統合

アクセルペダルからフレームまで、6万点のパーツを提供

Volkswagen Groupが過半数の株を所有するVW Classic Partsのコマースサイトでは、新旧のファンが喜ぶスペアパーツやアクセサリーを約6万点取り扱っています。ここは単なるショップではなく、顧客や60名の従業員にとって、感動的な体験ができる場所です(従業員は、そのほとんどが顧客でもあります)。

 

Volkswagen Groupは20年以上前から、Volkswagen Classic Partsというブランドで、旧モデルに特化したスペアパーツを提供してきました。他の旧モデル専門のパーツショップとは異なり、Volkswagen Groupのアフターセールス部門が在庫を持たなくなったパーツも供給することができます。そのため、法的に定められたスペアパーツをはるかに超えるパーツの供給を維持することができます。

 

また、Volkswagen Classic Partsでは、パーツの供給元がパーツを生産しなくなった場合でも、需要の高いスペアパーツを再生産することで供給が止まらないようにしています。これらはオリジナルパーツとはみなされませんが、オリジナルの品質を保った完全なるレプリカです。

 

パートナーと連携し、コマースをアップグレード

希少なスペアパーツは年月が経つほど価値が増しますが、コマースサイトはすぐに古くなってしまいます。Volkswagenは長年、 Magento Commerce 1 使用していましたが、最近になってAdobe CommerceAdobe Experience Managerアップグレードしました。

 

最初の概念実証の後、新しいコマースサイトは10か月も経たないうちに本番稼働に移行しました。このプロジェクトには、アドビのパートナーであるTechDivisionとITサービスプロバイダーのLexComが当初から参加していました。TechDivisionは、ヨーロッパで長年にわたりAdobe Commerceのパートナーとして活動してきたため、Volkswagenは、Adobe CommerceへのアップグレードとAdobe Experience Managerの導入を安心して任せることができました。

 

LexComは、パーツやサービスのアフターサービスソリューションにおける世界有数の専業企業です。その製品群は、スペアパーツのあらゆる販売をサポートし、業界の基準となっています。LexComは、Adobe Commerceへの移行に際し、マスターデータとカタログデータの統合と、パーツモジュールを使用したショップナビゲーション機能の構築を支援しました。この機能により、顧客は、Volkswagen Classic Partsのカタログから、自身の車に適合するパーツを見つけることができるようになりました。


「私たちは、スペアパーツ、商品、証明書の提供など、企業や個人のお客様にとって使いやすいデジタルエコシステムを構築したいと考えていました。コマースサイトは、適合するパーツを探しているお客様だけでなく、スペアパーツを気軽に閲覧するお客様にも対応する必要がありました」

 
Jens-Uwe Siebert氏

Volkswagen Classic Parts、K-GVO-LC/4 / プログラムマネージャー兼プロジェクトマネージャー


パフォーマンスと安定性の向上

Adobe Commerceのアップグレードの主な目的は、コマースのパフォーマンス強化とシステム全体の安定性の向上でした。

 

Volkswagen Classic PartsのプロジェクトマネージャーであるJens-Uwe Siebert氏は、「スペアパーツ、商品、証明書の提供など、企業や個人のお客様にとって使いやすいデジタルエコシステムを構築したいと考えていました。コマースサイトは、適合するパーツを探しているお客様だけでなく、スペアパーツを気軽に閲覧するお客様にも対応する必要がありました。TechDivisionとLexComは、この目標を達成するために協力してくれました」と述べています。

 

Volkswagen Classic Partsの新しいサイトの目玉は、シャーシ番号でスペアパーツを検索するオプションです。1998年以降に製造された車両の場合、Volkswagenでは、車両識別番号(VIN)を使用して車両とパーツを関連付け、個々の車両に適合するスペアパーツを提示することができます。


「当社は長年にわたりVolkswagen Classic Partsをサポートしてきましたが、Adobe CommerceとAdobe Experience Managerを複雑な環境に統合するために、当社の専門知識を頼りにしてくれたことを嬉しく思っています」

 
Stefan Willkommer氏

TechDivision、CEO


パーツに関する魅力的なストーリーを伝える

新しいVolkswagen Classic Partsのコマースサイトは、顧客が必要なパーツを見つけるためのより優れた選択肢を提供するだけでなく、クラッシックVWにまつわる、興味深く、感動的なストーリーを伝える場でもあります。Volkswagenは、コンテンツ管理システムとしてAdobe Experience Managerを利用して、雑誌の機能をデジタルエクスペリエンスに統合しました。この雑誌では、Volkswagen T4の歴史や、Volkswagenの象徴であるビートルのパーツの紹介など、さまざまなストーリーを伝えることができます。

 

Volkswagenでは、部品の販売とストーリーテリングを組み合わせて、シームレスに機能するように、Adobe CommerceとAdobe Experience Manager、さらにVolkswagen Group内のマスターデータベースを統合して活用しています。TechDivisionは、既存のITインフラとの接続に、多数のプロジェクトで成功を収めている同社独自のコマース統合プラットフォームを使用しました。

 

Siebert氏によれば、それがこのプロジェクトの最大の課題のひとつでした。Volkswagen Classic Partsが扱うパーツは多岐にわたるため、社内のデータベースを活用する必要があります。また、製品の説明やサイズに関しては、LexComの電子パーツ情報システム(EPIS)から取得しています。さらに、在庫、入庫状況、価格に関するデータは、商品管理システムから取得しているのです。コンテンツ管理システムは、スペアパーツの技術文書の関連情報をコマースのパーツモジュールにリンクさせています。これにより、顧客が自分の車に関連するパーツを最も容易な方法で見つけることができる仕組みを構築できました。

 

コマースサイト全体でデータをシームレスに利用するために、サービスレイヤーとパートナー間の緊密な連携が鍵となりました。「この重要なフェーズでは、3つのチームが特にうまく連携してデータをまとめました」と、Siebert氏は述べています。このフェーズでは、Adobe CommerceとAdobe Experience Managerの機能を拡張し、より強力なコマース機能をサイトに導入しました。

 

実装をサポートし、適切なミドルウェアを提供したTechDivisionのCEO、Stefan Willkommer氏は、「カスタマイズの大部分は、統合の一部として実装しました。当社は長年にわたりVolkswagen Classic Partsをサポートしてきましたが、Adobe CommerceとAdobe Experience Managerを複雑な環境に統合するために、当社の専門知識を頼りにしてくれたことを嬉しく思っています」と述べています。


「Volkswagen Classic Parts、TechDivision、LexComのプロジェクトチーム間の協力関係は、プロジェクト全体を通じて非常に建設的で、本稼働前の重要な局面でも常に目標に向かって進んでいました。問題に迅速に対処し、この厳しいプロジェクトを期限内に完了させることができました」

 
Ernst Hagl氏

LexCom、プロジェクトマネージャー


コミュニケーションと連携が成功の秘訣

最終的に、洗練された高機能なVolkswagen Classic Partsのコマースサイトが完成し、将来のどのような変化に対しても適切に対応できるようになりました。また、このプロジェクトはパートナーの3社にとって確かな経験となりました。パートナーの3社は、このプロジェクトの成功は、良好な協力関係と緊密なコミュニケーションによるものだと考えています。システム統合やデータ連携といった課題も、3社で協力して乗り越えました。

 

「Volkswagen Classic Parts、TechDivision、LexComのプロジェクトチーム間の協力関係は、プロジェクト全体を通じて非常に建設的で、本稼働前の重要な段階においても常に目標に向かって進んでいました。問題に迅速に対処し、この厳しいプロジェクトを期限内に完了させることができました」と、LexComのプロダクトマネージャーであるErnst Hagl氏は述べています。

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