独自の処理ルール

アドビのサーバー側でレポート変数の処理および収集をおこなう手法と、訪問者のセグメンテーションルールを定義する手法により、webサイトで複雑なルールを作成しなくても、あらゆるオンラインデータをリアルタイムでセグメンテーションできます。


データ収集とリアルタイム分析のギャップを埋める

あらゆる収集データを活用するためには、必要なときに分析できるように、そのデータを迅速かつ柔軟に処理することが大切です。データ収集は個々のチャネルでおこなう必要があるのは明白ですが、データ処理までチャネルでおこなうのは得策ではありません。実装の設定をおこなう際に、チャネルごとにルールを設定および変更するのは時間がかかるためです。さらに大きな問題は、そのようなデータ処理にはIT部門の助けが必要になる場合が非常に多いということです。喜んでサポートしてくれるかもしれませんが、IT部門のスタッフが他の業務に時間を取られていることも多く、ルールの変更に取り掛かるまでに数ヶ月を要することもあります。

Adobe Analyticsでは、サーバー側でデータを処理することで、こうした問題を回避できます。IT部門の助けを借りたり手動でタグを変更したりしなくても、特定のルールを設定してデータの処理方法を指定できます。サーバー側のデータ処理によって、新たにレポートを作成し直さなくても、リアルタイムでデータを分析することも可能になります。

強力なデータのセグメンテーション

データを様々な方法でセグメンテーションできます。目的の行動を促すためのキャンペーンを実施し、ドメイン名、URLパターンまたはディレクトリ別にセグメンテーションできます。変数に渡されるcookieの値やIPアドレス、オペレーティングシステム、ブラウザーのタイプ/バージョン、実装によって設定された変数の値など、利用者関連のデータにもとづくセグメンテーションも可能です。

訪問者のセグメンテーション

変数やクエリ文字パラメーター内のデータをもとに、即座に訪問者をセグメンテーションできます。例えばwebサイトに、訪問者が生まれた年、地域および性別を入力する必要があるフォームがある場合は、入力内容を評価し、セグメント名(「Middle-Aged Midwestern Women」など)をカスタム変数に渡すことで、即座に訪問者を特定のセグメントに割り当てる詳細なルールを作成できます。

より早く効果的な実装

処理ルールによって、Adobe Analyticsをよりすばやく効率的に設定し、あらゆるニーズに容易に対応できます。また、処理ルールを自ら管理することで、各種レポートに確実に必要なデータを反映させることができます。クライアント側実装で生じたエラーは除外されます。

独自の処理ルールの詳細

アドビの処理ルールに関する詳細

詳細をヘルプページでご確認ください。

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関連機能

高度なセグメント化

アドビのセグメントIQ機能では、あらゆる指標とディメンションを自動的に分析することにより、セグメント間の統計的に最も有意性の大きい差異を、セグメント数の制限なしに特定できます。自社のKPIを左右する重要なセグメント特性が自動的に見つかります。

カスタム変数

webやモバイルアプリのデータを収集し、データドリブン型の意思決定に活かしたり、ビジネス目標に紐づけたりできます。

マルチチャネルデータの収集

アドビの測定用オープンプロトコルでは、音声や動画、コネクテッドカー、IoT機器、CRM、インターネットなど、あらゆるソースからデータを収集できます。また、JavascriptやモバイルアプリSDKのデータ収集ライブラリを利用することもできます。


Adobe Analyticsがお客様のビジネスにどのように役立つのかをご案内します。