あらゆるプロジェクトスコープ記述書は、一貫性のある枠組みにもとづいて作成する必要があります。ここでは、基本的な枠組みと各項目の例を解説します。
はじめに
はじめに、プロジェクトの目的、目標、関係者を定義し、スコープの概要を高い視点から提示します。たとえば、「本マーケティングプロジェクトは、ブランド認知度を向上させるために、ブログ記事を作成することを目的とする」といった冒頭文を挿入します。
プロジェクトスコープの要件と目標
プロジェクトスコープは、プロジェクトスコープ記述書の核となる部分です。予算、タイムライン、担当部門などの要件を定義する必要があります。また、成果物のビジョンを提示することもできます。
たとえば、「本プロジェクトには、調査、コンテンツ戦略、コンテンツ制作、自社ブログでのコンテンツ配信、ソーシャルメディアでの記事の共有も含まれます。すべての活動はマーケティングチームが実施します。」などの記述を含めます。
成果物
遂行する必要のある業務、その対象顧客、期日を定義します。成果物に関するパラメーターを設定することで、期待される成果が明確になり、混乱や手戻りを防ぐことができます。たとえば、「プロジェクト成果物には、調査にもとづいて執筆された最大1,000語の記事を、電子メールで配信することが含まれる」というように、短い文章で定義できます。
プロジェクトの承認基準
承認基準をもとに、プロジェクト要件の目標値を設定します。最終的な分析結果に対する責任を負う担当者と、指標の測定方法を明記しましょう。プロジェクトの概要で、「当該企業は、公開前に最終記事を確認および承認する」というように定義できます。
例外
プロジェクトに 含まれない 要素をリストアップします。チームメンバーおよびリーダーとの認識を一致させることで、期待値を明確にすることが不可欠です。作業を始める前に、これらを文書で明確にしてください。たとえば、「本プロジェクトには、調査または外部委託したサービスに対する外部ベンダーへの支払いは含まれない」というように定義できます。
制約
予算の制限やタイムラインなど、プロジェクトの制約事項を文書化します。「制約事項には、コミュニケーションの遅延、スコープの変更、技術的な課題が含まれる場合がある。本プロジェクトの予算は21,000ドルで、第3四半期末までに完了する必要がある」といった、スコープクリープの潜在的な要因を明記する必要があります。
変更管理プロセス
プロジェクトスコープを変更するために必要な手順と、変更プロセスに関与すべき担当者を明確に定義しましょう。たとえば、「プロジェクトのあらゆる変更は、PMにその旨を要請する必要がある。PMは、当該要請を検証し、その可否を決定する。また、最初の要請において、関与が必要な関係者を明記する必要がある」というように定義できます。