アドビ、Chipotleとファストカジュアルダイニングにおけるデジタルイノベーションの推進に向けパートナーシップを拡大

アドビは本日、世界最大のクリエイティブカンファレンスであるAdobe MAXにおいて、米大手外食チェーンChipotleとのパートナーシップを拡大し、デジタルサービスと高度なパーソナライゼーションを通じてファストカジュアルなダイニング体験を再構築することを発表しました。Chipotleはアドビとの長年の協業のもと、Adobe Creative CloudAdobe Experience Cloudに含まれるアプリケーションを活用し、食欲をそそるコンテンツをデザインし、webやモバイルチャネルを通じて消費者に提供しています。同社が提供する体験は顧客に受け入れられ、2021年のデジタル売上は24.7%増加し、30億ドルを突破しました。2022年第2四半期には、デジタル注文が飲食料品総売上高の39%を占めました。

Chipotleのデジタル製品デザインディレクターであるボビー ネマティ(Bobby Nemati)氏は、次のように述べています。「Chipotleが提供する各種デジタルサービスにより、お客様は柔軟な方法で当社とつながることができます。また、デザインチームが新しく魅力的な方法で商品を訴求できるようになりました。Adobe PhotoshopAdobe IllustratorなどのAdobe Creative Cloudアプリケーションは、今後も当社のデジタル戦略において中心的な役割を果たし、お客様にとって魅力的で操作しやすい、美しいオンライン体験のデザインと提供に従業員が共同で取り組むことを可能にします。」

デジタルトランスフォーメーションの加速

また、Chipotleはデジタルサービスに対して高まる消費者需要に応えるため、Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceを採用し、エンゲージメントのさらなる加速と成長を狙います。Adobe Experience Managerは2018年以降Chipotleのデジタル顧客体験の中核を担っており、Adobe Creative Cloudアプリで作成されたデザインワークを増強し、web・モバイル横断で顧客に届ける顧客体験プラットフォームとして貢献しています。Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceの活用によりChipotleは、日常の活動のより多くをwebブラウザやモバイルアプリで完結するようになった、現代の消費者の要求に応えられるようになります。

迅速かつ簡単で多様な情報のオンライン注文

Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceを活用すれば、コンテンツをデジタルチャネル全体にわたって頻繁に更新し、新商品の訴求ポイントや食品が環境に与える影響について消費者に伝えることができます。Adobe Analyticsは、顧客エンゲージメントの理解に役立ち、消費者の嗜好の最新の変化を反映したwebやモバイル体験の提供を可能にします。今回発表したこのパートナーシップの拡大により、オンライン注文をより迅速、簡単、かつカスタマイズ可能にする新機能の展開もサポートされ、注文数がピークを迎える時期でもChipotleが滞りなく業務を行えるようになります。

3,000店舗以上でお客様とのインタラクションを強化

Chipotleのデジタル戦略・製品担当バイス プレジデントであるニコール ウェスト(Nicole West)氏は、こう語ります。「Chipotleのデジタル体験は、当社の3,000店舗を完璧に補完し、お客様との価値のあるインタラクションを提供するとともに、当社のブランドバリューを示す機会にもなっています。アドビは、私たちがDXの旅を続ける上で重要なパートナーです。当社は今後もオンライン・実店舗の顧客体験をさらに橋渡しし、何百万人ものお客様に、高度にターゲットを絞ったパーソナライゼーションを推進していきます。」

アドビの戦略&プロダクト担当兼バイス プレジデントであるロニー スターク(Loni Stark)は、こう述べています。「良質な食材の使用と環境への配慮により、Chipotleは熱狂的なファン層を形成しています。アドビのソリューションは、Chipotleが魅力的なデジタル体験をデザインし、それらを複数チャネルを横断して配信、測定、パーソナライズできるように支援し、同社のオムニチャネル戦略を加速させています。」

※本記事は、2022年10月19日に米国本社から発表されたブログの抄訳です。