Adobe Digital Economy Index:米国の国内線の航空券の価格はパンデミック前と比較して20%上昇

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米国内における航空需要が回復し、旅行先のトップはカリフォルニア州パームストリングスがランクイン

アドビは「Adobe Digital Economy Index」で、航空業界の業績回復についてのインサイト得るため、米国における国内線のオンライン予約に関する新たなデータを追跡し続けています。本調査は、米国の航空会社上位10社のうち6社における1,500億回以上のweb サイト訪問と消費者との直接取引を分析し、オンライン支出額、予約の増加、価格の推移、上位の国内旅行先に関する、同種の指標の中で最も包括的なレポートです。

2022年3月の国内線予約におけるオンライン支出額は88億ドルで、パンデミック前の2019年の水準(2019年3月の支出額)から28%の大幅な増加となりました。これは、支出額が2019年の水準を6%上回った前月の66億ドルから32%の増加となっています。2022年1~3月の国内線航空券予約におけるオンライン支出総額は210億ドルでした。なお、2021年全体では560億ドルに達しています。

航空券の高騰

航空需要の回復に伴い、航空券の価格も上昇しています。2022年3月の航空券の価格は、2019年の水準を20%上回りました(前月比では15%増)。これに対し、2022年2月の価格は2019年の水準を5%上回っていました。また、2022年1月の価格は2019年の水準を3%下回っていました。

航空券の価格の上昇は、消費者の購買力に大きな影響を及ぼしています。2022年3月のオンライン支出額は2019年比で28%増加していますが、実際の予約数は12%増にとどまっています。この月の数値を前月比で見ると、支出額は32%増となる一方、予約数は15%増にとどまっています。

アドビのデジタルインサイト担当リードアナリストであるヴィヴェク パンドゥヤ(Vivek Pandya)は、次のように述べています。「『Adobe Digital Price Index』が示しているとおり、消費者は22か月連続でオンライン商品の価格上昇に直面しており、サービスの価格についてもインフレが顕著になっています。繰延需要の発生が主な原動力となり、空の旅を望む傾向が予想以上に強力な回復に寄与しています。」

今後の展望

目的地別で見ると、2022年4月から5月の米国内旅行先の上位10か所(予約数ではなく搭乗者数に基づく)は、以下の通りです。

さらに先のフライト予約を見てみると、夏期(2022年6月から8月まで)の国内旅行の予約数が増加しており、2019年同期比でオンライン支出額は8%増、予約数は3%増を見込んでいます。その一方で、5月のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の週末には同様の傾向が見られず、2019年と比較すると、オンライン支出額は6%減、予約数は12%減となっています。

調査方法:Adobe Digital Economy Index(DEI)は、米国の航空会社トップ10社のうち6社を含む、旅行、レジャー、ホスピタリティサイトへの1,500億件以上の訪問をカバーするAdobe Analyticsによる分析に基づき、同種のテクノロジー企業による指標のなかで最も包括的なインサイトを提供します。

*本記事は、アドビが2022年4月12日に投稿したブログの抄訳です。