Adobe Analytics | 最新Tipsと新機能のご紹介
今年の3月に開催されたAdobe Summit 2022では、様々なテーマに沿った数多くのセッションが配信されました。この記事では、その内の一つのセッションにて発表された、Adobe Analyticsに関する5つのTipsと新機能についてご紹介します。
① Speed Segmenting: クイックセグメントビルダー
『クイックセグメントビルダー』は、セグメントビルダーを利用することなくプロジェクト内のパネル上で 基本的なセグメントをすばやく作成し、作成済みレポートに適用出来る機能 です。毎回セグメントビルダーを開く必要がないので、作成結果をレポート内で検証しながら最適なセグメントを作成したい場合に便利です。
利用方法
1. パネル上部のパネルドロップゾーン横にあるアイコンをクリック
2.セグメント条件等を設定する画面が表示されるので、適用させたい条件を設定し”適用”をクリック
② Curling Communication: 注釈ビルダー (新機能)
『注釈ビルダー』は、キャンペーンの開催期間や祝日期間、問題が発生していた期間などに対して注釈をつけることが出来る機能です。注釈は、PDFやモバイルアプリダッシュボードでもご利用いただけます。
利用方法
1. フリーフォームテーブルもしくは折れ線グラフ上の注釈をつけたい項目を右クリック、表示されるメニューの中から ”選択に注釈を付ける” を選択
2. 注釈ビルダーが立ち上がるので、注釈を表示する条件として適用期間 / 注釈の表示カラー / 範囲等を設定(範囲は指標、セグメント、ディメンション、レポートスイートの中から選択)
③ Freestyle Navigating: 新規ランディングページ
ワークスペースのプロジェクトから、新規ランディングページ をご利用いただけるようになりました。(『新規ランディングページ』横のボタンをONにすると利用可能)
特徴
・新規ランディングページでは、フィルタリングやプロジェクトのピン留め、お気に入り などを利用することで、プロジェクトを管理出来ます。それにより、自分のよく利用するプロジェクトに 素早くアクセスすることが可能 です。
・レポートタブ から、Report & Analyticsで取得出来るレポートをワークスペースプロジェクトでテンプレートとして表示することが出来ます。
・学習タブ から、サンプルのプロジェクトや、チュートリアル動画にアクセスし、機能の活用方法を素早く学ぶことが出来ます。
④ Customizing your playing field: ユーザー環境設定 (新機能)
コンポーネントの「ユーザー環境設定」から ワークスペースプロジェクトの環境設定 を行うことが出来るようになりました。これにより、表示するデザインやレポートスイート、カレンダー、パネルタイプ等から、自身のよく利用するレポートに合わせて最適な分析環境を構築可能 です。
特徴
・「一般」の設定ではワークスペースのランディングページを変更できます。
・「プロジェクト」の設定では、プロジェクトのデフォルト設定を変更出来ます。こちらの設定は、作成された新規プロジェクトおよび新規パネルに適用されます。
⑤Podium Access: ログイン不要の読み取り専用リンクの共有 (年内提供予定)
これまでAdobe Analyticsにアクセスしないビジネスユーザーに対しては、PDFのスケジュール配信などの方法でレポートを共有する方法が主流でしたが、普段Adobe Analyticsにアクセスしないユーザーに対して、ログインを促すことは至難の業です。そこで、2022年中にリリース予定の読み取り専用リンク共有機能では、誰でもログインなしでAdobe Analyticsにアクセスし、共有されたプロジェクトのレポートを閲覧 することが出来るようになる予定です。
※こちらのデモ画面は開発中のものです。
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