人材サービスの理想は、「なるべく早く」マッチングすること:ポッドキャストの聞きどころ

アドビのクラウドサービス「Adobe Experience Cloud」の製品群を活用してCXM(顧客体験管理)に取り組む企業のマーケターをゲストにお招きし、日々のリアルな取り組みなどを聞くアドビのポッドキャスト番組「Marketer’s Talk」。

今回のゲストは、パーソルキャリア株式会社のシニアエンジニアとして、同社のデータ分析/活用の業務に従事する小林裕也(こばやし・ゆうや)さんです。「人材サービスにおけるデータ分析」というテーマでお話をお伺いしました。

<ゲスト>

小林裕也:SIerを経て、2018年にパーソルキャリア株式会社に中途入社。同社の人材紹介事業や人材サービス事業等におけるデータ分析・活用の業務に従事し、プロダクト、マーケティングの両面からサービスや集客施策の改善を行っている。

<パーソナリティ>

小松崎扶美恵(こまつざき・ふみえ):金融機関(投資信託、証券会社、銀行)で一貫してマーケティング業務に携わる、元アドビ製品ユーザー。2018年、アドビ株式会社に入社し、現在はDXインターナショナルマーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャーを務めている。

*ポッドキャストの聞きどころは、アドビのポッドキャスト「Marketer's Talk」の内容を抜粋したものです。

第1話:事業全体の目標達成の基盤づくり

小林裕也さん

小林さんは大学卒業後、未経験ながらエンジニアとして地方のSIer企業に入社しました。転職後に経験した業務委託先で、企画やデータ分析にも携わり、現在のキャリアの素地を培ったそうです。2018年10月にパーソルキャリア株式会社に中途入社、現在はP&M事業本部に在籍し、プロダクトとマーケティングの両面からデータを分析し、サービスや集客施策の改善に取り組んでいます。

組織のミッションは、事業全体のKGI、KPIの達成を支援することだと語る小林さん。目標達成に向けてデータのモニタリングをするだけでなく、モニタリングのベースとなるデータ基盤をつくったり、オンラインとオフラインの施策を横断したレポーティングのロジックを考えたりと、役割は多岐にわたります。

組織に貢献するうえで大切にしているのは、課題を特定すること。目に見える範囲だけでなく、事象を深掘りしながら分析することで、今まで発見されていなかった問題点に気付くことができるといいます。

詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。

『Marketer’s Talk』#15_01|パーソルキャリア株式会社 小林 裕也氏|人材サービスにおけるデータ分析 - 事業売上にコミットするデータ分析

・Apple Podcast

https://apple.co/4ezOBRb

・Spotify

https://spoti.fi/4dc3FU0

文字の書かれた紙を持っている男性 低い精度で自動的に生成された説明

第2話:データ管理の肝は、一気通貫であること

小松崎扶美恵

小林さんはデータ管理において、仕組みづくりを意識しています。

事業部やサービスごとに求められるレポートの内容や粒度はバラバラですが、一気通貫して分析できるような管理を徹底しているといいます。その結果、レポートの数値をさらにサマライズしたり、逆に細分化したりしてもデータの不備や不足が発生せず、ストレスなくデータを扱うことが可能になります。

パーソルキャリア株式会社は大手企業ゆえに、データ範囲も広範囲に及びます。様々なデータとのつなぎ込みが求められ、時間の経過とともに発生するデータの「濁り」に対応しなければならないケースも発生すると小林さんは語ります。効果検証のサイクルを速めるためにはアドビツールを、工数をかけてしっかりと分析が必要な項目には自社開発ツールをあてるなど、用途によってツールの使い分けも行っているそうです。

さらには、組織的にどのようにツール活用を進めていくか個人が専門性を高めるためにどうすればいいか。「データ分析に時間をかけ過ぎる必要はない」と語る小林さんの真意についてもお聞きしました。

詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。

『Marketer’s Talk』#15_02|パーソルキャリア株式会社 小林 裕也氏|人材サービスにおけるデータ分析 - レポーティングと課題解決

・Apple Podcast

https://apple.co/47NicnX

・Spotify

https://spoti.fi/4drKllF

文字の書かれた紙を持っている男性 低い精度で自動的に生成された説明

第3話:データ分析が可能にする人材サービスの未来

小林さんが顧客体験で目指すのは、「企業と転職希望者がそれぞれ望むものに、なるべく早くマッチングできること」だといいます。採用側の企業と就職を望む転職希望者は、時に利害が相反することもあります。ただプロダクトとマーケティングの施策を検討するうえで、このゴールは変わらないと小林さんは力を込めます。

そのために注力しているのが、ユーザーにとって最適な形でサービスを届けること。従来はレガシーなオペレーションとして人が関わっていた部分も、より介在価値を高めるためにテクノロジーのサポートを入れ、オンラインとオフラインを融合させたサービス改善を実現しているそうです。

エピソードの最後に小林さんが課題として挙げたのは、自社の採用について。小林さんの業務は新しい領域かつ専門性が高いため、なかなか理想の人材に巡り会えていないそうです。「特定の分野を経験し、なおかつ今後は異なる領域をラップしたい」という方を採用したいそうなので、興味のある方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。

アフタートークでは、かつて存在したAdobe Analyticsユーザーグループ「eVar7」について語ります。ユーザー同士が自発的に学び合う流れを尊重し、今ではユーザー会の運営にも携わるようになった小林さん。日々の情報共有や「マニアック」な悩みについても共有できる場として活用してほしいと話してくれました。

詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。

『Marketer’s Talk』#15_03|パーソルキャリア株式会社 小林 裕也氏|人材サービスにおけるデータ分析 - データ分析が可能にする人材サービスの未来

・Apple Podcast

https://apple.co/4eRrD8i

・Spotify

https://spoti.fi/3Yi4xT2

文字の書かれた紙を持っている男性 低い精度で自動的に生成された説明

もっと詳しく知りたい方はポッドキャストへ。

そのほか、

などについて、お話しくださいました。

アドビのポッドキャストをフォローいただくと、最新話アップ時に通知が届きます。ぜひフォローしてください。

ぜひこちらのリンクからポッドキャストをお聴きください。

Adobe Experience Cloud ポッドキャスト

#F5F5F5

2024年のマーケティング:Experience Makersが描く新たな時代の顧客体験

変化の大きい市場状況の中で、企業のマーケティングはどうあるべきか。最先端の取り組みを進めるExperience Makerの方々に展望を伺いました。

資料を読む