ターゲットは1日あたり約10億人のお客様、グローバル家電企業のデジタル戦略:ポッドキャストの聞きどころ

アドビのクラウドサービス「Adobe Experience Cloud」の製品群を活用してCXM(顧客体験管理)に取り組む企業のマーケターをゲストにお招きし、日々のリアルな取り組みなどを聞くアドビのポッドキャスト番組「Marketer’s Talk」。

今回のゲストは、パナソニック株式会社にて海外家電事業全体のデジタルマーケティング統括する北村聡(きたむら・さとし)さんです。「総合家電メーカーのグローバルデジタルマーケティング」というテーマでお話を伺いました。

<ゲスト>

北村聡:パナソニック株式会社の事業部門や宣伝/マーケティング部門で勤務後、海外販売会社責任者として複数回の海外赴任を経験。現在は海外家電事業(B2C)全体のデジタルマーケティング責任者を務めている。

<パーソナリティ>

小松崎扶美恵(こまつざき・ふみえ):金融機関(投資信託、証券会社、銀行)で一貫してマーケティング業務に携わる、元アドビ製品ユーザー。2018年、アドビ株式会社に入社し、現在はDXインターナショナルマーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャーを務めている。

*ポッドキャストの聞きどころは、アドビのポッドキャスト「Marketer's Talk」の内容を抜粋したものです。

第1話:海外事業を伸ばすためのデジタル戦略

北村聡さん

北村さんは大学卒業後、新卒社員として松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)に入社しました。大学時代にアジア向けの交流セミナーに参加し、「日本から世界に良いものを届けたい」という思いを持ったことが入社のきっかけだったそうです。入社時から海外で働く機会が多く、事業部門や宣伝/マーケティング部門でキャリアの素地を培った後は、海外販売会社責任者を務めるなど複数回の海外赴任を経験しました。

現在は、50数カ国におよぶ海外家電事業(B2C)全体のデジタルマーケティング責任者として従事。東京と大阪に在籍する約25名の社員とともに、グローバルwebサイトの運営などデジタルマーケティングにおける顧客体験の向上/改善に取り組んでいます。

組織のミッションは、パナソニックの海外事業を伸ばすこと。そのための肝が顧客接点だと北村さんは力を込めます。消費者とのつながりを作り、エンゲージメントを高めていく施策に注力しています。同社にとって新しいチャレンジであるD2Cのビジネスモデルの構築。その意義や難しさについても伺いました。

詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。

『Marketer’s Talk』#16_01|パナソニック株式会社 北村 聡氏|総合家電メーカーのグローバルデジタルマーケティング - 50数カ国を統括するための組織

・Apple Podcast

https://apple.co/48E0UdG

・Spotify

https://spoti.fi/48IiCN6

第2話:1日あたり約10億人のニーズに応えるチーム体制

小松崎扶美恵

パナソニック株式会社でD2Cのビジネスモデルを構築するにあたり、北村さんがまず取り組んだのは、プラットフォームを整備することでした。世界中で1日あたり約10億人が何かしらの形でパナソニック製品を使っていることから、スケーラビリティの高いシステムが必要だったと北村さんはいいます。

そこで推進しているのがクラウド化。世界各国の消費者とデジタル上で接点を持ち続けるために、Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceへの移行を進めておられます。

現在、北村さんのチームは3つ。Adobe Experience ManagerやAdobe Commerceといったマーケティングのプラットフォーム運営の他、デジタル戦略/戦術をも推進しています。

「まだまだ未整備の部分が多い」と謙遜する北村さんですが、50数カ国かつ1日あたり約10億人という規模を約25名でこなす組織を統括されるご苦労は、計り知れません

詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。

『Marketer’s Talk』#16_02|パナソニック株式会社 北村 聡氏|総合家電メーカーのグローバルデジタルマーケティング - 1日あたり約10億人のニーズに応える体制

・Apple Podcast

https://apple.co/48J3kra

・Spotify

https://spoti.fi/3ULogIm

第3話:「CX+DX+EX=2024」

北村さんにとっての顧客体験を尋ねると、「CX+DX+EX=2024」という計算式を挙げられました(以前、アドビが「2024年のマーケティング展望を一言で表すと?」と伺っています)。

お客様の喜びが全てであり(CX|Customer Experience)、そのためにはデジタルトランスフォーメーション(DX|Digital Transformation)と従業員体験(EX|Employee Experience)の向上が重要とのこと。例えばEXを高めるとCXに好影響が波及するし、DXで業務効率化が実現すればCXに充てる時間も捻出できます。それぞれの要素が連動して高まることにより、相乗効果としての顧客体験価値が創出できるといいます。

そのために注目しているのはAI活用。コンテンツ生成やコミュニケーションなど、活用方法は模索中とのことですが、「AIを活用できれば、CXも飛躍的に高めることができるはず」と期待を抱いていました。

アフタートークでは、北村さんの「今の仕事の原点」となった、北京での研修中に冷蔵庫を販売した経験を伺いました。店舗での接客を通じてお客様の気持ちを掴む重要性は、現在のデジタルマーケティングにも繋がるとのこと「消費者それぞれのカスタマージャーニーをいかに作るか」を考えた経験が、現在のデジタルマーケティングの仕事にも通じているそうです。

詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。

『Marketer’s Talk』#16_03|パナソニック株式会社 北村 聡氏|総合家電メーカーのグローバルデジタルマーケティング - CX+DX+EX=2024

・Apple Podcast

https://apple.co/40SVp8L

・Spotify

https://spoti.fi/3OjuZ8E

もっと詳しく知りたい方はポッドキャストへ。

そのほか、

などについて、お話しくださいました。

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ぜひこちらのリンクからポッドキャストをお聴きください。

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