マーケットとデジタル戦略を拡大するSynopsys

半導体業界における有名企業の名を聞かれたら、多くの人がSynopsysと答えるでしょう。Synopsysは30年以上にわたってシリコンチップの設計ツールおよびサービスの世界的リーダーであり、シリコンIPに関して業界で最も幅広いポートフォリオを誇る企業です。

最近、同社はソフトウェアデザインで培った長年の経験を、新規ビジネスに生かすことにしました。ソフトウェアセキュリティです。

「当社は全く新しい市場に進出しようとしており、顧客にブランド名を紹介しなければならない立場にあります」と語るのは、同社でコーポレートマーケティング担当副社長を務めるDave DeMaria氏です。「当社が新興企業でないことを顧客に理解してもらう必要があります。当社は長い歴史と25億ドルを超える年間収益を持つグローバル企業であり、信頼できるパートナーになり得えるのです」(DeMaria氏)。

全く新しい分野の顧客と良好な関係を構築するため、同社はデジタル戦略を抜本的に見直し、既存顧客と潜在顧客の両方に新鮮なコンテンツを提供できるwebサイトの構築を決断しました。多数のCMSを検討した結果、同社はAdobe Experience Cloudに含まれるAdobe Marketing CloudのAdobe Experience Managerを選択しました。

パートナーとなったHero Digitalの支援により、同社はたった4ヶ月でAdobe Experience Managerによる最初のマイクロサイトをオープンしました。Adobe Experience Manager SitesはExperience Manager Assetsから容易にコンポーネントを引き出し、モバイル対応のレスポンシブテンプレートに流し込みます。かつて2週間かけていた作業は2時間で完了するようになり、間接費の削減とともに生産性を40倍に高めました。

同社は新しいデジタル基盤の上にさらなるアドビツールを統合する計画です。新しい業界からの訪問者とより良いエンゲージメントを築くために、Adobe Marketing Cloudに含まれるAdobe Targetを導入し、パーソナル検索を実装します。また、同社のマーケターは、Adobe Analytics Cloudに含まれるAdobe Analyticsのダッシュボードを使用して、顧客のトレンドをリアルタイムに掴み、市場の変化にすばやく対応できるようになります。

DeMaria氏は「統合されたAdobe Experience Cloudのソリューションは、当社のデジタル体験を変革し、新たな市場に備えるために必要となるあらゆるツールを提供してくれます」と述べています。
SynopsysがAdobe Experience Cloudを使用してどのように経営効率を改善したか詳しく知りたい方は、ストーリーの全文と動画をご覧ください。

※本ブログは、2017年7月28日に米国で公開されたAdobe Blogの記事を抄訳、編集したものです。