Ultimate Success Program:Advocating with Adobe stakeholders
Ultimate Successでは、お客様にアドビ製品を最大限活用いただくため、Customer Success Managerがお客様とアドビの間に立ち、関係する様々なステークホルダーのコミュニケーションを促進することで、お客様の製品に対するニーズを満たし、ビジネス課題解決に向けた支援を積極的に推進いたします。
例えば、Adobe Championの育成に向けた各種イベントの企画や特別なアドビイベントへの招待、お客様同士のCustomer Meet UPの企画・招待、Adobe CBP(Customer Briefing Program)やAdobe Summitなどのイベントを通じたアドビ製品開発チームとの対面での協議・フィードバックの機会、また同チームによるThought Leadershipなどを実施いたします。
本記事では、製品開発や海外他社のお客様とのセッションについてご紹介いたします。
お客様向けセッションの内容
◎国内大手家電メーカーA社グループ
2024年10月、アドビ製品をご利用いただいているA社グループから約15名の方に新しくなったアドビオフィスに来社いただき、グループ内各社で共通の課題を共有し解決策を検討する特別な個別セッションが開催されました。このセッションは、アドビが提供するサービスメニューである「Ultimate Success」の活動の一つとして実施されました。
セッションの主な目的は、A社グループがグローバル展開のために利用している製品「Adobe Experience Manager」のエンジニアリング部門バイスプレジデント(VP)が来日し、今後の製品開発の方向性やロードマップを説明することでした。これらを受けて、各社が直面している多言語サイトや複数リージョンにおけるコンテンツ制作に関わる課題をVPとも共有し、解決策を模索するディスカッションも行われました。

イベントに参加したA社グループの各社メンバー様からは、以下のような声が寄せられました。
- Adobe Japanの皆様に加え、グローバル製品担当の方とも直接お会いし、製品の紹介、また質問にお答えいただき、大変有意義な時間でした。また弊社グループ会社のメンバーとも会うことができ、良い機会になりました。
- 非常に有意義な時間でした。誠にありがとうございました。グループ会社のメンバーに対面で挨拶、会話することができて、これをスタートに、今後とも密に連携させていただきたいと願っております。
- ロードマップ上のビジョンから直近の悩み事、技術的な内容からユーザーのオペレーション面の課題などと幅広い内容について、関係者が集まって会話することができたのは、グループ関係者が共通認識を持ちone teamのようにつながっていく上で、とても重要な会だったと承知しています。アレンジいただいたアドビの皆様には心より感謝申し上げます。
これらの声からも分かるように、本イベントは非常に有意義なものとなり、今後の連携強化のきっかけとなりました。
◎国内大手精密機器メーカーB社
2024年7月、アドビ製品をご利用いただいている海外大手飲料水メーカー(C社)と国内大手精密機器メーカーB社のCustomer Meet UPが実施されました。
日本で初めてAdobe Journey Optimizer [*]の利用を開始した国内大手精密機器メーカーB社のマーケティングテクノロジー統括本部長、本部長に向けて、グローバルですでにAdobe Journey OptimizerとAdobe Commerceを連携してご利用いただいている企業とのディスカッションにより、すべてのチャネルで一貫したコミュニケーションを実現するための課題と戦略が話し合われました。
高度なマーケティングを推進する大手精密機器メーカーB社のご担当者様としては、海外の事例も積極的に取り入れる必要があり、今回のイベントが企画されました。なぜ海外企業が Adobe CampaignからAdobe Journey Optimizerへの切り替えを決定したのか、Adobe Journey Optimizerを用いたマルチモーメントオーケストレーションの重要性が強調されました。また、具体的に取り組んでいる施策とその成果もご紹介いただきました。さらに、Adobe Commerceの統合とその利点についても議論され、マーケティングテクノロジーをどのように活用するかについての具体的なアイデアが共有されました。
特に日本企業からの質問で、データ管理におけるアクセスコントロールの重要性や役割、地域に基づくアクセスコントロールのカスタマイズ方法についての議論では、「すぐに日本企業で実践できる部分がある」として非常に活発な対話となりました。

また、データとアイデンティティ管理ではAdobe Experience Platformを活用したデータ管理の方法や、IDの統合とデータクレンジングの重要性が議論され、異なる地域でのデータ管理の課題と戦略が共有されました。コミュニケーションチャネルの統合というテーマに対しては、メール、SMS、WhatsApp、Lineなどの様々なコミュニケーションチャネルをAdobe Journey Optimizer と統合する方法や、ロードマップについてホワイトボードを用いアドホックにディスカッションすることができました。

海外企業がアドビと取り組んでいるベータ機能の開発や利用についての状況も共有され、日本企業からも先行して取り入れているベータ機能とその効果について海外企業に共有することで、双方にとって良い情報交換の場とすることができました。
この会は、グローバルで実際に共通の課題を共有することでの解決策の模索や、日本企業がAdobe Journey Optimizer を活用するための戦略をさらに強化するための重要なステップとなりました。また、日本企業にも現在では複数のベータ機能を先行して利用いただいております。

[*]Adobe Journey Optimizerについては以下をご参照ください:
Adobe Journey Optimizerについて詳しく見る
Adobe Journey Optimizerの概要(Experience League)
今後の展望
今回のイベントは、国内大手企業が共通の課題を共有し、解決策を模索する非常に有意義な場となりました。Ultimate Successの取り組みは、今後もお客様同士の交流を促進し、共通の課題解決に向けたサポートを続けていきます。具体的には、以下のような取り組みを予定しています。
1. 定期的なミートアップの開催:
お客様同士が定期的に情報交換を行う場を提供し、共通の課題解決に向けたディスカッションを促進します。
2. 特別なイベントの企画:
海外の製品開発者を招いた特別なイベントを企画し、最新の製品情報や開発計画を共有します。
3. お客様の声を反映したサポートの提供:
お客様からのフィードバックをもとに、より効果的なサポートを提供し、ビジネス価値の最大化を目指します。
Ultimate Success Teamについて
Ultimate Successは、日々変化するお客様のビジネスゴールや課題を共にディスカッションし、製品の価値を最大化するための長期的なロードマップを策定した上で、製品活用を推進するためにテクニカルとビジネス両面から支援する新サービスとなっています。本事例のようなアドビ関係者とのネットワーキング以外にも、アドビ製品を通じたビジネス価値の創出のため、以下のような包括的な支援を実施しております。

この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ担当営業にお問い合わせください。