Adobe Real-Time CDPおよびAdobe Journey Optimizerから価値をすばやく引き出すためのユースケースプレイブック
マーケターが競争力を維持し、顧客体験を向上させるという課題に取り組む際、ソフトウェアの導入の遅れやチームの分断といった社内の障害により、課題がさらに複雑化する可能性があります。アドビは、企業がこれらの課題に対処し、最適な顧客体験を提供することに専念できるように支援しています。
その一環として、実践的なユースケース、ビジュアライゼーション、すぐに使える実装アセットを掲載したユースケースプレイブックを作成しました。これらのガイドは、価値実現までの時間を短縮するのに役立ちます。Adobe Real-Time CDPおよびAdobe Journey Optimizerのユースケースプレイブックは、業界固有のユースケースを提供します。これらのプレイブックを活用すれば、ビジネスニーズに優先順位を付け、実装アセットを自動生成し、データエンジニアや技術担当者に引き渡してレビューおよび実践できます。
プレイブックの内容の一部を紹介します。
- コンバージョンしていない訪問者をリマーケティングまたはリターゲティングするための、インテリジェントなリエンゲージメントキャンペーン
- 1回限りのキャンペーンから顧客生涯価値キャンペーンへと進化させ、売上を向上し、CTA、プロモーション、特別オファーのメッセージを配信
- プロモーションを通じた休眠顧客の掘り起こし
各プレイブックの概要には、目標、ペルソナ、業界、わかりやすい顧客エンゲージメントフットプリントが記載されています。プレイブックのいずれかを選択すると、インスタンスによって適切なアセットが生成されます。これは、ユースケースの実行に役立ちます。必要に応じてアセットを編集し、オーディエンスまたはキャンペーンをアクティブ化できます。
プレイブック内で利用できるすべての機能については、後ほど説明します。または、アドビの製品ドキュメントをご覧ください。
業界固有のプレイブック
小売、旅行/観光、スポーツ、エンターテインメントなど、業界固有のユースケースは、パーソナライゼーションを通じて顧客との関係を深めるのに役立ちます。業界固有のプレイブックは、近日中に公開される予定です。また、あらゆる業界に対応する既存のプレイブックを活用して、ユースケースのアクティベーションを進めることができます。
数回クリックするだけで柔軟なアーティファクトを作成
Adobe Real-Time CDPおよびAdobe Journey Optimizerのアーティファクト(スキーマ、オーディエンス、ジャーニーなど)をすばやく生成し、ユースケースに合わせてカスタマイズして、様々な用途に利用できます。必要に応じて、自動生成されたアーティファクトから独自のアーティファクトに切り替えることもできます。
顧客の場所を問わず対応
顧客がジャーニーのどの段階にいるかを問わず、認知、獲得、エンゲージメント、コンバージョン、リテンションなど、マーケティングファネルの各段階に応じたプレイブックがあれば、常に万全な体制で顧客に対応できます。
コラボレーションの促進
ユースケースプレイブックは、マーケティング、IT、データエンジニアリングなど、部門間のコラボレーションを促進するのに役立ちます。マーケターは、アーティファクトを活用してビジネスニーズを実践的な施策に転換し、IT担当者にシームレスに引き渡して実装することができます。
今後の展望
アドビでは、Adobe Customer Journey Analytics向けのプレイブックや、新しい業界とユースケース向けのプレイブックなど、今後もユースケースプレイブックを拡大していく予定です。
ユースケースプレイブックを今すぐ活用しましょう。詳細については、Adobe Experience Leagueのドキュメントをご覧ください。
2024年2月8日に開催される Adobe Experience Leagueのライブウェビナーでは、デモを交えながら、数回クリックするだけでユースケースを展開する方法を解説します。
Kaitlin Whiteは、アドビのプロダクトマーケティングマネージャーです。顧客体験のパーソナライゼーションと最適化を重視した、カスタマージャーニー管理に取り組んでいます。キャリア全体を通じて、顧客がデータを活用して問題を解決し、質問の回答を得て、最適な体験を創出できるように支援しています。