Adobe Target | Update – Automation Powered By Adobe Sensei(AI/MLによるマーケティングの自動化)

収益を最大化するためのツールを備えたAdobe Target

Adobe Target は、顧客のエクスペリエンス(顧客体験)のカスタマイズやパーソナライズをおこない、Web サイト、モバイルサイト、アプリ、ソーシャルメディア、その他のデジタルチャネルでの収益性を最大化するのに必要なすべてのツールを備えたソリューションです。

このブログでは、Adobe Targetの強みである「Adobe Sensei (人工知能/機械学習 AI/Machine Learning(ML))」を活用したターゲティング&パーソナライズの自動化について紹介します。

Automation Powered By Adobe Sensei (AI/ML)

サイトの売上を最大化すること、またはユーザーの認知理解を最短ルートで実現すること。これを行うためには、ターゲティングやレコメンデーション、ひいてはコンテンツのパーソナライズが必要不可欠です。よって、マーケッターはサイトへ訪問するユーザーの行動ログをもとに、統計的に最善解を算出することが求められます。しかしながら、ユーザーの態度変容はあらゆるタイミングで秒刻みで変化し続けます。

つまるところ、これらを人の手で行うことは、困難を伴うものになります。

Adobe Targetでは、刻々と変化し続ける最適解をAdobe Senseiという「AI/ML」を媒介させることで実現しています。データサイエンスアンサンブルによる学習モデルを製品設計としており、最先端の手法を誰でも簡単に「即座に」使うことできます。

これが、Adobe Targetを利用する、魅力の一つです。

  1. Auto Target
    • マーケティング担当者が定義した複数のエクスペリエンスを、それぞれの訪問者に対して最適なエクスペリエンスを提供することができる自動化施策。それがAdobe Targetの「Auto Target機能」です。
    • どんな時に使うのか?
      • 各訪問者の興味関心は、時間とともに変化するものです。
      • A/Bテストを使った施策を行う中で、単一の勝ちパターンだけを適用するのではなく、複数の勝ちパターンをターゲットにしたいというニーズが生じる場面があります。そういう場合にAuto Targetが解決策になります。
  2. Auto Allocate
    • ABテストを実施する中で2つ以上のエクスペリエンスの中から勝者パターンを特定し、その勝者パターンに割り当てるトラフィック量を自動的に増やします。これが、Adobe Targetの「Auto Allocate機能」です。
    • どんな時に使うのか?
      • 訪問者がアクセスをした「その時」に確定している勝利パターンを、本番環境で広く配信してゆきたい。
      • 効果の出ないパターンに対しては速やかに、トラフィック量を絞りたい。(配信の無駄を即座に省きたい)
      • 上述のケースにおいて、その「判断」と「オペレーション」を瞬時に自動的にやってほしい。
  3. Automated Personalization
    • 複数用意したオファーやメッセージを、個々の訪問者のプロファイルに適合させて、様々なバリエーションの表示を行います。コンテンツをパーソナライズする機能が、Adobe Targetの「Automated Personalization機能」です。
    • どんな時に使うのか?
      • 適切なオファーやメッセージを、適切なターゲットに対して、適切なタイミングで表示したい。
      • 多数の商材、多数のディスカウント設定レート、多数のポップテキストがあるが、ひとつずつクリエイティブに落とし込む時間もリソースも無い。そういう時に最適な「打ち手」になります。
  4. Recommendations
    • Adobe Target Recommendations アクティビティは、過去の行動履歴、環境設定、またはその他の条件に基づいて、訪問者が興味関心を持つ可能性のある製品・サービスまたはコンテンツを自動的に表示する機能です。
    • どんな時に使うのか?
      • 関連性の高い項目に訪問者を向けるのに役立ちます。
      • 適切なタイミングで適切な場所に関連コンテンツを訪問者に提供できます。
      • 画像テキストをはじめとした記事、ビデオコンテンツ、ダウンロードリンク、商品掲載など、あらゆるものをレコメンド対象に扱うことができます。

用途にあわせた機能紹介

Adobe Targetは、複数の製品のパッケージ(Adobe Target Standard, Adobe Target Premium)が存在します。製品のパッケージにより利用可能な機能が制限されますので、ご注意ください。

次のブログでは「Auto Target」と「Recommendations」の双方を活用したTips & Tricksを紹介いたします。

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「Adobe Target | Update – Automation Powered By Adobe Sensei」
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