Adobe Campaign | Update Adobe CampaignとAdobe Analytics/Adobe Target連携を活用したカート放棄イベント対策例
ブランドイメージの統一とLTVの最大化はECの命題の一つですが、仕組みとして実装・実現するためにはたくさんの課題があります。本記事では、リマーケティング施策とブランドメッセージの統一施策をAdobe Experience Cloudのソリューション連携機能を活用して実現する方法をご紹介いたします。
Adobe Experience Cloudのソリューション連携機能”Triggers”とは?
Adobe Experience Cloudのソリューション連携機能である”Triggers”は、Activationサービスに含まれる最新のタグ管理製品で、マーケターが主要な顧客行動を定義および監視できるフレームワークです。このフレームワークを利用すれば、リアルタイムでの意思決定とパーソナライゼーションに役立つクロスソリューションのコミュニケーションを実現し、コンバージョン/売上を最⼤化、ブランドメッセージを統⼀し、LTVを最⼤化を目指すことが出来ます。
施策例:
- 買い物かごに製品を追加後に放棄、または製品を削除して買い物かごを放棄した利⽤者への 迅速なリマーケティングの設定
- ⼊⼒に不備のあるフォームや申請
- オンサイトでの任意のアクションまたは⼀連のアクション
Adobe Analyticsとの連携
コンバージョン/売上を最大化するためには、カート放棄というイベントが発生した後1時間前後でのリマーケティングが重要であると言われています(上記グラフ参照)。Triggersを利用しAdobe AnalyticsとAdobe Campaignを連携させることで、カート放棄後のリマーケティングメッセージを迅速に配信することが可能となります。
POINT
・Adobe Analyticsによるイベント検知後、最短15分(条件による)程度で Campaign 上のフローを自動実行することが可能。
・その際、カート放棄のような定型アクションだけでなく、カスタム計測したイベントの発生や、それらの組み合わせによる離脱トリガー(フォームを入力したけど送信しなかった)、特定セッションの開始/終了といった複雑な行動を発火条件とすることも可能。
Adobe Targetとの連携
Adobe Analyticsとの連携に加え、さらにAdobe Targetとも連携させることにより、ECとメールで表示されるレコメンド商品を同一化し、接客メッセージを統一することが出来ます。これにより、LTVの最大化が実現可能となります。
Point
・Adobe Targetからの動的な画像をAdobe Campaignの電子メール配信に挿入可能
◎この記事のPDFファイルはこちら
「Adobe CampaignとAdobe Analytics/Adobe Target連携を活用したカート放棄イベント対策例」
https://landing.adobe.com/content/dam/landing/uploads/2020/jp/dxcsm/CSM_Report_ACC_REC_20210224.pdf