Adobe Analytics | Update Adobe Analytics 各種Tipsのご紹介
Adobe Analyticsには深堀りした分析をサポートする多様な機能が含まれています。今回は実際にお客様から問い合わせの多かったご要望に対応する機能として、”パーティシペーション指標”、”分類インポーター”、”Work Spaceの400行以上のデータをダウンロード機能”、をTipsとしてご紹介致します。
パーティシペーション指標
◎パーティシペーション指標とは?
パーティシペーション指標とは、貢献度を分析するために使用する指標です。通常の指標でページ分析した場合、コンバージョンが発生したページのみレポートに表示されますが、パーティシペーション指標を使用して分析をした場合は、コンバージョンしたページ以外にも経由したページも表示され、それぞれの貢献度を測定することが可能です。
◎パーティシペーション指標の利用シーン一例
<チャネルの貢献度分析>
自然検索と複数の広告チャネルからの流入経路分析や、コンバージョン貢献度の比較分析なども簡単な操作で分析可能です。
<各ページの貢献度分析>
サイトの各ページに訪問した際に、訪問回数毎にどの程度売上が発生する期待値があるか、といったことも分析することができます。
<回遊分析>
例えば、”セミナー申し込み”がコンバージョンとなるサイトで、各種コンテンツがどの程度コンバージョン率やサイト閲覧の促進に寄与しているかを確認することができます。
◎パーティシペーション指標とAttribution IQの使い分け一例
Adobe Analyticsのアトリビューション分析機能である”Attribution IQ”でも、パーティシペーション指標と同様に貢献度を分析することができますが、場合に応じてそれぞれを使い分ける必要があります。
パーティシペーション指標が適している場合
・既に作成済みのダッシュボードに貢献度指標を追加したい
・パーティシペーション指標を平均訪問回数で割るなど、更にブレイクダウンした指標を作成したい
Attribution IQが適している場合
・チャネル別、ページ別等の切り口で貢献度合いを手早く見つけたい
・パーティシペーション指標の使い方がまだ良く分からない
◎参考:パーティシペーション指標の設定方法
分類インポーター
◎分類機能とは
分類機能とは、Adobe Analyticsで計測された項目に対して、属性(分類)項目を付与できる、Excelのグループ化のような機能です。分類機能を利用した場合、通常のレポートメニューに項目が増え、付与した属性データやグループ化したデータを確認することが出来るようになります。分類機能は大きく2つに分かれ、「分類インポーター」と「分類ルールビルダー」の2つとなります。この記事では、「分類インポーター」について解説致します。
<分類インポーター>
計測された項目に対してファイルにより属性項目をアップロードする機能です。製品IDなどに紐づく属性データをアップロードする際に利用しやすい機能となります。
<分類ルールビルダー>
ツール上で計測された値に対してルールを設定し分類項目を設定する機能です。キャンペーンIDなど計測される値に一定のルールで分類を作成できる場合に利用しやすい機能となります。
◎分類インポーターの利用シーン一例
オフラインデータの取り込み
トラッキングコードの分類
◎参考:分類の設定方法
Work Spaceで400行以上のデータを抽出
通常、Work space上ではフリーフォームテーブルのディメンションについて最大で400項目までしか表示することができませんが、「項目を CSV としてダウンロード」オプションを使用すると、セグメントおよびフィルターを適用して、最大 50,000 個の項目をダウンロードできます。ページネーション前の UI で引き続き最大 400 項目が表示されますが、このオプションを使用すると、Analysis Workspace の外部にあるデータのより多くの行にアクセスできます。
◎この記事のPDFファイルはこちら
「Adobe Analytics 各種Tipsをご紹介」
https://landing.adobe.com/content/dam/landing/uploads/2020/jp/dxcsm/AA_202103_Tips.pdf