Magento 1のサポート終了について

2018年9月の発表(英語)通り、アドビは2020年6月30日に12年の歴史を持つMagento 1.xリリースラインのサポートを終了することになりました。これは、商用ライセンス提供のMagento Commerceとオープンソース提供のMagento Open Sourceの両方が対象となります。サポート終了(EOS:End Of Support)日の発表以来、アドビはお客様、パートナーの皆さん、開発者の皆さんと緊密に連携しながら移行に向けた取り組みを進めてきました。

2015年11月のMagento 2のリリースに先立ち、Magento 1のサポートについては36か月の継続をお約束していました。その後、エコシステムから寄せられたフィードバックをもとに、テクノロジーベンダー、ソリューションパートナーならびに開発者の皆さんからのご支援受け、サポート期間を55か月に延長(英語)しました。

現在では、数千ものマーチャントがMagento 2への移行を完了しています。このバージョンは、デジタルコマースにおける成功と繁栄を手にしたいビジネスにとって最適なソリューションです。Magento 2は、Magento 1にはない豊富な組み込み機能に加えて、メンテナンスやサポートが容易なインフラストラクチャを提供しています。まだ移行がお済みでない場合は、ソリューションパートナーやテクノロジーベンダーと協力し、アドビが提供するリソースライブラリ(英語)を活用して移行プロセスに取り組むことをお勧めします。

6月30日以降もMagento 1.xを継続利用するストアをお持ちの場合は、この日以降、サイトのセキュリティと、PCI DSS(クレジットカード業界のセキュリティ基準)への準拠における責任が拡大することにご注意ください。アドビはEOS以降にMagento 1で生じたセキュリティ問題に対応しません。最新のMagento 1セキュリティパッチはこちら(英語)からご入手ください。今後、アドビが新たにパッチを発行することはありません。

2020年7月7日以降、Magento 1の拡張機能(英語)はMagentoマーケットプレイスから入手できなくなり、2020年8月6日以降はMagentoリポジトリからも削除されます。Magento 1をご利用の場合は、必要な拡張機能を入手可能なうちにダウンロードしておくことをお勧めします。

Magento 1製品ラインのサポートについて今後の混乱を避けるために、Magento 1ドキュメントはアドビのサイトから削除します。コミュニティがこれらのドキュメントをリポジトリからクローンして独自にホストする場合、あるいはコミュニティがMagento 1のドキュメントサイトを運営する場合は、Magentoのライセンスおよび商標利用規約(英語)を遵守してください。

Magento製品のリリースポリシーの詳細については、ドキュメント(英語)、ライフサイクルポリシー(英語)、およびFAQ(英語)をご覧ください。

*本記事は2020年6月24日にアドビが投稿したブログの抄訳版です。