Adobe Experience Manager | Update Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceのご紹介

外部環境が激しく変化する現代、最新のトレンドに柔軟に対応可能であることがコンテンツ管理システム(CSM)にも求められています。その様な背景から新たにリリースされたクラウドネイティブなAdobe Experience Manager(以下AEM)、”Adobe Experience Manager as a Cloud Service” について、2回に分けてご紹介します。

Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceとは?

Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceは、2020年1月より提供開始されたクラウドネイティブなAEMです。従来のオンプレミス型のAEMに比べ、バージョンアップ/連携設定/パフォーマンスチューニング/セキュリティ対策などの運用管理業務を大幅に軽減してくれる為、優れた顧客体験向上のためのマルチチャネル対応、パーソナライズコンテンツの制作、制作業務の自動化などへリソースを集中できるといったメリットがあります。

Adobe Experience Managerクラウド化の背景

近年、あらゆる企業にとって”カスタマーエクスペリエンスを向上させる”ことは、日に日に重要度を増し続けおり、そこに対して投資を行うことはビズネスの成長に必要不可欠と言っても過言ではありません。その投資効果を最大化させるためには、激しい外部環境の変化にも対応可能なコンテンツ管理プラットフォームが必要であり、その様な背景から新たにAdobe Experience Manager as a Cloud Serviceが誕生しました。

従来との違い

【アプリ】

(従来)改修対応工数がかかりアップデートがされないテンプレート、コンポーネント

標準で提供されるCore ComponentとStyle SystemとEditable Templateを利用したオーサリング。APIを活用した外部連携。

【AEM】

(従来)数年おきに発生する負荷が高いアップグレード。新機能メリット享受までのタイムロス。

自動でアップデートされ常に最新の状態。新しくリリースされた機能のメリットを即座に享受。

【インフラ】

(従来)セキュリティパッチ、バックアップ、パフォーマンスチューニングなどの運用負荷。

セキュリティ対応、スケーリングなどを自動化。大幅な運用負荷軽減。

【体制】

(従来)ウォーターフォール型の初期構築とメンテナンスのみのを行う保守フェーズ。

CICDツール(Cloud Manager)の提供とアジャイル開発スタイルによる継続的な開発。

Adobe Experience Managerの3つのご提供パターン

Adobe Experience Managerのご提供パターンとしては、これまで提供してきたオンプレミス、マネージドサービスにクラウドサービスが加わったことで、現在3つとなりました。オンプレミス型のAEMも継続的にサポートされますが、より自動化、効率化されたクラウドサービス、マネージドサービスへの移行をお勧めします。

Adobe Experience Managerのクラウド化への取り組み

Adobe Experience ManagerをAdobeとして提供開始して10年、アプリケーションのレイヤーとインフラのレイヤーでそれぞれ製品の改良、新機能追加を実施し、クラウドネイティブなAEMの提供へ至っています。

Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceの特徴

Adobe Experience Manger as a Cloud Serviceは従来のAdobe Experience Managerをベースとしながらも、オンプレミス型、マネージドサービス型にはない以下の特徴があります(それぞれの詳細につきましては、次回ご説明させていただきます)。

◎この記事のPDFファイルはこちら

「Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceのご紹介」

https://landing.adobe.com/content/dam/landing/uploads/2020/jp/dxcsm/2021-02_AEM_CS1.pdf