アドビ、ガートナーのパーソナライゼーション エンジン分野の マジッククアドラント2019年版において再び「リーダー」に選ばれる

アドビは、ガートナーのパーソナライゼーション エンジン分野のマジッククアドラント2019年版レポートにおいて、再び「リーダー」に選ばれました。このマジッククアドラント レポートでは、「ビジョンの完全性」と「実行能力」の2つの分野のそれぞれ15の基準に基づきベンダーの評価が行われました。

さまざまな産業分野の企業が、顧客との最初の接触からカスタマー ジャーニーを通じ、高い水準かつそれぞれの状況にふさわしいエクスペリエンスを提供するというミッション クリティカルな必要性を認識しており、このレポートでもその必要性が映し出されています。顧客は企業と関わるときにはいつでもパーソナライズされたエクスペリエンスを求めますが、その期待に応えることで企業間の競争に打ち勝つことができるようになります。アドビは、この成長を続けるパーソナライゼーション エンジン市場のリーダーとして、ガートナーから認められたことを誇らしく思います。

アドビがこのリーダーとしてのポジションを得たことは、お客様やパートナーがAdobe Targetを使い、それぞれの顧客満足度を高めると共に成果を挙げてきたことの裏付けでもあります。アドビは、Adobe Targetで月次で提供しているメジャーリリースと強化に加え、大手企業がカスタマー エクスペリエンス マネジメント(CXM)の分野でイノベーションを進め、卓越した成果を収めるためのサポートをしています。Adobe Targetに追加された最近のイノベーションには次のものがあります。

アドビは、お客様やパートナーが常に限界に挑戦し、店内のキオスク、コールセンター、およびその他のデジタルやオフィスでの接点からオンラインでのwebとモバイルによるやり取りを橋渡しする、グローバルなパーソナライゼーション プログラムを拡大してきたことに、多大な感謝の念を抱いています。お客様が年々、そのユースケースの幅を拡げ、プログラムをさらに拡大することを支えるソリューションとして、Adobe Targetが進化し続けられているのもこのコラボレーションの成果に他なりません。

パーソナライゼーション エンジンとは何か?

ガートナーはこのレポートにおいて、パーソナライゼーション エンジンを「マーケティング、デジタルコマース、およびカスタマーエクスペリエンス(CX)の3つのユースケースをサポートするために、デジタルチャネルを通じたコンテンツやオファーの提供、インタラクティブなやり取りのためのメッセージを選択、調整、提供するために、個々のユーザーが置かれているコンテキストを適用するソフトウェア」と定義しています。

このように大規模かつ卓越した、パーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスの提供がアドビの注力する分野であり、Adobe Targetとそのテストおよびパーソナライゼーション機能、ならびに関連性の高いコンテンツと製品の推奨を行うレコメンデーション機能がそれを可能にしています。

ガートナーのレポートはさらに次のように説明しています。

「これらのエンジンはユーザーのプロファイルとリアルタイムのユーザー行動を取得するが、これは一般にJavaScriptプラグインによりweb上で追跡されている。これらはまたファーストパーティーとサードパーティーのデータも取り込み、それをスコア付け、セグメント化、ターゲットとするユーザーの特定、および意図と行動のモデリングに使用すると共に、場所などのコンテキストベースのリアルタイムデータ、購入履歴などの経時的データ、および在庫の有無などビジネス インテリジェンス関連のデータをはじめとする、ユーザーに合わせたコンテンツを提供する。」

Adobe TargetはAdobe Experience Cloudのプロファイルを活用するよう設計されています。この一体化されたカスタマー プロファイルには、Microsoft Dynamics 365に含まれるCRMデータなど、バックオフィスからのデータを含む会社全体からのデータとセカンドパーティーのデータが含まれ、それがAdobe Experience Cloudから得られるデータ(オンライン行動、使用するデバイス、接触した日付を含む)と組み合わされることにより、カスタマー ジャーニー全体にわたる完全かつリアルタイムの状況が示されます。データはアドビの共通データ言語であるExperience Data Models(XDM)を通じて統合され、Adobe Senseiを活用してより迅速かつインテリジェントな決定を可能にしています。この一体化されたカスタマー プロファイルは、Adobe Targetのユーザーがターゲットを絞ったエクスペリエンス提供のため、ビジターを意味と価値のあるオーディエンスにセグメント化することを支援します。またこのターゲティングはオーディエンスに対して手作業により行うことも、Adobe Senseiを使ったAIによるパーソナライゼーションを通じて1対1のレベルで行うことも可能です。

ガートナーは、「このマジッククアドラントでは、スタンドアロンのソリューションとしてパーソナライゼーション エンジンを提供するベンダーのみを取り上げている」と述べています。

Adobe Targetはこのスタンドアロンのパーソナライゼーション ソリューションを提供すると共に、Adobe Experience Cloudの他のソリューションを支えるパーソナライゼーション エンジンとしても機能しています。Adobe Experience Cloudのパーソナライゼーション エンジンとしては、より価値の高いデジタル行動の分析と強力なデータ マネジメントを使い、非常に詳細なオーディエンス像を作り出します。このようなオーディエンス像は、パーソナライズされたコンテンツ製品のレコメンデーション、あるいはすべてのデジタルチャネルを通じたメッセージを提供する、一体化されたキャンペーンに使用可能です。

ワールドクラスのパーソナライズされたエクスペリエンス提供を継続

お客様企業がそれぞれの顧客である消費者に対し、卓越したレベルでそれぞれの消費者の状況に合わせたエクスペリエンスを提供し、顧客の再訪だけでなく、顧客からの深いロイヤルティを獲得する、それを実現することがアドビの目指すところであり、この目標が達成されつつあることを嬉しく思います。ガートナーから「リーダー」に選ばれたことを喜ばしく思うと共に、さまざまな産業分野をリードするアドビのお客様とパートナーに向け、ワールドクラスのパーソナライズされたエクスペリエンスを引き続き大きなスケールで提供できることを楽しみにしています。

**出典:**Gartner, Magic Quadrant for Personalization Engines , Jennifer Polk, Martha Mathers, Jason McNellis, 3 July 2019

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