用語集索引
用語集:用語
クイック定義
自動ジャーニーロジックを設定するには、具体的なイベントを特定し、そのイベントの発生後に起こすアクションを設定する必要があります。
自動ジャーニーロジックでは、情報にもとづく意思決定機能を使用し、次に提供するべき最適な顧客体験を自動的に提供することで、カスタマージャーニーを強化できます。
最初からあまりにも多くのことに取り組んで失敗するよりも、経験を積んでから活用する範囲を広げ、調整していく方が、効果的かつ容易に進めることができます。
回答:自動ジャーニーロジックは、ジャーニー管理プラットフォームで非常に容易に設定できます。視覚的なドラッグ&ドロップ方式のユーザーインターフェイス(UI)を使用して、対象とする指標にもとづいてパラメーターを定義できます。ただし、必要に応じて技術的に高度な設定も可能です。技術に精通している担当者がいて、非常に複雑なスクリプトを作成する必要がある場合は、そのようなオプションも利用できます。
自動ジャーニーロジックを設定するには、きっかけとなるイベントを最初に定義します。これには、顧客によるリンクのクリックや製品情報の閲覧、webサイトのランディングページへのアクセス、実店舗への来店などが考えられます。
次のアクションのトリガーにするイベントを決めたら、そのイベントを実行するAPIを取得し、ジャーニーオートメーション内で設定します。そのためには、任意のソースの出力コードをコピーして貼り付けます。以降は出力コードを保存して再利用できます。例えば、何かをクリックするイベントを指定する場合は、そのイベントを保存し、以降に作成するジャーニーで再利用できます。
ふたつ目の手順は、実行したいアクションの設定です。このふたつの要素を設定したら、基本的にはドラッグ&ドロップ方式のインターフェイスを使用して、望み通りのジャーニーを作成できます。あらゆるジャーニーはイベントから始まります。続いて、条件のフラグ設定をおこないます。特定の条件が満たされると、次のアクションが自動的に実行されるようにロジックを設定します。
自動ジャーニーロジックの設定の最後の手順は、顧客に適切な情報が送られ、実際に次のステップに進んでいるかを確認するために、設定をテストすることです。現在、テスト機能が組み込まれているジャーニーオーケストレーションプラットフォームはほとんどないので、企業がAPIをテストするためには、Post Managerなどの外部ソフトウェアを追加する必要があります。
回答:ジャーニーロジックは、企業が顧客エンゲージメントプログラムをリアルタイムで拡張するための鍵になります。マーケターが顧客一人ひとりをセグメント化し、単独でそれぞれを追跡して、個々のニーズに合った情報や伝えたい情報を提供するのは不可能です。自動ジャーニーロジックなどのテクノロジーを活用すれば、ビジネスルールを設定したり、意思決定を支援するAI(人工知能)を利用したりして、顧客一人ひとりに個別対応し、顧客ライフサイクル全体で働きかけることができます。
回答:マーケティング戦略全体で見ると、カスタマージャーニー内の問題のある部分を特定できることが、自動ジャーニーロジックを活用する利点のひとつです。例えば、作成したカスタマージャーニー内の特定のポイントで顧客が停滞している場合や、離脱してコンバージョンに到達していない場合は、実装したロジックが機能していないことを示す有効なシグナルになります。思い描いたジャーニーや、最適なパスだと思っていたジャーニーが、機能していない場合があります。顧客に404ページやリンク切れが表示され、次のステップに進めなくなっていることがあります。ジャーニーロジックを利用することで、そうした重要ポイントが明らかになります。