法人のお客様に向けたAdobe Fireflyのアプローチ
Fireflyの生成AIで、確信を持って業績を上げる
マーケティングやクリエイティブの責任者はコンテンツ制作とパーソナライゼーションに関する生成AIの能力を理解していますが、リスクを最小限に抑えてブランドを守ることも考えなければなりません。安全に商用利用できる包括的なコンテンツ制作AIプラットフォームのFireflyがあれば、AIを使用した実験段階から価値の創出に至るまでの過程を安心して進めることができます。
Fireflyでこれまでにないクリエイティブ表現を
- 責任ある開発により、安全な商用利用を確立
- 既存のツールやワークフローに統合
- ブランドに合わせてカスタマイズ
- 多様な形式で高精度、高品質、優れた制御を実現
責任ある開発により、安全な商用利用を確立
Fireflyは安全に商用利用できるため、安心して制作を進められます。対象となるプランをご利用のお客様は、生成された画像に対するIP補償を受けることができます（条件が適用されます）。
- 責任あるトレーニング： Fireflyの基盤モデルに対するトレーニングは、使用許諾を受けたコンテンツやパブリックドメインに属する著作権切れのコンテンツで実施
- セキュリティとプライバシー： アドビは、Fireflyの基盤モデルに対するトレーニングに、お客様のビジネスコンテンツやデータを使用しない
- 多様な表現： Fireflyの出力は、性別、年齢、肌の色などにまつわる有害なバイアスを排除した、偏りのない表現となるように設計
- オリジナルの透明性： Fireflyが完全に生成したアセットに、自動でコンテンツ認証情報を付与 コンテンツ認証情報の詳細
既存のツールやワークフローに統合
クリエイティブチームやマーケティングチームが毎日使用するツールに直接組み込まれているFireflyは、クリエイティビティやマーケティングの俊敏性を妨げるボトルネックを緩和します。
- アイデアの創出ワークフロー： Adobe PhotoshopベータアプリのGenerative WorkspaceやProject Concept（近日リリース予定）などのツールで、クリエイティブコンセプトの視覚化や検討、磨き上げを手軽に実行
- クリエイティブの生産性向上： Photoshopの生成塗りつぶし、Premiere Proの生成拡張（近日リリース予定）、Adobe IllustratorのText to Vector [Graphic]や生成再配色といった、アドビの主要なクリエイティブアプリに統合されているFirefly機能で、高品質の価値あるアセットを作成
- 制作の自動化：Fireflyサービスを使用して様々なオーディエンスやチャネル、地域に向けたアセットのバリエーションを自動生成し、展開の拡大に対応することで、繰り返しの手作業を削減
- あらゆるビジネスチームを支援： マーケティング、セールス、HR、財務などのチームが、Adobe ExpressやGenStudio for Performance Marketingなどの強力なツールを使用して、優れたブランドコンテンツを作成できる環境を構築
ブランドに合わせてカスタマイズ
一元的にFireflyのテンプレート、ライブラリ、カスタムバージョンを作成し、それらを様々なチームと共有して、自社ブランドに固有のアセットを制作することができます。
- 制作に一貫性を確保： 参照画像、エフェクト、プロンプト、オブジェクトを含むスタイルキットを設定して共有し、社内全体で一貫性のあるコンテンツ制作を実現
- カスタムトレーニング： 様々なキャンペーン、ブランド、トピックに応じてブランド特有の上質なコンテンツを生成できるように、お客様のアセットを使用してFireflyカスタムモデルのトレーニングを安全に実施
多様なメディアで高精度、高品質を実現し、柔軟な調整力を発揮
アドビはFireflyを進化させ続けることで、人々のクリエイティビティを強化し、様々なチームが多様な形式でアイデアを表現できるよう支援しています。
- 高品質のAI出力： Fireflyは、プロフェッショナル級のトレーニングデータを使用して、メディアテクノロジー分野における数十年の研究と経験にもとづいて開発された高品質AIモデルファミリー
- 高精度で柔軟な調整： ビルトインされた20種類以上の方法で、照明、トーン、エフェクト、スタイル、参考にする構図などの制作ビジョンを生成コンテンツに反映できる
- 様々な形式に対応： Fireflyの品質と速度はますます向上し、対象とするメディア形式も画像やデザインにとどまらず、オーディオ、ビデオ、その他の様々なモダリティへと拡張し続けている
世界的な有名ブランドがFireflyを信頼
IBMはFireflyが生成したアセットを活用して、クリエイティブの生産性を10倍に、エンゲージメントを26倍に増加させました。
MattelはFireflyを使用して、パッケージのデザインと承認を迅速化し、新しいサンプルの作成コストをゼロにしました。
IPGはFireflyで新たなブランドアイデンティティの作成と拡張を進め、ブランド独自の制作物を5倍に増産しました。
ゲータレードはFireflyでブランドに即したアセットを多数生成し、夢中になれるエクスペリエンスとパーソナライズされた製品を創出しました。
アナリストの声
「アドビはイノベーションのポンプ役として、生成AIソリューションを商用コンテンツ制作に送り込んでいます。大手ブランドは一般公開の生成AIコンテンツ制作ツールを利用しにくい状況にありますが、その原因になっている喫緊の課題を、アドビは他のマーケティング事業者や生成AIプロバイダーよりも正確に予測し、解決したのです」
Gerry Murray氏、IDC、2024年12月
「アドビはこれまで信じられないほどの成功を収めてきました。商業的に実現可能な生成AIサービスの開発を通じて、将来的なビジョンを非常に明確に示しています」
Jay Pattisall氏、「Make Me an Ad and Find the Customers: Adobe Rolls Out AI Tools for Marketers」、Forrester、2024年3月
「Adobe Fireflyは予測のつかない生成AIアプリケーションの世界に、予測と管理が可能で安全に利用できる生成AIをもたらしています。アドビは倫理的AIや責任あるAI、透明で検証可能な方法でコンテンツの出所を示す機能について、たくさんの取り組みを実施しています」
Andy Thurai氏、バイスプレジデント兼プリンシパルアナリスト、Constellation Research、2024年9月
業界リーダーの見解
AIの転換点：組織で責任を持ってAIを導入する方法
クリエイティビティを引き出す生成AIの力
Firefly開発時にアドビが採用したアプローチについてご紹介します。
Fireflyで生成AIに取り組むアドビのアプローチ
Adobe AIの概要
よくある質問
安全な商用利用を可能にするための取り組みの一環として、初期の営利目的のFireflyモデルのトレーニングには、Adobe Stockなどの使用許諾を受けたコンテンツおよび著作権の切れた一般コンテンツが使用されています。また、アドビは、Content Authenticity Initiative（コンテンツ認証イニシアチブ、CAI）の共同創設者として、生成AIの責任ある使用のために業界標準の確立に取り組んでいます。CAIは、コンテンツの信頼性と来歴に関するオープンな業界標準の採用促進に取り組むメディア企業、テクノロジー企業、NGO、研究者などで構成されるコミュニティです。
この取り組みは、Coalition for Content Provenance and Authenticity（C2PA）と共同で進めています。C2PAは、生成AIが使用されたことを作成者が示せるようコンテンツ認証情報を追加する機能など、出版社、クリエイター、消費者が様々なメディアの出所を把握できるようにするオープンな技術標準を開発しました。コンテンツ認証情報の詳細を参照してください。
現在のFirefly生成AIモデルのトレーニングには、Adobe Stockなどの使用許諾を受けたコンテンツのほか、著作権の切れた一般コンテンツが使用されています。
先日アドビは、クリエイターが自身のアセットでFireflyをトレーニングできる「カスタムモデル」を発表しました。これにより、クリエイターは、他のクリエイターのコンテンツによる影響を受けることなく、独自のスタイル、ブランディング、デザイン言語でコンテンツを生成することができます。
アドビでは、継続的にクリエイティブコミュニティの声に耳を傾け、ともに協力して、Fireflyモデルのトレーニング方法を開発していきます。
ベータ版でない機能であれば、Fireflyで生成した出力を商用プロジェクトで使用できます。ベータ版の機能については、製品に明記されていない限り、Fireflyで生成した出力を商用プロジェクトで使用できます。
すべてのCreative Cloud製品およびサービスの使用と同様、Fireflyの出力を違法な方法（他人の権利の侵害を含む）で使用したり、AI／機械学習モデルの作成、トレーニング、その他の改善に関連して使用したりすることはできません。詳細を見る
