- プラットフォーム品質に関する修正には、商品価格とカタログルールのインデックス作成時間の短縮が含まれます。
- GraphQL APIの拡張による、ギフトレジストリやB2B機能の追加
- PayPalとの統合により、購入時に全額を支払うのではなく、2週間ごとに分割して支払うことができるPayPal Pay Later支払いオプションを提供し、売上増加を支援
- ReCAPTCHAセキュリティのWeb-APIへの拡張により、スパムや悪用から保護
- DDOS攻撃から保護するために、Web API利用制限機能を組み込み
- 依存関係かく乱攻撃を防ぐ新しいComposerプラグイン
Adobe Commerceの新機能
Adobe Commerceの最新リリースをご紹介します。
Adobe Commerce 2.4.4でビジネスを未来につなげる
最新リリースのAdobe Commerce 2.4.4は、コマース機能、セキュリティ、パフォーマンスにおいて新たな一歩を踏み出すものです。最新バージョンのPHP 8.1をベースに構築されており、将来にわたってコマースビジネスを成功させるための基盤を確立することできます。
- SaaSサービスとして提供される革新的な機能への、より高速なアクセス
- 容易かつ経済的な保守とアップグレード
- 持続的な柔軟性とカスタマイズ性によって固有のビジネスニーズに対応
- パフォーマンスとスケーラビリティの大幅な向上
- 開発者体験と開発ツールの向上
- Adobe Experience Cloudの他アプリケーションとのさらに高度な連携
主なハイライト
各機能の詳細については、アドビの記事を参照してください。
将来性
Adobe Commerce 2.4.4は、PHP 8.1などの最新テクノロジーをベースに構築されており、サイトの安定性を高め、現在から将来にわたって安全性、パフォーマンス、コンプライアンスを維持することができます。新機能は、コアコードの更新ではなく、独立したモジュール式のサービスで提供されるため、より迅速な導入やアップグレードの簡素化、頻度の低減が可能になります。また、Adobe Managed Services やその他の充実したサポートオプションにより、ビジネスの成長に合わせてサイトを健全かつ最適に拡張および維持でき、技術的なタスクも軽減できるので、より重要な業務に集中できるようになります。
革新性
アドビは、いくつかのB2B機能や管理機能に対して、GraphQL APIの適用範囲を拡大し、PWA Studioにパーソナライズされたコンテンツとプロモーションを追加することにより、ヘッドレス型コマースのリーダーとして、引き続き業界を牽引しています。また、Adobe Commerce 2.4.4では、最近のバージョンで導入された革新的なマーチャンダイジング、B2Bコマース、エクスペリエンス管理、決済、クラウド機能の利用が可能になりました。
拡張性と高速動作
Adobe Commerce 2.4.4は、これまでで最も高速で拡張性の高いバージョンです。PHP 8.1の採用により、複雑なカタログを従来の10倍以上、大量のトランザクションを5倍以上高速に処理し、管理画面とストアフロントの両方で平均15%ものパフォーマンスの向上を実現しています。
本リリースについて詳しくは、リリースノートを参照してください。
Adobe Commerceのアップデートと機能の追加
Adobe Commerce 2.4.4の利点の詳細
将来性
Adobe Commerce 2.4.4なら、将来の成長とレジリエンスのための基盤を構築できます。
ビジネスリスクの低減。アドビのテクノロジースタックの最新バージョンへのアップデートと、セキュリティの継続的な強化により、最も安定した安全なバージョンのAdobe Commerceを実現できます。
TCO(総保有コスト)の低減。コアコードベースを小さくし、機能を独立したSaaSサービスとして提供することで、将来のアップグレードが容易になり、頻度を減らし、費用対効果を高めることができます。
長期的なサポート。本バージョン2.4.4は、2024年11月までフルサポートするため、安心してビジネスを運営できます。
ビジネスの俊敏性。ビジネスニーズに合わせてカスタマイズできる柔軟性により、変化する市場トレンドに適応できます。
拡張性と最適化。Adobe Managed Servicesやその他の充実したサポートオプションにより、ビジネスの成長に合わせて拡張できる健全で最適化されたサイトを維持し、技術的なタスクを軽減することで、チームは重要な業務に集中することができます。
Adobe Commerce 2.4.4は、PHP 8.1などの最新テクノロジーをベースに構築されており、サイトの安定性を高め、将来にわたり安全性、パフォーマンス、コンプライアンスを維持することができます。新機能は、コアコードの更新ではなく、独立したモジュール式のサービスで提供されるため、より迅速な導入やアップグレードの簡素化、頻度の低減が可能になります。
革新性
アドビは、B2BおよびB2Cビジネスに革新的なコマース機能を提供し、成長と価値実現までの時間を加速させるリーダー企業です。Adobe Commerce 2.4.4を利用すれば、次のことを実現できます。
ヘッドレス型コマース。管理機能やB2B機能に対して、GraphQL APIの適用範囲が拡大し、PWA Studioにパーソナライズされたコンテンツとプロモーションを追加されているので、ヘッドレス型コマースの実装を容易におこなえます。
大規模なパーソナライゼーション。AIを活用した製品のレコメンデーションと検索により、顧客の購入体験を調整し、商品発見のスピードアップ、コンバージョン率の向上、平均注文額の増加などを実現します。
あらゆるバイヤーのためのコマース。あらゆる業界でデジタルコマースが急速に普及する中、B2BとB2Cの両方のバイヤーに、単一の基盤で優れたコマース体験を提供することができます。
オペレーショナルエクセレンスの加速。決済サービス、在庫管理、購入承認などの機能により、ビジネスを効率的に運営できます。
プラットフォームの健全性を監視。Site-Wide Analysis、Observation、Managed Alert、Upgrade Compatibilityなどのツールにより、プラットフォームの健全性とセキュリティを詳細に可視化し、サイトがあらゆる事態に対応できるようにします。
拡張性と高速動作
Adobe Commerce 2.4.4は、これまでで最も高速かつ拡張性の高いバージョンです。
拡張性を重視した設計。最大で従来の10倍まで、大規模かつ複雑なカタログを扱うことができ、数百もの商品点数をカートで処理することができます。
成長への対応。APIレスポンスを高速化し、大量のトランザクションを5倍以上高速に処理することで、需要の急増時にも顧客の期待に応えることができます。
スピードへの対応。PHP 8.1の採用により、管理画面とストアフロントの両方で平均15%のパフォーマンス向上を実現します。
本リリースについて詳しくは、リリースノートを参照してください。
Adobe Commerce(Magento)2.4.3のリリース情報
各機能の詳細については、アドビの記事を参照してください。
Magento 2.4.3の新機能
アドビは2021年8月に、セキュリティとプラットフォーム/品質のコア部分に改善を施したAdobe Commerce 2.4.2をリリースしました。さらに、Adobe Commerce 2.4.3では、GraphQLの適用範囲の拡大、PWA Studioバージョン11へのアップデート、PayPal Pay Later機能の追加、アップグレード互換性ツールの強化が行われており、サイトを最高のパフォーマンスで運用することができます。

Adobe Commerce(Magento)2.4.3の主なハイライト
PWA(Progressive Web Application)
PWA Studio 11では、買い物客がカテゴリーページやカートページから直接ウィッシュリストに商品を追加して、簡単に商品を保存したり追跡したりできるようになりました。ウィッシュリストからの購入では、ウィッシュリストから直接カートに追加できるようになり、よりシンプルになりました。また、Adobe XDで構築されたAdobe Commerce向けに、PWA Studioユーザーインターフェース(UI)キットを提供しています。このキットは、PWA Studio用にあらかじめ構成されたコンポーネントで最適化されており、デザイナーは、直感的なモバイルファーストのサイト体験をいち早く作成することができます。さらに、Adobe Experience Manager向けに、コンテンツフラグメントをストアフロント全体で活用できる、PWA Studio用の新しいヘッドレス拡張機能がリリースされています。
アップグレード互換性ツール
Adobe Commerce Upgrade Compatibility Toolを使用すると、エラーコードを表示して、コアファイルの変更を検出および検証し、レポートを.jsonファイルでエクスポートし、VertexやdotdigitalなどのVendor Bundled Extensions(VBE)を検証して、問題の特定と解決に役立てることができます。
Adobe Commerce向け監視機能
Observation for Adobe Commerceは、クラウドの顧客が利用できるモニタリングツールです。このツールは、New Relicのオブザーバビリティプラットフォームのデータと組み合わせたアプリケーションのログデータを、わかりやすいダッシュボードで視覚的に一覧表示します。このツールは、顧客のコマースデータを収集し、拡大縮小可能な共通タイムラインに対して重要なシグナルを特定し、ログデータを可視化してパフォーマンス管理と問題解決に役立てることができます。ばらばらのデータの追跡に時間を費やすのではなく、イベントとエラーの関連付けに時間を使って、パフォーマンスのボトルネックの原因について深いインサイトを獲得することができます。
ライブサーチ - カタログ同期の更新
以前は、ライブサーチの主要なカタログ同期プロセスの実行に、最大で8時間かかっていました。今回、商品の作成、削除、更新時のカタログ同期が数分に短縮されました。
本リリースについて詳しくは、リリースノートを参照してください。
Adobe Commerce(Magento)2.4.2のリリース情報
各機能の詳細については、アドビの記事を参照してください。
Magento 2.4.2の新機能
2021年2月、アドビはAdobe Commerce 2.4.2をリリースしました。このアップデートには、新機能、セキュリティ強化、機能拡張が含まれます。オンラインストアの管理とセキュリティを強化し、不確実な時代においてもコマースビジネスの継続的な成長を実現するために、最新バージョンにアップグレードすることを推奨します。
- B2B向けの機能強化により、売買の承認プロセスが改善
- 新しいGraphQL APIにより、B2B向けヘッドレスコマースの導入を支援
- メディアギャラリーの画像の最適化により、ストアフロントのパフォーマンスを向上
- PWA Studioの機能強化により、オンラインストアの国際化をサポート
- Adobe Commerce内のガイダンスにより、機能の導入を推進し、価値創出までの時間を短縮
- 大規模カタログ向けのSKUの効果を最大20倍向上させるなど、パフォーマンスを改善

Adobe Commerce(Magento)2.4.2の主なハイライト
B2Bコマース
本リリースでは、B2B企業に対するアドビのサポート強化の一環として、B2B売買の承認プロセスを強化しました。オンライン決済に対応したことにより、セールス担当者は決済方法にかかわらず、購買ポリシーを柔軟に承認できるようになりました。さらに、GraphQL APIが新たに追加され、B2B向けヘッドレス機能が強化されました。
PWA Studio
PWA Studioの機能強化により、多言語および多通貨に対応できるようになり、PWAのパフォーマンスが向上しました。これにより、海外対応のwebサイトのローンチを迅速化できます。最新バージョン9.0.0のリリースにより、Venia用の新しいコンポーネント「マイアカウント」と機能拡張が追加され、パフォーマンスが最適化されました。新機能と機能拡張により、市場投入までの時間を短縮し、PWA Studioの総所有コストを削減できます。
Magento Commerce 2.4.2のその他のハイライト
- メディアギャラリーの画像を最適化し、メディアファイルのサイズを縮小して、ストアフロントのパフォーマンスを改善しました。
- APIのパーフォーマンスを改善し、管理者の応答時間が短縮したことで、大規模カタログを伴うストアの拡張性が向上しました。
- Adobe Commerce内の新しいガイダンスにより、機能の導入を推進し、価値創出までの時間が短縮しました。ガイダンスの利用を開始するには、Adobe Commerce 2.4.2で管理者の利用状況のトラッキングを有効にする必要があります。
- 基盤の品質をアップグレードしたほか、多くのセキュリティ修正をおこないました。新しいバージョンで追加されたセキュリティアップデートについて詳しくは、アドビのセキュリティ速報を参照してください。
- Adobe Commerceは、サードパーティ製のファイルストレージシステムにクラウドベースで対応できるようになったほか、AWS S3ストレージにネイティブ対応できるようになりました。リモートストレージの設定について詳しくは、アドビのDevDocsを参照してください。
本リリースについて詳しくは、リリースノートを参照してください。
アップデートおよび追加機能:
- アドビのUpgrade Compatibility Tool(現バージョンはAlpha)を利用すれば、お使いのアドビ製品のバージョンと新しいバージョンを比較して、インストール済みのカスタムモジュールとの互換性を確認でき、アップグレードプロセスの透明性と信頼性の向上につながります。詳しくは、アドビのDevDocsとAdobe Commerceブログを参照してください。
- データベースの分割機能は、本リリースで非推奨(廃止予定)となり、Adobe Commerce 2.5で削除されます。この変更について詳しくは、DevBlogを参照してください。
- Amazon Pay VBEは非推奨(廃止予定)となり、Adobe Commerce 2.5で削除されます。Amazon Pay VBEの拡張機能およびすべての機能は、Adobe CommerceのマーケットプレイスでAmazonの拡張機能を入手することで、引き続き利用できます。
本リリースについて詳しくは、リリースノートを参照してください。
Adobe Commerce(Magento)2.4.1のリリース情報
各機能の詳細については、アドビの記事を参照してください。
Magento 2.4.1の新機能
2020年10月、アドビはMagento Commerce 2.4.1をリリースしました。このアップデートには、eコマースの繁忙期であるホリデーシーズンに備えたセキュリティ強化と機能拡張が含まれています。オンラインストアの運営とセキュリティを強化し、2020年第4四半期に予測されている需要の急増とセールス動向の変化に対応するために、最新バージョンにアップグレードすることを推奨します。
- B2B向けの最新アップデートにより、売買プロセスとセキュリティを強化
- Site-Wide Analysis ToolをMagento Adminに完全統合
- 新しいメディアギャラリーにより、画像の一括操作とフィルタリングを強化
- ヘッドレスコマースとPWAのサポートを強化し、あらゆるデジタル接点をまたいで顧客にリーチ可能
- 発注にCAPTCHAを追加してカーディングを阻止し、CookieのSameSite属性に対応

Adobe Commerce(Magento)2.4.1の主なハイライト
B2Bコマース
本リリースでは、B2B企業に対するアドビのサポート強化の一環として、ユーザーエクスペリエンスとセキュリティを強化するための多様なアップデートを追加しました。購買担当者は、配送方法のパーソナライゼーションや購入リストの迅速な作成、承認ワークフローの可用性の強化といったメリットを享受できます。セールス担当者は、管理者として注文を作成する場合、アカウント払いを利用して請求をおこなうことができます。さらに、新しい企業リクエストフォームにGoogle reCAPTCHAを導入し、不正なアカウントの作成を抑制できるようになりました。
Site-Wide Analysis Tool
2020年9月、アドビはMagento Commerceをご利用のお客様を対象に、Site-Wide Analysis Toolレポートの毎月の自動配信を開始しました。Magento Commerce 2.4.1のリリースにより、Site-Wide Analysis Tool PortalはMagento Admin Panelと完全に統合されました。この統合により、Magento Commerceをご利用のお客様は、Site-Wide Analysis Toolダッシュボードにリアルタイムでアクセスできるようになりました。サイトの健全性やパフォーマンス、機能性を容易に把握できるほか、既知の問題の推奨される解決策を確認できます。
コンテンツの迅速な制作とストアフロント体験の強化
アドビは、Magento Commerce 2.4.1においても、引き続きコンテンツの制作ワークフローの改善に取り組んでいます。Magento Commerce 2.4で導入された新しいメディアギャラリーでは、画像の一括操作、重複検出、カスタムメタデータが可能になりました。また、PWA Studioコンポーネントの構築を継続し、商品レビュー、ギフトオプション、リワードなど、Magentoの主要機能に対するGraphQLカバレッジを拡大することで、ヘッドレスストアフロントのコストを削減し、市場投入までの時間を短縮しています。
Magento Commerce 2.4.1のその他のハイライト
- dotdigitalのVendor Bundled Extensionがページビルダーに統合され、任意のストアフロントページにdotdigitalのEngagement Cloudのページやフォームを容易に埋め込み可能に
- 消費者キューのCPU使用率を最大20%削減、MagentoとRedis間のネットワーク転送サイズを15%削減するなど、多数のパフォーマンス改善
- 150以上の機能の品質を改善
本リリースについて詳しくは、リリースノートを参照してください。
アップデートおよび追加機能:
- Software AGのWebMethods.ioコネクタ - この統合により、Magento CommerceとERPなどのエンタープライズアプリケーション間の接続をすぐに確立できるようになりました。2020年9月初旬にローンチされたこのコネクタは、Magento Commerce 2.4.xおよび2.3.xのリリースと互換性があります。
- アドビは、サポート対象のマイナーバージョンに関するソフトウェアライフサイクルポリシーをアップデートしました。2021年以降、Magentoの最新のマイナーリリース(現在は2.3のみ)ではないサポート対象バージョンは、セキュリティのみのアップデートに移行します。Magento Commerce 2.3.x向けのすべての品質アップデートは、新しいMagento Quality Patch(MQP)ツールによって配布されます。
本リリースについて詳しくは、リリースノートを参照してください。
Adobe Commerce(Magento)2.4のリリース情報
各機能の詳細については、アドビの記事を参照してください。
Magento 2.4の新機能
2020年7月、アドビはMagento Commerce 2.4をリリースしました。現在のコマース環境でビジネスチャンスを創出し、将来のさらなる飛躍に向けて準備を整えるための機能を追加することで、業界トップクラスのコマース基盤をさらに強化しました。

Adobe Commerce(Magento)2.4の主なハイライト
購買承認ワークフロー
新しい承認ワークフローにより、B2Bの購買担当者は、コーディングをおこなうことなく、購入の確認や承認方法を容易にカスタマイズできます。さらに、注文金額やSKU、配送コストにもとづいて、購入承認ルールを設定および適用できるようになりました。セールス担当者の場合、セルフサービスの承認ワークフローを活用して、顧客の購入ポリシーに対応し、ビジネスチャンスの獲得とeコマースの売上向上を促進できます。購買担当者の場合、承認ワークフローによって事前購入の承認プロセスを合理化し、利便性と発注の迅速化を実現すると共に、オンライン購入の支出を適切に管理できます。
店舗受け取り
在庫管理(旧称MSI)の店舗受け取り機能を利用すれば、顧客の商品受け取りに最適な実店舗を容易に選択できます。顧客は、チェックアウト時に近くの店舗をすばやく検索して、営業時間などの店舗情報を確認できます。注文が完了すると、店舗の担当者は、商品の受け取り準備ができたことを顧客にワンクリックで通知できます。さらに、近年需要が増加しているカーブサイドピックアップにも対応することができ、COVID-19のリスクを最小限に抑えながら商品を受け取りたいという、顧客のニーズに応えることができます。
新しいメディアギャラリーによるアセット管理
処理速度が30倍向上し、Adobe Stockとの連携が強化された新しいメディアギャラリーにより、クリエイティブワークフローを合理化できます。アセット管理の変革を促進し、クリエイティブ制作の時間とリソースを大幅に削減できます。

Magento Commerce 2.4のその他のハイライト
- PWA Studioで、サンプルテンプレートであるVeniaの提供を開始しました。これにより、ページビルダーのコンテンツタイプを利用して、ストアフロント体験を構築できるようになりました。さらに、買い物かごとチェックアウトの包括的なワークフローにより、実装の時間を短縮できます。
- さらに、GraphQL APIのカバレッジを拡大し、ヘッドレスコマースのサポートを強化しました。これにより、あらゆるデジタル顧客接点をまたいで顧客体験を構築できます。
- Magento Commerce 2.4以降、すべてのユーザーに2段階認証(2FA)を要求することで、管理者ポータルのセキュリティを強化します。詳しくは、Magentoでの2FAの実装を参照してください。
- Braintreeのコアサービスとの連携機能がVendor Bundled Extensionに移行し、アップデート頻度が向上したほか、VenmoやApple Pay、Google Payのサポートをはじめとした新機能が追加されました。全機能の一覧については、Magento Marketplaceを参照してください。
- Redisの最適化を含む拡張性の改善により、パフォーマンスに影響を与えることなくより多くのトラフィックを処理できるようになり、高トラフィックのページ読み込み速度が最大43%向上しました。
- 買い物かごとチェックアウトの処理速度が改善され、再注文が50%、クイック注文による買い物かごへの追加が30%それぞれ向上しました。
- 新しいComposer Update Pluginにより、これまで手動でおこなっていたいくつかのアップグレード手順が自動化され、より安全かつ容易にアップグレードを実行できるようになりました。
- テックスタックコンポーネントがアップデートされ、長期にわたってコンプライアンスとセキュリティを維持しながら、パフォーマンスを継続的に改善できるようになりました。
本リリースについて詳しくは、リリースノート
を参照してください。
アップデートおよび追加機能
Magento Commerceの商品レコメンデーションが、Magentoのコンテンツ制作ツールであるページビルダーに統合されました。これにより、組み込みのMagento Adminのエクスペリエンスが強化され、ワークフローの合理化が可能になり、アドビのレコメンデーション機能の優位性がさらに高まりました。Magentoをお使いのマーチャントは、ページビルダーで作成したコンテンツ内の任意の場所に、ドラッグ&ドロップ操作でAdobe Senseiを活用したレコメンデーションユニットを組み込めるようになりました。詳細を見る
Adobe Commerce(Magento)2.3.5のリリース情報
各機能の詳細については、アドビの記事を参照してください。
Magentoの新機能
Magento Commerce 2.3.5では、コアコードがリリースされたほか、新しい拡張機能がいくつか追加されました。Magento Commerceをご利用のお客様を対象に、Adobe Senseiの強力なAI技術を利用した商品レコメンデーションの提供を開始しました。この機能を活用すれば、顧客の嗜好や行動に合わせて、関連性の高いレコメンデーションを提示できます。ページビルダーも大幅に改善され、作業時間を削減し、より魅力的なコンテンツを効率よく作成できるようになりました。Amazon Sales Channelの拡張機能も大幅に強化されました。デザインやUIが刷新され、オンボーディングプロセスが最適化されました。さらに、ECE-Tools Suiteを構成する3つの新しいパッケージがリリースされ、クラウド開発のサポートが強化されました。

Adobe Senseiを利用した商品レコメンデーション
Adobe Senseiを活用することで、ストアフロントのカスタマージャーニー全体であらゆる顧客に関連性の高い商品を自動的に提案できるようになりました。商品や顧客行動を自動的に分析し、顧客一人ひとりに最適な商品を提案します。Magento Adminに組み込まれた専用のUIを利用して、これらのすべての操作を管理できます。Magento Commerce(2.3.0以降)をお使いのお客様は、Magento Marketplaceから商品レコメンデーションを入手できます。
ページビルダーのテンプレートと動画のバックグラウンド再生
ページビルダーに、テンプレート管理機能が追加されました。これにより、以前に作成したコンテンツやレイアウトをテンプレートとして保存し、あらゆるサイトをまたいで再利用できるようになりました。ストアビューで新しいコンテンツエリアにテンプレートを適用して、新しいページを作成し、webサイトを迅速にローンチできます。さらに、リッチメディアアセットのサポートが強化され、動画をコンテンツのバックグラウンドとして使用することができるようになりました。これにより、没入感のある魅力的な顧客体験を提供することが可能になりました。

アップデートおよび追加機能
- 在庫管理やB2Bモジュール、Vendor Bundled Extensionなど、Magento Commerceのプラットフォーム全体の品質とパフォーマンスが向上しました。
- コア決済サービスとの連携の非推奨:Magento 2.3.5以降、PayPalを除くすべてのコア決済サービスとの連携が非推奨(廃止予定)となります。そのため、Magento Marketplaceの対応する拡張機能に移行する必要があります。詳しくは、アドビのDevBlogを参照してください。
- セキュリティ:コンテンツセキュリティポリシー(CSP)の追加、特定のクロスサイトスクリプティングおよびデータインジェクション攻撃の検知と防止の強化など、複数のセキュリティ修正を実装しました。
- Amazon Sales Channel((4.0)により、オンボーディングプロセスが迅速化および簡素化されたほか、UIのデザインが刷新され、ダッシュボードやストアビューが使いやすくなりました。Magento Marketplaceから最新バージョンをダウンロードできます。これらの変更について詳しくは、アドビのユーザーガイドを参照してください。
- Magento Commerce ECE-Tools 2002.1.0がリリースされ、新しいシナリオ導入プロセスが追加されました。これにより、オンプレミスバージョンと同様の処理が可能になりました。開発者は、オンプレミスインスタンスでの導入と同じように、手順を容易に変更、削除および配置変更できるようになります。さらに、Magento Cloud Component、 Magento Cloud Patch、Magento Cloud Dockerという3つの新しいパッケージが、ECE Tools Suiteに追加されました。詳しくは、この記事を参照してください。
Adobe Commerce(Magento)2.3.4のリリース情報
各機能の詳細については、アドビの記事を参照してください。
ページビルダーとPWA Studioの互換性
PWA StudioのVeniaリファレンスストアフロントで、ページビルダーを使用してコンテンツを制作できるようになりました。これにより、マーケティング担当者は、PWA Studioベースのストアフロントを設計する際に、ページビルダーの機能やスピード、クリエイティブ管理能力を活用することが可能になりました。
Adobe Stockとの連携
Adobe Stockとの連携により、Magento Adminから離れることなくwebサイトのコンテンツに高品質のメディアアセットを追加できるようになりました。これにより、クリエイティブ制作のプロセスやワークフローを合理化して、プロフェッショナルな仕上がりの魅力的なwebサイトを実現できます。
dotdigitalを利用したチャット
ライブチャット機能を利用することで、顧客とのリアルタイムのやり取りが可能になり、顧客の期待を上回る体験を提供できます。これは、コンバージョン率やリピート率の向上につながります。Magento 2をご利用のお客様は、dotdigitalのEngagement Cloudのフルライセンスを取得することなく、ライブチャットエージェントを無料で利用できます。

アップデートおよび追加機能
- PWA Studio 5.0.0:PWA Studioの最新のアップデートでは、ページビルダーとの互換性が確立されたほか、新規プロジェクトの迅速な立ち上げと運用をサポートする新しいツールが追加されました。Talonを利用すれば、VeniaのUIコンポーネントとの連携が容易になります。これらの変更について詳しくは、PWA Studioのリリースノートを参照してください。
- GraphQL:このリリースでは、ヘッドレス型のストアフロント開発に対するニーズの増加に対応するために、GraphQLカバレッジが拡大されています。この変更について詳しくは、GraphQLのリリースノートを参照してください。
- パフォーマンスの改善:サーバーが処理するリクエスト数を最小限に抑えることで、ストアフロントを含むプラットフォームのいくつかの領域におけるパフォーマンスを改善しました。また、在庫管理機能とB2B向け機能を最適化しました。
- Authorize.net:EUの決済サービス指令(PSD2)に対応する決済方法の導入に伴い、Authorize.netの決済サービスとの連携が非推奨(廃止予定)になりました。Magento Marketplaceから、公式の決済サービスを連携するための拡張機能を入手してください。
- セキュリティとプラットフォーム品質のアップデート:多数のセキュリティ修正と、プラットフォームのコンポーネントのアップデートが追加され、セキュリティとPCI対応が強化されました。新しいバージョンで追加されたセキュリティアップデートについて詳しくは、アドビのセキュリティ速報を参照してください。