メディア&エンターテインメント(M&E)業界の断片化は、メディア消費に大きな影響を与えた。これは、M&E企業の力が弱まっていることを表している。今日、どのようなコンテンツを、どこで、いつ見たいかを決めるのは消費者なのだ。
この力関係の変化は、M&E業界にとって最も重要な広告ビジネスに打撃を与えた。あらゆるプラットフォームやチャネルにおいて、ターゲットされたオーディエンスにコンテンツを提供するとき、大きな課題となるのは収益化の問題である。
Comedy CentralのCMOを務めるWalter Levitt氏は「人々が(コンテンツを)消費する方法に断片化が見られます。それはマーケターにとって問題ですが、一方でチャンスと考えることもできます。Comedy Centralは、自社のミッションをミレニアム世代が望むあらゆる場所でコメディを提供することと変更しました」と述べている。
これまでは、コンテンツが最も消費されるのは家庭のリビングルームだったが、それはもはや過去の話だ。Adobe Digital Insightsの調査によれば、消費者はリビングルーム以外の場所でテレビ番組を視聴する時間が増えている。今後、この傾向は強まる一方だろう。
実際に、消費者はテレビ番組を見るとき、ノートPCやモバイルデバイス、OTTデバイスなどを使用するようになっている。M&E企業は、このような断片化されたデジタル環境を、どう乗り切るべきなのだろうか?
CMO.comの親会社であるアドビが最近実施した調査では、「この環境下において、M&E企業にはオーディエンスインテリジェンスやエンゲージメント、収益の最適化を重視し、より高度な測定と分析、データにもとづくマーケティングが求められる」という結果が出ている。
また、この調査では、進む一方の断片化に対応するための6つのステップを紹介している。
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