アドビとSnowflake、企業データを活用するマーケター向けにFederated Audience Compositionの提供を開始
今日の企業は、多種多様なデータソースを扱い、データプライバシー保護の厳しい要求に応えながら、現在および潜在的な顧客に対して最適なメッセージをタイミングよく届けようと尽力しています。アドビとSnowflakeも例外ではありません。データプライバシーの原則を尊重しつつ、優れた顧客体験を提供するために、両社はクラス最高の機能と統合を実現しています。
さらに、継続的なパートナーシップの一環として、Adobe Experience Platformの新機能であるFederated Audience Compositionの提供でも協力しています。
Federated Audience Compositionは、現在Adobe Real-Time Customer Data PlatformとAdobe Journey Optimizerで利用可能です。この新機能により、オーディエンスの作成とアクティブ化で、包括的なアプローチを提供できるようになりました。
- 最小限のデータ移動で、Snowflake内の全企業データに容易にアクセスし、Real-Time CDPやJourney Optimizerを含むAdobe Experience Platform上で高価値のオーディエンスを作成する。
- Snowflake内の豊富な企業データを活用し、Real-Time CDPおよびJourney Optimizerで既に作成されたオーディエンスを、同じワークフローでさらに強化する。
- Snowflakeにネイティブで搭載されているAIと機械学習を使用して、インサイトとモデルを構築および訓練する。SnowflakeのAIと機械学習は、Adobe Experience PlatformのAIアシスタントツールを補完し、ターゲットマーケティングのオーディエンス強化に役立ちます。
- Snowflakeからフェデレーションされた企業データとオーディエンスに基づいて、Adobe Experience PlatformのReal-Time CDPとJourney Optimizerで、オーディエンスをアクティブ化し、エンゲージメントユースケースを強化する。
これらの機能により、アドビとSnowflake両方のプラットフォームを横断的に使用するマーケターにシームレスな体験を提供しながら、データのセキュリティ、プライバシー、ガバナンスを確保することが可能になります。
この統合は、新しい顧客ユースケースの解決だけでなく、既に有益と判明しているSnowflakeとアドビの既存の統合にも良い影響を与えています。この既存の統合とは、Adobe Experience Platformや、Adobe Campaign、Adobe Analytics、Adobe Customer Journey Analyticsなどを使用した統合のことです。
アドビとSnowflakeは、このパートナーシップを継続し、スケーラブルで双方向なソリューションの開発に注力する所存です。これにより、マーケティング業界の最前線で、ガバナンスとプライバシーを損なうことなく、AI技術のさらなる応用を促進できることでしょう。
Adobe Experience PlatformのFederated Audience Compositionについて学びましょう。
Sundeep Parsaは、Experience Platform、Real-Time Customer Data Platform、およびカスタマージャーニー管理ポートフォリオ(Adobe Target、Adobe Journey Optimizer、Marketoなど)を担当しているアドビの副社長です。Parsaは、アドビのデジタルエクスペリエンス(DX)製品戦略を担当する組織で重要な部署を率いており、あらゆる規模の企業に対してB2BおよびB2Cの両方でデジタルビジネスを強化することに注力しています。Parsaのリーダーシップは、顧客体験管理(CXM)業界でアドビが市場リーダーとして台頭する重要な原動力となっています。
Parsaは、デジタルマーケティングとカスタマージャーニー管理の分野において20年以上の経験を持ち、インドのハイデラバードにあるオスマニア大学で電気工学の学士号を取得しています。
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