法人向けGlobalサイトの『KBOツリー ワークショップ』レポート(KDDI株式会社 様)
2024年7月下旬、KDDI株式会社 事業企画本部マーケティング部グローバルマーケティンググループ(以下、KDDI社 グローバルマーケティングG)の皆様にアドビ大崎オフィスに来社いただき『KBOツリー ワークショップ』を開催しました。
アドビの『KBOツリー』とは?
アドビではウェブサイト運営における達成度合いについて共通認識を持つために『KBOツリー』というフレームワークを活用しています。『KBOツリー』とは、ビジネスゴールから個々のKPI指標までをロジカルにつなぎあわせたもので、ビジネス貢献度について可視化できるようにしています。『KBOツリー』は以下3つのレイヤーで構成されます。
KBOツリーの構造。3つのレイヤーで構成されている。
レイヤー1:ビジネスゴール(ハイレベルな目標であり、企業として達成すべき経営上の数値)
レイヤー2:KBO(Key Business Objectives/ビジネスゴール達成のために必要な具体的な戦略/アクションにまでブレークダウンされたもの)
レイヤー3: KPI(各KBOの進捗を把握するために測定すべき計測指標)
ポイントは、自社のビジネス方針からサイトの目的や目標を導く意義として KBO (Key Business Objectives)を設定します。KBOはビジネスゴールから導き出される目的のことで、KBOに紐づくKPI(Key Performance Indicator)を設定することで、比較分析や改善テストの結果が評価できるようになります。
アドビの『KBOツリーワークショップ』とは?
『KBOツリー ワークショップ』は、デジタルマーケティング活動における関係者への指標の浸透を目的としているため、関係部署のキーパーソンにも参加いただき、部門横断で取り組んでいただくことで効率よく目的/目標を可視化し部署間のコラボレーションを生み出します。また、新設のデジタル部門に関わるチーム全員で同じベクトルに向かうための取り組みとしてもご活用いただいております。
KDDI Globalサイトの『KBOツリー ワークショップ』を実施
KDDI社 グローバルマーケティングG は KDDI Globalサイト(海外拠点のWEBサイト)を統括しており、アドビ製品ではAdobe Experience ManagerとAdobe Marketo Engageを採用いただいています。 KDDI Globalサイトは、国内/海外一体となったデジタルセールスチャネルとしてお客さまとのデジタル接点を強化していくというミッションをもとに、2024年3月にサイトリニューアルが実施されました。また、2024年4月に現在の事業企画本部マーケティング部へ部門再編され、KDDI BUSINESS(法人 のお客さま向け)サイト を運営するデジタルマーケティンググループと同じ部門になりました。これらのことから、 KDDI Globalサイトの目標設定を再検討されているタイミングということで、アドビより『KBOツリーワークショップ』をご案内させていただき、ワークショップの開催が実現しました。
ワークショップ中の風景
『KBOツリー ワークショップ』にご参加いただいた感想
KDDI株式会社 事業企画本部マーケティング部グローバルマーケティンググループの皆様
KDDI株式会社 事業企画本部 マーケティング部 部長 小園 博幸 様
『KBOツリー ワークショップ』に参加して気づきが2つありました。1つ目は4人しかいないチームでもビジネスゴール/KBO/KPIでそれぞれアイディアとして出てきたものが違うのかということ、2つ目は何のためにやっているのかという目的や指標が体系的に整理できているか/できていないかというところが可視化できたことです。また、その他の気づきとして数字やデータで会話できると自分達がやったことが評価でき、結果が良くても悪くても数字を振り返りながらマーケティング活動を行えるのはすごく重要なことであり指標の設計は改めて大事なことだと感じました。現地法人のスタッフとも同じ目標を持ってマーケティング活動を実行していくことが重要なので、一つになっていくための羅針盤のような形でKBOツリーを活用していければと思います。
デジタルマーケティング戦略策定を支援するアドビプロフェッショナルサービス
アドビのプロフェッショナルサービスでは、今回ご紹介した『KBOツリー ワークショップ』をはじめ、カスタマージャーニーマップ策定ワークショップ、デジタル戦略策定、マーケティングアクティビティの実行支援まで、「顧客体験管理(CXM)」を実現するためのコンサルティングサービスもご用意しております。ぜひアドビにご相談ください。
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