
アドビ、より迅速なデジタルプロモーションでビジネスの成長を促進
Adobe.comチームは、Adobe Workfrontを活用して、大規模なプロモーションキャンペーンの時間と負荷を削減しました。

97%
キャンペーンマネジメントテンプレートを活用することで、より迅速なプロモ―ションプラン開発を実現
課題
ブラックフライデーや新学期シーズンなど、大規模なデジタルプロモーションの市場投入までの時間を短縮したい
手作業を自動化してミスを減らし、関係者がより多くの時間を戦略に集中できるようにしたい
関係者間のコラボレーションと可視性を促進し、プロモーションプランが無断で変更されるのを防ぎたい
成果
プロモーションの SLAにかかる時間を10週間から6週間に短縮 し、最大4つのプロモーションを同時に実施
キャンペーン管理テンプレート を活用することで、プロモ―ションプランの開発を97%高速化
Adobe Workfront Fusionを使用して、URLの生成、CTAの割り当て、オファー詳細の入力などの 手作業を自動化
情報やアセットを集約することで、ンテンツの準備にかかる時間を83%、アクティベーションにかかる時間を88%削減
祝日や新学期などのイベントに合わせた大規模なプロモーションキャンペーンは、企業に大きな売上をもたらします。しかし、こうしたプロモーションを実施するのは簡単なことではありません。アドビでは、そうしたプロモーションを成功させるために、マーケティング、デザイン、web、法務、製品管理など、さまざまな部門をまたいで数十人の関係者が連携して取り組む必要があります。
「アドビでは、四半期ごとに4つの地域でそれぞれ2〜4件のオンラインプロモーションを実施しているため、年間では30以上に及びます。より多くの注目を集めるために、複数のプロモーションを同時に実施したり、ブラックフライデーのような大規模なプロモーションをグローバルのあらゆる地域で同時に実施したりすることもあります。売上を継続的に成長させるためには、それらを適切に実施し、顧客体験を最適化する必要があります。しかし、それには多くの課題がありました」と、Adobe.comのプリンシパルプロダクトマネージャー、Nick Lamは述べています。
Adobe.comでは、わずか5~6名のマーケターからなる小規模なチームが、社内のさまざまな部門の関係者と連携して、こうした重要なオンラインプロモーションを実現させています。以前は、スプレッドシートを使ってキャンペーンを追跡していましたが、その管理は困難なものでした。最大で10人以上の関係者が、同じスプレッドシートで作業していることがありました。誰でもスプレッドシートを変更、削除、再フォーマットできたので、スプレッドシートと社内システムの間で情報をコピーするのに多くの時間が費やされていました。
そこで、Adobe Workfrontを利用して、プロモーションの作成を高速化し、管理を効率化する時期だと判断したのです。現在、この共同作業管理プラットフォームは、あらゆる関係者がプロジェクトを閲覧し、期待を調整して、進捗を確認できる中央ハブとして機能しています。Adobe Experience Manager Assetsやバックエンドのコマース基盤とのネイティブ統合、およびAdobe Workfront Fusionによる自動化を活用することで、プロモーションの管理がこれまでより容易かつ迅速になりました。
「Adobe Workfrontは、マーケティング、開発、制作チームとの連携を強化し、コミュニケーションのミスを減らすことで、非常に複雑なプロモーションであっても市場投入までの時間を短縮できます」とLamは述べています。

「Adobe Workfrontによって生み出された時間と効率を活用して、より多くのプロモーションを実施しています。以前はふたつのプロモ―ションでも苦慮していたのが、今では4つのプロモ―ションを同時に実施できるようになりました」
Nick Lam
Adobe.com、プリンシパルプロダクトマネージャー
プロモ―ションを効率的に実施
Adobe Workfrontは現在、南北アメリカ地域のあらゆるプロモーションの唯一の情報源として使用されています。あらかじめ設定されたプロモーションプランのテンプレートにより、数回クリックするだけで標準的なプロジェクトプランを構築することができます。このテンプレートは、関係者が各プロモ―ションの特定の範囲に合わせて要件を調整できる柔軟性を備えています。
「以前は、マーケターがプランを構築するのに5日間必要でしたが、今では1時間以内に構築できるようになりました。これにより、プロモ―ションのSLAにかかる時間を10週間から6週間に短縮することができました」と、Lamは述べています。
ダッシュボードには、マーケティング、メディア、webの各チームのあらゆる作業を取り込み、表示、管理できます。関係者は、オファーの詳細、webページでの表示方法、作成または更新が必要な要素、各ステップの進捗状況を確認できます。各ユーザーには役割に応じた権限が割り当てられており、カスタムレポートを閲覧したり、権限下にある要件のみを調整したりすることができます。また、関係者が、チームメンバーに特定のタスクを割り当てることができるため、デザイナーや開発者は、いつ何をする必要があるのかを把握することができます。
「以前は、プロモ―ション計画の何が変更されたのか、誰がその変更をおこなったのか、関係者に確認するのに何時間も費やしていました。Adobe Workfrontによって生み出された時間と効率を活用して、より多くのプロモーションを実施しています。以前はふたつのプロモ―ションでも苦慮していたのが、今では4つのプロモ―ションを同時に実施できるようになりました」とLamは述べています。
「Adobe Workfront Fusionを使用して可能な限り自動化を進め、webプロデューサーがURLの生成やボタンへのCTAの割り当てなど、繰り返しの作業に時間を費やさないようにしています。 これらの作業を自動化することで、時間を節約できるだけでなく、クリエイティブな作業環境を改善することができます」
Nick Lam
Adobe.com、プリンシパルプロダクトマネージャー
自動化とプロセスの最適化で作業時間を短縮
Adobe Workfront Fusionでは、自動化のレイヤーを追加して、プロジェクト管理をさらに合理化することができます。関係者は、コマースカタログからオファーを検索し、詳細をプロジェクトに直接取り込むことができます。これにより、手作業によるデータ入力を減らし、エラーが発生する原因を減らすことで、プロジェクトを構築する速度が向上します。
新しいバナーの追加など、プロモーションコンテンツの更新リクエストはすべて、作業管理プラットフォームを通じて管理されます。新しいアセットはAdobe Creative CloudからAdobe Experience Manager Assetsに送られ、公開の準備が整えられます。また、webページの下部に表示されるポップアップやプロモーションバーなどの要素には、Adobe Experience Manager Assetsの共有エクスペリエンスフラグメントを使用できます。web制作チームは、エクスペリエンスフラグメントをすばやくカスタマイズして、デザインチームの入力にもとづいて新しいプロモーションエクスペリエンスを構築できます。繰り返し利用できる要素を数多く使用することで、ブランド基準の遵守がより簡単になります。
「Adobe Workfront Fusionを使用して可能な限り自動化を進め、webプロデューサーがURLの生成やボタンへのCTAの割り当てなど、繰り返しの作業に時間を費やさないようにしています。これらの作業を自動化することで、時間を節約できるだけでなく、クリエイティブな作業環境を改善することができます」とLamは述べています。
「Adobe Workfrontを導入したことで、戦術的な管理よりも戦略に集中する時間が増えました。より少ない負荷でプロモ―ションを実施し、継続的にビジネスの成長に貢献できます」
Nick Lam
Adobe.com、プリンシパルプロダクトマネージャー
プランニングから公開までをより迅速に
Adobe Workfrontのメリットは、プロモーションの公開まで続きます。あらゆる情報やアセットが一ヶ所に集約されているため、webプロデューサーがローカライゼーションのためにコンテンツを準備する時間が83%短縮され、1時間かかっていた作業が10分で済むようになりました。また、プロモ―ションの本番準備が整った時点でコンテンツをアクティベーションする時間も88%短縮されました。以前は4時間かかっていたのが、今では30分もかかりません。
「プロモーションを実施するたびに、より迅速におこなうことを目指しています。「Adobe Workfrontを導入したことで、戦術的な管理よりも戦略に集中する時間が増えました。より少ない負荷でプロモ―ションを実施し、継続的にビジネスの成長に貢献できます」