


データやアセットをつなげる、最先端のサービスを提供
Zebra Technologies、Adobe Experience Cloudを活用し、拡張性の高いwebサイトで世界中の顧客にリーチする

13%
グローバルwebサイトのトラフィックが増加
目標
最新の製品情報やキャンペーンを世界中の顧客に提供したい
Motorola Solutionsから買収したエンタープライズビジネスをZebraブランドに統合したい
グローバルで、顧客がwebサイトをどのように利用しているのかを把握して、より効果的なコンテンツを提供したい
翻訳やwebサイト構築のための外部代理店への依存度を低減し、グローバルリソースをより効果的に活用したい
成果
グローバルwebサイトをより少ないコストで継続的に更新
グローバルwebサイトのトラフィックが13%増加し、滞在時間も向上
大規模な買収後もwebサイトを容易に拡張
130,000のアセットを一元的にサポートおよび管理
「Adobe Analyticsを利用すれば、レポート作成が容易になります。その場でセグメントを作成したり、ダッシュボードをカスタマイズしたり、データをエクスポートすることなくレポートを作成できます。デジタル体験の改善による効果を実感しているところです」
Sarah Bryowsky氏 Zebra
デジタルマーケティング担当ディレクター
グローバルのビジネスを接続
世界中の倉庫、病院、小売店が、Zebra Technologies Corporationの接続ソリューションを利用しています。看護師が重要な患者情報に瞬時にアクセスできるリストバンドから、倉庫の在庫を追跡するスキャナーまで、Zebra®が提供するハードウェアやソフトウェア、サービスを活用すると、リアルタイムの情報に手軽にアクセスできるようになり、競争力を獲得できます。
同社は、顧客により優れたサービスを提供する方法を常に模索しており、多くの顧客は、同社のwebサイトから最新の製品情報を得ています。しかし、提供する業界や市場が多岐にわたり、製品の数も多いことから、あらゆる地域のwebサイトを最新の状態に保つことは容易ではありませんでした。
そのため、同社では、自社のデジタルアセットを変革し、顧客との関わりを深めるために、顧客体験エージェンシーのICF Olsonと連携しました。ICFは、同社がリソースをより有効に活用し、各地域のチームをサポートするためには、webサイトとアセットを一元化する必要があると判断しました。
そこで、ICFは、Adobe Experience Managerを利用して、あらゆるコンテンツを一元管理することを推奨しました。また、Adobe Analyticsのデータを活用できるようになれば、コンテンツ制作者やマーケターが、あらゆるオーディエンスに対してスマートな判断を下せるようになります。
このように、最初の一歩として、既存のwebサイトを一元化しました。アドビ製品を存分に活用することで、同社は以前の2倍の規模でデジタルマーケティング戦略をサポートできるようになります。これは、Motorola Solutionsのエンタープライズ事業を買収したことを考えると、非常に重要なことです。
「世界中のより多くの顧客ニーズに応えるために、アドビの製品による強力なデジタル基盤をベースにして、ふたつの事業を単一のブランドに統合しました。ICFは、当社のビジネスを理解し、顧客にさらに強力なソリューションを提供するのに最適なパートナーです」と、同社のデジタルIT部⾨のシニアマネージャーであるJohn Mathews⽒は述べています。
堅牢な基盤の構築
同社は、顧客がZebraのwebサイトを訪れる理由は、新しいテクノロジーの調査、導入パートナーの検索、デバイスのサポート情報の検索など、多岐にわたります。顧客が必要な情報をすぐに見つけることができれば、顧客が同社に対してポジティブなイメージを持つだけでなく、カスタマーサポートチームへの電子メールや電話も減少し、コストが削減されます。
Adobe Experience Manager Sitesを使用して、webサイト全体のブランディングと外観を統一するテンプレートを作成し、ナビゲーションをより直感的なものにしました。再利用可能なテンプレートにより、webページの制作スピードが向上し、コンテンツチームやマーケティングチームが製品やキャンペーン情報を容易に更新できるようになっています。また、レスポンシブデザインに対応しているため、Adobe Experience Managerのテンプレートで作成されたコンテンツは、スマートフォンを含むあらゆるサイズのスクリーンに合わせて表示され、ナビゲーションも容易になりました。もう、複数のwebサイトを構築する必要はありません。
Adobe Experience Manager Assetsを使用すると、スペックシートやユーザーガイド、ファームウェア、ドライバーなど、顧客がダウンロードしたいと思うあらゆるものを含む130,000以上のアセットを1ヶ所に保存できるようになり、アセットの共有と再利用性が飛躍的に向上します。また、アセットのバージョンの追跡が容易になり、必要に応じてすぐに顧客にサポート資料を案内できます。
「ICFの専門知識と指導の下、Adobe Experience Managerを使って、スケールアップしたグローバルwebサイトをわずか8か月で再ローンチできました。ICFには当社の目標を達成するためのベストプラクティスがあるので、プロジェクトを無理なく迅速に開発可能です。ICFは単なるパートナーではなく、チームの一員なのです」とMathews氏は述べています。
グローバル展開
Zebraは、Adobe Experience Managerでコンテンツ開発とアセットストレージを一元化することで、グローバル市場に効果的にアプローチするための大きな一歩を踏み出しました。以前は、地域チームがそれぞれの地域のwebサイトを担当することが多く、コンテンツの再構築や翻訳には時間とコストがかかっていました。また、地域チームの中には、アップデートを扱うための帯域が不足しているところもあり、その結果webサイトが古くなってしまうこともありました。
現在、Zebraはハブ&スポーク方式を採用し、コンテンツを中央で開発して各チームに提供しています。各地域のチームは、Adobe Experience Managerを介して新しいコンテンツにアクセスし、地域のオーディエンスに合わせて最終的な仕上げをおこないます。翻訳作業を一元化することで、同社は大量の翻訳依頼を単一の代理店とよりよい契約条件で交渉できるので、コストを削減できます。
「Adobe Experience Manager Sitesでは、サイトの管理とコンテンツを容易にグローバルに展開できます。労力とコストを効率よく分担することで、地域チームの負担が軽減されます。また、世界中の顧客に一貫性のある優れた顧客体験を提供するためには、最新のコンテンツを母国語で提供することが重要です」とMathews氏は述べています。
2倍の規模に
Motorola Solutionsのエンタープライズ事業を買収したZebraは、顧客に一貫性のある体験を提供するために、あらゆる製品情報とサポート情報をできるだけ早く同社の傘の下へ移行しようとしました。そこで、Mathews氏は、旧Motorola社の顧客向けの新しいwebサイト構築計画を検討した結果、Adobe Experience Managerのテテンプレートとアセットを再利用すれば、わずかなコストと労力で既存のwebサイトを拡張できることに気がついたのです。
「これまでは、新しいキャンペーンや製品リリースがあるたびに、代理店と協力して個別のマイクロサイトを構築していました。Adobe Experience Managerを使えば、代理店に依頼するコストを省くことができ、グローバルなwebサイトに情報を容易に展開して、優れた顧客体験を低コストで提供できます」とMathews⽒は述べています。
適切な体験の創出
Adobe Experience Managerにより、Zebraはこれまで以上にスピーディに情報を変更および更新できるようになりました。また、マーケターやコンテンツ制作者は、Adobe Analyticsのデータを利用することで、より多くの顧客に期待に応えるコンテンツを提供する方法を理解できるようになります。
「顧客がどのようにサイトを利用しているのか、できる限りタグ付けして把握し、カスタマージャーニーの改善を図っています。正確なタグ付けは、必要な情報を得るための鍵です。Adobe Experience Cloudは、多数のwebページや代理店、翻訳を扱う際に大きな助けとなります」と、同社のデジタルマーケティング担当ディレクターであるSarah Bryowsky⽒は述べています。
同社は、webサイトのトラフィックやダウンロードを分析することで、人々がどのようなコンテンツを好んでいるかを判断することができます。また、地域ごとのデータを参照することで、特定の地域ではまだ販売されていない製品を顧客が調べているなど、成長が期待できる分野のヒントを得ることができます。
「Adobe Analyticsを利用すれば、レポート作成が容易になります。その場でセグメントを作成したり、ダッシュボードをカスタマイズしたり、データをエクスポートすることなくレポートを作成できます。私たちは、デジタル体験の改善による効果を実感しているところです。オーガニックキーワードのランキングは平均で前年比300%に向上し、グローバルwebサイトのトラフィックは前年比で約13%増加しました。また、価値の高いページの滞在時間も増加しており、それが価値の高いコンテンツを提供していることを示す重要な指標となっています」とBryowsky氏は述べています。
未来に向けて
Zebraは、引き続きICFと連携し、顧客に必要な情報を提供できるパーソナライズされた体験を創出することで、優れたwebサイトを実現していきます。「当社は、デジタル分野での成長と発展を支える基盤として、アドビの製品を選択しました。ICFは、アドビ製品への当社の投資を最大限に活用し、当社が今後も成長し続けることをサポートしてくれる、すばらしいパートナーです」とBryowsky⽒は述べています。
Zebraについて
イノベーションと信頼性で高い評価を受けているグローバルリーダーであるZebraは、組織のアセットやスタッフ、トランザクションに人工音声を付与するテクノロジーを提供しています。このテクノロジーを活用すると、より大きなビジネス価値を生み出せます。RFIDやリアルタイムのロケーションソリューションを始めとする、マーキングおよび印刷のテクノロジーが搭載されたZebraの広範な製品群は、ミッションクリティカルな情報を明らかにし、顧客のスマートなビジネスアクションの向上に役立ちます。
ICF Olsonについて
ICF Olsonは、今日の企業が直面している新たな現実に対応するために設立された、フルサービスの顧客体験エージェンシーです。同社は、ブランドキャンペーンやクリエイティブキャンペーン、デジタルプロパティの開発とデプロイを通じて、ブランドと顧客とのつながりを支援します。また、リレーションシッププログラムやロイヤルティプログラムによる顧客維持率の向上や、ソーシャルやメディアチャネルを通じたアドボカシーや共有の促進も支援しています。ICF Olsonは、包括的なソリューションを構築し、最も重要な意味を持つ場所に提供します。