MA(マーケティングオートメーション)導入のための長期的な検討ポイント
1. 今後3年から5年間にわたり、このプラットフォームは核となるすべてのマーケティングニーズを一元管理することは可能か?
導入の最初の1年は基本プラットフォームの導入に費やし、そして次の2~3年で「別のベンダーを選んでおけば良かった」と後悔するマーケターを数多く見てきました。多くの顧客が、あっという間に以前に使っていたプラットフォームの機能的な限界に到達し、その後数年は、重大な制限のもとでの作業を強いられたようです。十分な時間を費やして短期、長期的ソリューションを評価することで、このような状況を未然に防ぐことができます。
2. マルチチャネルマーケティングを取り入れることができるか?
ブランド認知からアドボカシーまで、顧客ライフサイクルのすべてのステージは、複数のコミュニケーションチャネルを通じて、パーソナライズされたコンテンツとより密接につながり始めています。マルチチャネルマーケティングと他のキャンペーン要素を横並びにして構築できることは、プログラムの一貫性を維持する上で重要であり、同時にキャンペーン実施の負担を軽減します。今後のコミュニケーションチャネルを考慮することにより、後にこれらの目的を取り込む際の工数およびコストの削減につながります。
3. そのプラットフォームは、マーケティングイノベーションや先進的なアイディアに関する実績はあるか?
革新的なマーケティングオートメーションベンダーは、常に新たな機能を追加し、デジタルマーケティングの最新機能を把握しています。多くのプラットフォームが「万人向け」を目指しますが、マーケティングオートメーションプラットフォームの中核目的は、価値の高いマーケティングインタラクションへのアクセスと提供にあります。チームはコミュニケーションの最前線に立ち続けることができ、マーケティングにかかるコストを徐々に削減したり、しっかりと整理されたアクセス可能な情報を通じて、強力なプログラムを実現するなど、イノベーションは、現代のマーケターに多くの影響を与えています。
今後10年間のスタートを切るにあたり、購買者の活動や、購買者との交流から得られる知識を確実に活用できるマーケターは、顧客体験を生み出し、業界リーダーとして各自のブランドを確立できるようになります。同様に常に革新性を追求し、最も関連性の高いコミュニケーションへのアクセスや提供をサポートするマーケティングオートメーションベンダーは、結果を出すことのできる最良のパートナーです。
4. どのような継続的サポートを見込めるか?
長期的なプラットフォームの体験の良し悪しは、マーケティングオートメーションベンダーのコンサルティングサービスや継続的なサポート提供への取り組みと深く関わっています。外部のカスタマーサポートに対する評価、各企業担当するアカウントマネージャーへの連絡の容易さ、業界のナレッジエキスパートに対する投資状況などを確認してみます。ベンダーの地域別グローバルサポートでは、その地域の言語で、実際のビジネス上の課題の解決に対応することができます。
5. そのプラットフォームは各データマネジメント戦略とともに成長することが可能か?
マーケティングオートメーションプラットフォームの初期評価において、多くの場合、機能や装備、または短期的なニーズを満足させるトリガーを求めます。しかし、最終的な意思決定では、現在のニーズだけでなく今後のニーズを考慮することが重要です。マルチチャネルを取り込めるかどうかというポイントに戻りますが、「そこそこ」のソリューションではメールが主体で、モバイル、パーソナライズされたデジタル広告、eコマース、カスタムレコードなどとのインタラクションを取り込むことができない可能性があります。
長期的なマーケティングオートメーションプラットフォームの底深さと幅広さを知るために、マルチチャネルによるマーケティング戦略をひとつ定義して、該当ベンダーにサンプルキャンペーンの構築を依頼してみてはどうでしょうか。最先端のソリューションなら、連続性とシンプルさを兼ね備えながら、マルチチャネルでのキャンペーンの実装を可能にします。
上述したすべての検討ポイントは、マーケティングオートメーションプラットフォームの拡張性や信頼性(この2つは、ビジネスの発展にも共通する重要項目)を判断する上で役立ちます。これらのポイントは、マーケティングオートメーションへの現在の投資を維持し、将来的なマーケティング活動の支援となるものです。そのプラットフォームが強い基盤を持ち、継続的な業績を残すことができるよう、導入に際して短期および長期的な機能や要件をよく確認する必要があります。
マーケティングオートメーションの基本からメリット、導入フローに至るまで、マーケティングオートメーションについて知りたい方は、「マーケティングオートメーション入門ガイド」をご覧ください。
*この記事は、2016年7月にPatrick Grooverが投稿した内容を翻訳した記事です。