パーソナライズされた顧客体験の提供を加速する、Adobe Experience Managerの新機能 #AdobeSummit
アドビはこの度、エンドツーエンドのコンテンツライフサイクルを再考し、企業があらゆるデジタルアセットとデジタル体験を最大限に活用できるようになる新しいイノベーションを発表しました。このAdobe Experience Managerの新機能は、クリエイターやマーケターのワークフローを最適化し、リッチでパーソナライズされたデジタル体験の提供を支援します。また、何百万もの新しいアセットと、そのアセットのバリエーションをExperience Manager内で作成できるため、それぞれのお客様のカスタマージャーニーを確実にパーソナライズできるようになります。
顧客とのインタラクションの大半が、デジタルのみとは言わないまでも、デジタルファーストとなった現在、顧客はリアルタイムでパーソナライズされた体験を期待しており、企業はそのためにあらゆる手を尽くしています。企業が顧客の望みをかなえるためには、リッチでパーソナライズされたデジタルエクスペリエンスを各チャネルで作成、管理、調整、レビュー、公開できるようなAIや自動化などのテクノロジーを活用したツールが必要とされています。
同時に、コンテンツチームの地理的な分散化も進み、多くの場合、小規模化が進んでいます。
顧客の需要に対応するため、コンテンツチームには、コラボレーションを強化し、顧客の期待に応えるためのアジリティを実現するリソースが必要です。
アドビの公開した新しい機能により、クリエイティブ制作、作業管理、アセット管理を統合することで、企業はコンテンツベロシティを加速化し、パーソナライズされた顧客体験を大規模に展開できるようになります。
Adobe WorkfrontおよびCreative Cloudとの連携強化により、ワークフローを一元化し、一貫したコンテンツ体験をスピーディーに提供
パーソナライズされたコンテンツを適切なタイミングで配信するためには、チーム間の非効率性やコラボレーション不足によって生じる1分1秒の無駄も許容することはできません。今回、Adobe Experience Managerで、Photoshop、Illustrator、InDesign、XDなどのアセットを直接デザイン、修正、レビュー、承認できるようになったため、企業はコンテンツの作成を加速させることができるようになりました。新たに強化されたAdobe Experience Manager Assets、Adobe Experience Manager Assets Essentialsと、Creative Cloud、Workfrontの統合は、サイロ化を解消し、チームがデジタルアセットのライフサイクルをエンドツーエンドで管理できる単一の業務フローを構築します。この単一のソースを持つことによって、あらゆる関係者が重複を避けて同じアセットで作業できるため、業務を効率化することができます。さらに、ワークフローを簡素化し、コンテンツキャンペーンを最適化する際にチームが連携しやすくなるため、複数のタッチポイントで一貫したカスタマーエクスペリエンスを確実に提供できるようになります。
エクスペリエンスフラグメントのバリエーションにより、顧客に合わせてコンテンツ体験をパーソナライズ
企業とインタラクションする際、顧客は表示されるコンテンツが自分の興味に合わせてパーソナライズされることを期待しています。コンテンツチームは、それぞれの顧客の関心を満たすために複数のコンテンツバリエーションを作成する必要があり、大きな業務負担となっています。
Adobe Experience Managerを利用することで、企業は自動化を通じて、簡単にひとつのコンテンツをさまざまな高品質の体験に再利用できるようになります。Adobe Experience Managerから直接、さまざまなオーディエンスセグメントに対して、バリエーションを簡単に調整して割り当てることが可能になるため、企業にとって大きなメリットにつながります。また、リソースをほとんど追加することなく、カスタマージャーニー全体でより優れた魅力的な体験を短時間で実現できます。このようにパーソナライズされた顧客体験をAdobe Experience Managerから直接配信することも可能ですし、エクスペリエンスフラグメントのバリエーションをAdobe Targetにエクスポートすることもできるようになりました。これにより、マーケティングチームは自分たちの活動に合わせてコンテンツのさらなる最適化を図ることができます。
すでに多くの企業でAdobe Experience Managerのエクスペリエンスフラグメントを活用し、多数のキャンペーンにわたって膨大な顧客に対するコンテンツの最適化を進めています。エクスペリエンスフラグメントで再利用可能なコンテンツの要素を作成し、Adobe Targetを通じてさまざまなオーディエンスに対して簡単に更新とパーソナライゼーションを実行することができます。
*本記事は、アドビが2022年3月15日に投稿したブログの抄訳です。