アドビ|GEO時代のマーケティング実務と意思決定:ポッドキャストの聞きどころ
アドビのクラウドサービス「Adobe Experience Cloud」の製品群を活用してCXM(顧客体験管理)に取り組む企業のマーケターをゲストにお招きし、日々のリアルな取り組みなどを聞くアドビのポッドキャスト番組「Marketer’s Talk」。
今回のゲストは、アドビ株式会社でマーケティング本部 Adobe.comチームでwebマーケティングを担当する加納 宏徳(かのう ひろのり)氏と、アドビプロフェッショナルサービス事業本部でコンサルティング業務を担当する澤田 諒介(さわだ りょうすけ)氏です。おふたりはアドビ社内にて、生成AI時代の新たな戦略づくりに携わっています。
「GEO時代のマーケティング実務と意思決定」というテーマでお話を伺いました。
<ゲスト>
加納宏徳:越境EC支援や海外Webマーケティング代理店のSEO責任者を歴任後、2022年にアドビ株式会社に入社。SEOスペシャリストとしてAdobe Expressの国内グロースチームに所属。現在は、webマーケティングマネージャーとしてAdobe Firefly等の集客戦略・SEO/GEOを担当。生成AI最適化(GEO)やLLM対策の国内先行事例を担いながら、社内コンサルティングチームと連携したデータ分析や施策検証を推進している。
澤田諒介:スタートアップにてエンジニアやディレクターを経験後、2013年にアドビ株式会社に入社。データ系ソリューションを中心に Adobe Experience Cloud全体を活用したコンサルティング業務に従事する。現在はアーキテクト統括本部の部長を務め、解析・広告領域に加え、Creative Cloudと連携したコンテンツ制作基盤の構築支援まで幅を広げている。またGEO時代のマーケティング実務を支援すべく、プロンプト設計やAI回答の分析手法の確立、知見の展開に注力している。
<パーソナリティ>
小松崎扶美恵(こまつざき・ふみえ):金融機関(投資信託、証券会社、銀行)で一貫してマーケティング業務に携わる、元アドビ製品ユーザー。2018年、アドビ株式会社に入社し、現在はDXインターナショナルマーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャーを務めている。
*ポッドキャストの聞きどころは、アドビのポッドキャスト「Marketer's Talk」の内容を抜粋したものです。
第1話:SEOからGEOへ。生成AIに「選ばれる」ために必要なこととは
澤田諒介
アドビ株式会社(以下、アドビ)でwebマーケティングやコンサルティングを通じて生成AI時代の新たな戦略づくりを担う加納氏、澤田氏。「GEO時代のマーケティング実務と意思決定」をテーマに、両氏の知見を伺いました。
もともとはSEOチームでAdobe Express等のマーケティングに従事し、現在はAdobe FireflyのGEO戦略の旗振り役を務める加納氏。ユーザーの行動がAIへと急速にシフトしていく中、「いかに自社製品がAIに適切に参照されるか」が大切だと説き、アドビ内外での戦略的なコンテンツ配置を推進しています。
一方、アドビのコンサルタントとして13年のキャリアを持ち、現在はアーキテクト統括本部 部長として企業のデジタル変革を支援する澤田氏はコンテンツのオリジナリティこそが重要だと語ります。要約が得意なAIを業務効率に活かせる時代だからこそ、参照元となる一次情報の質が、コンテンツの価値を担保する要素になるといいます。
「AIに選ばれる」ための思考法が求められる今、マーケターはどんなことを意識すべきなのか。アドビ社内での実践事例を交え、これからのマーケティングのあり方を考えます。
詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。
#29_01|アドビ 澤田諒介 加納宏徳|GEO時代のマーケティング実務と意思決定 - アドビの現場で起きている変化
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第2話:GEO戦略の鍵は「妄想力」にあり
加納宏徳
生成AIの普及により、マーケティング領域ではSEOからGEOへと急速にシフトしていく中、アドビも積極的にGEO戦略に取り組んでいます。
加納氏がまず着手するのは、関係者全員がユーザーの立場で生成AIを使い、自社製品がAIにどう紹介されているかを確認することです。アドビであれば「おすすめのデザインツールは何ですか?」と生成AIに問いかけることで、自社製品がどのような文脈で推奨されるかが把握できるといいます。こうしたプロセスを通じて、チーム内で自社の立ち位置に関する共通認識を持つことが、施策をスムーズに進めるための土台となると力を込めます。
澤田氏はGEO施策の難しさを、明確な指標(KPI)が存在しないことだといいます。そこで澤田氏が重視するのが「妄想する力」。ユーザーがAIに対しどのような意図で指示(プロンプト)を出すのかを徹底的に考え、顧客の困りごとや興味のフックを見出すことで、従来の定量分析を補完できると語ります。
アドビの現場では、妄想を単なるアイデアで終わらせず、自社製品の最初のユーザーとして検証を行うアドビ・オン・アドビという体制で具体的な施策へと落とし込んでいます。マーケティングチームの仮説に対し、コンサルティングチームが伴走し、高速でトライ・アンド・エラーを繰り返す。正解のないGEO領域だからこそ、こうした実践を通じて知見を社内に蓄積し続けることで、企業の強みにつながっていくといいます。
詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。
#29_02|アドビ 澤田諒介 加納宏徳|GEO時代のマーケティング実務と意思決定 - GEO×SEOの評価と実行
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第3話:コンサルタントの役割とは、意思決定の責任を引き受けること
小松崎扶美恵
生成AI時代におけるコンサルタントの真価は、単なる情報の提供以上に「意思決定の判断支援と、責任を引き受けることにある」と澤田氏は語ります。
AIは耳障りの良い回答生成には長けていますが、企業の背景や事業への思いを能動的に汲み取ることはできません。加納氏も「AIは判断ミスがあっても責任は取らない」と指摘。生成AIに依存するのでなく、信頼できる人間が発言の重みを担い、クライアントと伴走することこそが、コンサルタントに求められる資質だと強調しました。
良質な顧客体験をつくるのは、やはり「人ならではの視点」です。
アドビの強みは、AIを効率的な道具として使いこなしつつ、ツールベンダーならではの製品思想と最新のグローバル知見を掛け合わせられること。さらに専門的な知見をもつコンサルタントが情報を整理し、意思決定の拠り所となる「解」を導き出すことができる点です。今後も、客観的事実に基づいた確かな意思決定と、マーケティング実務の新たな基盤づくりを推進していきたいと両氏は語りました。
アフタートークでは、若い世代の意外なAI活用法が話題に。ChatGPTに恋愛相談をし、相手への返信内容や傷つけない別れ方を聞くなど、AIが信頼に足るパートナーとして機能している実情が紹介されました。AIが人間以上に若い世代の心に寄り添っている時代。人とAIの共創のあり方について、今後もさらなる議論が必要なのかもしれません。
詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。
#29_03|アドビ 澤田諒介 加納宏徳|GEO時代のマーケティング実務と意思決定 - AI時代におけるコンサルの必要性
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