エクスペリエンス基盤

マーケターからエクスペリエンスメーカーへと歩みを進める準備が整っている方を対象としています。6つのレッスンにまとめられた、厳選された学習コンテンツを利用して、優れたエクスペリエンスメーカーであるKamran Shah氏の経験からインスピレーションを得ましょう。また、統合されたクラウドベースのエクスペリエンス基盤を使用して、数千ものパーソナライズされたエクスペリエンスを提供する方法を学びます。

つながることが、何よりも重要です。Silicon Labsの前コーポレートマーケティングディレクターであり、優れたエクスペリエンスメーカーであるKamran Shah氏の話に耳を傾けましょう。Silicon Labsは、企業やユーザーがIoT(モノのインターネット)を活用できるよう支援する企業です。Shah氏は、必要な速度や規模で顧客とつながることに苦労しているような企業をサポートしてきました。

「優れた製品があれば、人は試してみたいと思うものです」とShah氏は語ります。さらに、同氏は、これらのエクスペリエンスを、タイミングよく有意義な方法で提供しなればならないということも認識していました。

そのため、Shah氏は、詳細な顧客インサイトを提供し、それにもとづきマーケターが迅速に行動できる機能を備えた次世代のデジタル基盤への移行を進めました。現在、同社はIoTからインダストリアルオートメーション、自動車に至るまでの幅広い業界に向けて、数千のパーソナライズされたエクスペリエンスを大規模に提供しています。

これらのマーケティングテクノロジーを学び、ビジネスに活用しましょう。

顧客体験に関する学習コンテンツを6つのレッスンにまとめました。学習した内容を現在の状況に照らし合わせてから、次のレッスンへと進んでください。

 

 

01 | オーディエンスを魅了する

オーディエンスは気まぐれで、すぐに飽きてしまいます。オーディエンスを引きつけるためには、思わず引き込まれるような、記憶に残るパーソナライズされたクロスチャネルエクスペリエンスを提供する必要があります。その成功は、動的コンテンツの配信技術を習得することにかかっています。動的なタグ管理と人工知能(AI)を備えた強力なコンテンツ管理システム(CMS)は、連続性がありオーディエンスを引きつけるコンテンツの一貫したフローを実現するために、欠かすことができないツールです。

対象顧客の興味や関心を引きつけるために制作され、配信されるコンテンツ。その基礎を押さえましょう。

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基礎から押さえる「コンテンツマーケティング」 (1): 定義と意義をとらえ直す
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「統合DAMとタグ管理システムの両方を活用できるということは、非常に大きな利点です。コンテンツのタグ付け機能は、成功の要です」

— Kamran Shah氏(Silicon Labs、コーポレートマーケティングディレクター)


 

02 | パーソナライズされたエクスペリエンスを大規模に提供する

新しいテクノロジーのおかげで、それぞれの顧客にパーソナライズされたエクスペリエンスを提供することは、かつてないほどに容易になりました。顧客の期待がますます高まる中、競争力を維持したいあらゆる企業にとって、このようなエクスペリエンスの提供は必須事項となっています。適切なCMSがある環境で、適切なトレーニングを受けることができれば、魅力的で的を絞った適切なコンテンツを継続的に提供できるようになります。

一人ひとりの関心を引くには、それぞれの心に響く膨大なコンテンツが必要です。それには制作体制が重要です。

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基礎から押さえる「コンテンツマーケティング」 (2): 制作体制を確立するには
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パーソナルな体験を大規模に提供する。

03 | マーケティングとITをつなぐ

コンテンツをより効果的かつ効率的に作成、管理、配信できれば、優れたエクスペリエンスを創出できます。Silicon Labsのマーケティングチームは、従来はIT部門に委ねていた変更を、自らの手でおこなえるようになり、両部門の生産性が向上しました。次世代のCMSを使用すれば、マーケティング部門とIT部門の間の分断を解消し、共同作業を促進することで、コンテンツを迅速に配信できるようになります。このことは、マーケターからコンテンツメーカーへと進む道を歩むことも意味します。

 

次世代のCMSはハイブリッド型。マーケティングとIT部門、双方のニーズに応えるシステムに移行しましょう。

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CMS最新トレンドに見る、多様なスキルの協業を加速させる仕組み
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「当社がおこなっているコンポーネントの構築方法では、マーケティングチームは10分以内に事業部門の要件に対応して変更を適用することができます」

— Kamran Shah氏(Silicon Labs、コーポレートマーケティングディレクター)


 

04 | 適切なCMSを選択する

CMSへの投資は、大きな取り組みです。うまくいかなければ、マーケターや企業にとって、重大な結果を招く可能性があります。しかし、選び方を理解すれば心配には及びません。まず、何を優先させるかを決定しましょう。Shah氏は、使いやすさに着目しました。そのため、マーケターを念頭において設計され、ITリソースに負担をかけることなくデザインを変更可能で、機能強化が容易なCMSを求めていました。

このガイドを使用して、選択した製品をさらに評価し、トレーニングを先へ進めましょう。最後には、正しい選択をするために必要な答えに辿り着くことができます。

オムニチャネル配信やパーソナライゼーション、その他の機能など、CMSに何を求めればよいかを学びましょう。

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最適なCMS製品の選び方
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「システムをまたいでデータを共有するために、統合基盤を構築するアプローチが重要だと考えています」

— Kamran Shah氏(Silicon Labs、コーポレートマーケティングディレクター)


 

05 | リーダーから学ぶ

他のマーケターの経験から、多くのインスピレーションや教訓を得ることができます。

Kamron Shah氏のようなエクスペリエンスメーカーが何を成し遂げたかだけでなく、その方法からもインスピレーションを受けることができます。どのようなツールを使用したのかは、戦略と同じくらい重要です。Silicon Labsは、アドビ製品のあらゆる機能を使用することで、顧客のニーズをより詳細に理解し、より効果的な方法で解決して、より深い関係を構築できるようになりました。他の先進企業でも、同様のことがおこなわれています。

優れた​顧客体験を突き詰める前に、再考すべきこと。それを見据えることで、大局的な視点が得られます。

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「顧客体験」の先に見据えるべき「ブランド体験」戦略とは
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リーダーから学ぶ

 

06 | パフォーマンスを証明する

「経営陣に対し、『これらのすばらしいキャンペーンや、統合、優れたデザイン作業をご覧ください。これらを実現しただけでなく、今月はキット販売数も増加しました』と伝えることができれば、それは究極の成功と言えます」とSharh氏の同僚であるDierdre Walsh氏(Silicon Labs、マーケティングおよびコミュニケーション担当ディレクター)は語ります。

Silicon Labsでは、サイトデザインを通じてコンバージョン率を15%高め、一部の分野ではトラフィックを最大87%増加させました。

CMSの選択肢を評価するときに、投資に見合った見返りを得られることを示す証拠も探してください。そうすることで、社内の関係者から賛同を得やすくなります。また、期待されるROIを実現できるということを実証できれば、自分自身のキャリアにも役立ちます。

顧客体験の管理には大きな投資が伴いますが、適切な戦略のもとで推進すれば、確かな経営効果が得られます。

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Adobe Experience Cloudの総合的な経済性調査
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リーダーから学ぶ

Kamran Shah氏
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エクスペリエンスメーカーの紹介

Kamran Shah氏

Kamran Shah氏は、19件の特許を保有し、複数の非営利団体の役員であり、フルマラソンの自己ベストが2時間58分という熱心なランナーでもあります。Shah氏は15年に及ぶエンジニアリング、製品管理、製品マーケティングの経験を活かしてSilicon Labsでコーポレートマーケティング担当ディレクターの役職に就き、エクスペリエンスメーカーとなりました。

アドビがお役に立ちます

拡張が容易な自動化されたツールを利用して、あらゆるチャネルをまたいで優れたデジタルエクスペリエンスを構築および管理できます。

立ち止まることなく、さらなるマーケティングテクノロジーを学びましょう

キャンペーンの連携に関するレッスンは、以上で終了です。さらに、新しいマーケティングテクノロジーに取り組みましょう。以下のいずれかを選択して、優れたエクスペリエンスメーカーになるために役立つ、アドビのエキスパートが作成または厳選したガイドや動画、示唆に富んだ記事をご覧ください。