リードジェネレーションの具体的な実践手法
引用:YATのblog
リードジェネレーションにはいくつかの手法があります。
上記の図はファネルと言われるものですが、特定のサービスに対するユーザー数や関心度を分類したものです。このファネルを自社で作成し、事業フェーズや対象顧客のよく使うチャネル(媒体、経路)、予算を想定した時に、何がベストかをその都度選択していく必要があります。以下にリードジェネレーションで主に活用されるチャネルや手法を5つご紹介します。
(1) デジタル広告
デジタル広告は、広告チャネルとして欠かせないものとなりました。
2018年2月時点では既に、電通が発表した2017年の日本の総広告費によると、前年比1.6%増の6兆3,907億円、うちデジタル広告費(媒体費+制作費)は4年連続2桁増の15.2%、金額ベースで1兆5,094億円となっており、全体の広告費の1/4に迫る勢いでした。
その背景として、前述したように購買者行動のオンラインシフトが進み、サービス提供者がそれに対応したマーケティング施策を行おうとした結果、特にモバイルにおける運用型広告や動画広告が拡大したと言えます。
またデジタル広告にはいくつか種類があり、ブランド広告(純広告)、検索連動型広告(SEM)、SNS広告などがあります。
衛士樽広告は、他の媒体より1件当たりの単価が安いのが特徴です。だからと言って闇雲に配信しても効果はありません。上記のファネルをもとに、自社のサービスの特徴や対象ターゲットを想像した時に、どの段階にユーザーが多いのかを想定した上でいくつかのデジタル広告を出し分ける必要があります。
例えば低関心層を狙う場合には純広告を配信し、潜在層には自社製品と関連性が高い検索キーワードにリスティング広告(検索連動型)を配信する。一度自社サイトに来訪したことのある顕在層にはリターゲティング広告を配信する。それにより最終的にはランディングページに来てもらい、連絡先(リード)を獲得することができます。
(2) コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、個人と関連性の高いコンテンツを作り、顧客を惹きつけて良い関係を構築するマーケティング戦略です。もう少しわかりやすく言うと、購買者にとって役に立つ情報を記事として継続的に提供し、同時に情報の中で自社サービスによって解決できる問題意識を持たせて、行動を喚起させることを言います。
短期的に成果が見込める施策ではないことと記事の量産のために人的な負荷がかかるというデメリットはありますが、人件費以外のコストをかけずに有望なリードを獲得でじるデジタル集客手法です。
一つの例をご紹介すると、冒頭でご紹介したクラウド会計ソフトの業界シェアNo.1のfreeeは、会計に関する情報を「経営ハッカー」という自社メディアで提供し、自社製品にとって有望なリード獲得を行っています。
コンテンツマーケティングを実施するステップや戦略については、次の資料が参考になります。
(3) イベント開催
イベントは大きく3種類に分けられます。外部展示会、自社カンファレンス(内覧会)、セミナー(自社/共催)です。イベントを開催することで製品やサービスの情報を広く多くの方に発信でき、一度にたくさんのリード獲得が見込めます。特に外部の展示会やセミナーに出展、登壇すれば、自社商材を認知していなかったり具体的には検討していなかったりする情報収集段階の見込客や、前述したようなデジタル施策に反応しない層へも到達することが可能です。さらに、短期的に大きく見込客を獲得できるというメリットもあります。
一方でデメリットとしては、他のリードジェネレーション活動と比べてコストがかかる、イベント参加後に興味関心度が下がりやすいといったことがあるため、その後のフォローを効果的に行い、しっかりと次のステップに進めていくか、関係を維持しておく必要があります。
(4) SNS
これまでFacebookやInstagram、TwitterなどのSNSを活用する上では企業のブランド向上や商品の認知度や好感度を上げることが第一の目的とされてきました。そのため、自社SNSアカウントを開設し情報発信をすることはB2Cビジネスだけでなく、B2Bビジネスであっても一般的になりつつあるのではないでしょうか。
しかし、最近では企業の担当者としてもSNSを情報収集源としている方が多くなっており、Facebookであればその製品ページに誰が反応しているかで製品の良し悪しを判断することもできます。そのため、SNSでリードを獲得したり、セミナー案内を実施したりする企業が増えてきています。
また、SNS自体の機能も充実してきており、上記のSNSでは、単純なデジタル広告はもちろん、年齢や性別などターゲットを絞った広告やリターゲティング広告(追跡広告)、さらにはセミナーの登録管理を行うことができます。
(5) 電話
冒頭で、代表番号への電話営業は通用しづらくなってきているとお話しましたが、リードジェネレーションを目的とした戦略的な電話営業であれば、未だに効果を発揮することは間違いありません。
例えばテレマーケティングにより、何の情報もない中でのアポイントの獲得を目指すのではなく、調査やアンケートという形で企業の役職者へ接触を図る取組や、ターゲットを特定した形でのアプローチであれば、見込客に接触できる可能性は高くなります。後者においては、具体的には、自社製品の売上の8割を占める企業と同じ業界や同規模の企業の担当役員に対しての電話営業であれば、アプローチ先の役職者が自社製品を認知している割合が高く、自社製品で解決できる課題を持ち合わせていると想定されるため、情報提供に応じる可能性が高くなるでしょう。その際は、外部のマーケティングデータや、上場企業をターゲットにする場合には異動情報を上手く活用しましょう。