Adobe Marketo Engageと他アドビソリューション連携による自動化でビジネス成長を実現

Adobe Marketo Engageはアドビのソリューションの一つで、世界最大級のマーケティングオートメーション（MA）プラットフォームとして様々な業種のお客さまにご利用いただいております。

APIやウェブフックなど他システムとの連携できる仕組みを備えており、新規顧客からロイヤル顧客化に至るまで、より顧客との最適なコミュニケーションを実施することができます。なかでも、他のアドビソリューションとは緊密な連携が可能であり、組み合わせて利用することで、パーソナライゼーションの質と量を高めるとともに、ワークフローの最適化による業務効率化も図ることができます。

顧客との最適なコミュニケーションを実現するためには、以下の 5R を意識して戦略を組み立てる必要があります。

• 最適なお客様（Right Customer） を識別する
• 最適なタイミング（Right Time） に 最適なチャネル（Right Channel）で最適な体験（Right Experience） を届ける
• それぞれの体験の正しいビジネス成果（Right Business Outcome） を可視化する

単一のツールでは上記すべてを満たすことは難しく、複数ソリューションを相互に連携させることで、顧客に対して最適なコミュニケーションを実現することができます。

今回はMarketo Engageと他アドビソリューションとの連携で実現できる世界をご紹介いたします。

Marketo Engageを軸としたB2Bマーケティングに求められるユースケース強化とマルチソリューション対応

MAプラットフォームとして既にMarketo EngageをB2Bマーケティングの文脈で活用いただいている場合、セールス部門とマーケティング部門の業務の自動化および顧客に関するデータ連携の推進や、リードスコアリングモデルを構築することでのマーケティング部門からセールス部門に引き渡すタイミングの最適化などを実現されているかと思います。

ただし、日々状況が変動していく数千、数万の顧客／取引先企業に対して、常に最新且つ最適なコンテンツを配信することは容易ではありません。

ここでは、今後のB2Bマーケティングに求められるユースケースの強化と対応ソリューションについてご説明いたします。

1.リアルタイムの顧客アクティベーション

B2Bマーケティングにおいては、リアルタイムの顧客行動から得られたインサイトをもとに、関心と購買意思がどのように変化しているかを把握し、リアルタイムなパーソナライゼーション施策やコンテンツ最適化の実現が重要になってきます。また、セールス部門とマーケティング部門に適切なタイミングで顧客のインサイトを通知することも重要です。

このようなことを自動化するために、Marketo EngageとAdobe Real-Time CDP、Adobe Targetを組み合わせ、顧客、取引先企業、商談データを用いて、統合された顧客プロファイルを作成しましょう。

2.デマンドジェネレーションのモダナイズ

リードおよび案件を効率的に創出するために、対象顧客、セグメント、チャネルごとの施策を自動化することが重要です。

そのためには、Real-Time CDPにより社内全体で統合されたデータを利用可能にし、Marketo Engageによりあらゆるタッチポイントで魅力的な体験を提供した上で、インテリジェントなリソース管理で予算を厳守するための新たなタスク管理ソリューションであるAdobe Workfrontを用いて、マーケティング部門とセールス部門のパフォーマンスを向上しましょう。

3.顧客体験の最適化

Marketo Engageでのターゲティングメールやステップメールの配信のみでなく、Webサイト、デジタルコマースやソーシャル、アプリといった複数のチャネルを用いた顧客体験を統合し、ジャーニーを最適化することが重要です。

4.B2BマーケティングROIの最適化

限られたマーケティング予算の中で収益を最大化するためには、すべての施策、チャネル、コンテンツアセットのパイプラインと収益への影響を可視化することが重要です。

具体的には、Real-Time CDPからオーディエンスを受け取り、Marketo Engageのプログラムおよびレポート作成などに活用することができます。

Marketo Engageと他アドビソリューションの連携でより質の高いパーソナライズ施策を実現

このように、運用が煩雑になるなどで実現が難しかった顧客一人ひとりに対する最適なコミュニケーションが、データの収集、コンテンツ生成、施策実施まで一貫してソリューションを連携させることで実現できるようになります。

とはいえ、このような世界を実現するには、各ソリューションの知見や経験に加え、早期に成果につなげるためのノウハウが必要になってきます。アドビのコンサルタントであれば、アドビソリューションの知見はもちろんのこと、他社サービスとの連携、ROIを高めるための活動などのサポート可能です。ぜひアドビにご相談ください。