「幅広い分野に進出することで、あらゆる地域における取り組みが進化すると同時に、大きな一歩を踏み出すのを目の当たりにしています。また、世界各地のチームが連携する方法にも変化が見られます。誰もが他のチームからの情報に依存しているため、全員のためになるようにデータを収集して共有する方法を、より意識する必要があります」とBartig氏は述べています。
世界中の顧客とつながる
日本のカクテル飲料「檸檬堂」からラテンアメリカで人気の植物性飲料「AdeS」まで、同社は各地域に特化した飲料を提供しています。マーテクチームは、センターオブエクセレンスとして世界中のマーケティンググループと協力し、各地域の独自の魅力的なキャンペーンの構築を支援しています。
「依頼されたコンポーネントと機能はすべて、誰もが利用できるリポジトリに追加します。将来を見据えて設計することで、あらゆる地域が互いの成功事例をもとに、あらゆる場所で消費者とのエンゲージメントを高めることができるのです」とBartig氏は述べています。
同社の各地域のマーケティングチームとアドビプロフェッショナルサービスの専門知識にアドビのテクノロジーを組み合わせることで、まさに革新的なキャンペーンが誕生しました。
「アドビプロフェッショナルサービスチームは、当社のマーテクチームと手を取り合ってマイルストーンを達成し、技術的なソリューションを見出し、拡張性の高い基盤を構築しました。Adobe Journey Optimizerに移行した今、そのリアルタイムのエンゲージメント能力を活用できることに期待を寄せています」とBartig氏は述べています。
ラテンアメリカのマーケティングチームは、エンゲージメントを高めるだけでなく、同社のサステナビリティなメッセージを広めることを目的としたキャンペーンを考案しました。その「バーチャルボトルプログラム」では、消費者が使用済みのボトルを新しい製品のボトルと交換するように勧めています。そのプログラムでは、在庫システムで自動化されたカスタマージャーニーをトリガーとし、定期的なリマインダーを送信して、興味を示した消費者に無料のバーチャルボトルクーポンを送信します。その際、Adobe Targetを利用して、顧客セグメントごとにメールメッセージをパーソナライズし、より多くの消費者がプログラムに参加するように促しています。このキャンペーンの結果、店頭でのペットボトル交換は16%増加し、同社、消費者、環境にとって大きな価値をもたらしました。