アドビ、マーチャント向け決済サービス「Payment Services for Adobe Commerce」を発表

デジタルファーストの経済で顧客とマーチャントにシームレスな決済体験を提供。

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アドビは本日、B2B、D2C、ハイブリッドなユースケースに対応する業界最先端の包括的コマースアプリケーションであるAdobe Commerce向けに、決済サービス「Payment Services for Adobe Commerce」を提供することを発表しました(国内での提供は未定)。Payment Servicesをデジタルストアフロントに統合することで、あらゆる規模のマーチャントは、サードパーティのペイメントプロバイダーと統合作業を行うことなく、Adobe Commerce Adminの画面から簡単に管理できる、堅牢かつ安全な統合型決済ソリューションを利用できるようになります。Payment Services for Adobe Commerceは、年内にAdobe Commerceマーチャントに提供される予定です。

アドビのAdobe Experience Cloudプロダクト&ストラテジー担当バイスプレジデントのアミット アフジャ(Amit Ahuja)は、こう述べます。「急速に変化する今日のビジネス環境で成長を維持し、顧客にシームレスな体験を提供するために、企業はコマースプラットフォームに柔軟性と拡張性を求めるようになりました。今回、Payment Servicesの追加により、アドビが提供している標準のコマース機能が拡張され、Adobe Commerceのマーチャントがデジタルファーストの経済で効果的に競争し、勝利を収められるようになることを嬉しく思います。」

Adobe Commerceの決済サービスを利用することで、マーチャントには以下のようなメリットがあります。

Pay Pal Commerce Platformを活用することで、アドビのマーチャントはPayPalやVenmoといった現在利用している決済方法に加えて、将来的にはPayPalが投資している暗号取引や現地支払い方法などの決済イノベーションの恩恵を受けることができます。

IDCのデジタルコマース担当のリサーチディレクターであるジョーダン ジュエル(Jordan Jewell)氏は、次のように述べています。「Eコマースが小売業全体の売上高に占める比率が増加するにつれて、マーチャントはデジタルストアフロントのフロントエンド機能やバックエンドの運用を簡単に処理できるツールを求めています。決済は、この18か月で重要性が増している機能のひとつです。アドビは、自社のプラットフォームに決済機能を持つことで、カスタマージャーニー全体でコマース運営の合理化を支援するプラットフォームプロバイダーとしてより良い位置を確立します。」

提供時期および対象ユーザー

Payment Servicesは、2021年の第4四半期に米国のAdobe Commerceマーチャント向けに提供されます。また、この機能はMagento Open Source(英語)のマーチャントにも提供される予定です。

2022年には、カナダ、オーストラリア、西ヨーロッパなどの地域にサポート範囲を拡大する予定です。

※本記事は、2021年9月15日にアドビが投稿したプレスリリースの抄訳版です。