旭化成|5万人の社員のデジタルリテラシーを高めるには?:ポッドキャストの聞きどころ

アドビのクラウドサービス「Adobe Experience Cloud」の製品群を活用してCXM(顧客体験管理)に取り組む企業のマーケターをゲストにお招きし、日々のリアルな取り組みなどを聞くアドビのポッドキャスト番組「Marketer’s Talk」。

今回のゲストは、旭化成株式会社でグループ全体のマーケティング/営業DX推進の責任者を務める鈴木岳(すずき・がく)さんです。「旭化成のデジタル共創戦略」というテーマでお話を伺いました。

<ゲスト>

鈴木岳:大学卒業後、旭化成エレクトロニクス株式会社に入社。電子部品部門で技術営業やマーケティングに従事し、2020年より同社のデジタルマーケティングを統括する。2024年4月より現職、旭化成グループ全体のDX推進やデジタルマーケティング人材の育成に取り組んでいる。共著書:『人・データ・組織風土で奏でる 旭化成のデジタル共創戦略』(中央経済社)。

<パーソナリティ>

小松崎扶美恵(こまつざき・ふみえ):金融機関(投資信託、証券会社、銀行)で一貫してマーケティング業務に携わる、元アドビ製品ユーザー。2018年、アドビ株式会社に入社し、現在はDXインターナショナルマーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャーを務めている。

*ポッドキャストの聞きどころは、アドビのポッドキャスト「Marketer's Talk」の内容を抜粋したものです。

第1話:MOpsを導入するタイミングは今しかない

鈴木岳さん

1996年に旭化成エレクトロニクス株式会社に入社後、電子部品部門で技術営業やマーケティングに従事してきた鈴木さん。同社のデジタルマーケティング統括を経て、現在は旭化成グループ全体のマーケティング/営業DX化を推進する役割を担っています。

鈴木さんに期待されているミッションは、旭化成グループ全体のマーケティング/営業のDX化を推進すること。マーケティングや営業組織の変革を行い、顧客体験(CX)を高め、最終的に事業成果にもつなげたいと鈴木さんは話します。

特に注力しているのは、デジタルマーケティングの人材育成です。「そもそもマーケティングとは何か」から始め、社員の意識改革と知識・スキル向上を目指しているといいます。プログラムの設計やアセスメント(評価)の導入、有識者を招いての毎月の勉強会など、鈴木さんの熱意と本気度を実感しました。

詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。

『Marketer’s Talk』#18_01|旭化成株式会社 鈴木岳氏|旭化成のデジタル共創戦略 - 顧客体験とDXの関係性

・Apple Podcast

https://apple.co/4geLVtx

・Spotify

https://spoti.fi/4gyl4rW

第2話:「オープンバッジ制度」がキャリアアップの道標に

小松崎扶美恵

5万人を超える社員のデジタルリテラシー向上を実現するために、旭化成は人材育成プログラム「オープンバッジ制度」を開発しました。

・5段階のレベル設定:デジタル入門人材からプロフェッショナル人材まで、保有スキルや経験に応じた5段階レベルを設定
・多様な学習機会:eラーニングやワークショップ、テストなど、様々な方法で学習が可能
・キャリアアップ:バッジを取得することで、昇進や異動、専門職への道がひらかれる

これらの特徴を持つオープンバッジ制度。3年ほど運用を続けたことによって、マーケティング関連の言葉が自然に使われるようになるなど、組織のデジタルリテラシー向上につながっていると鈴木さんは強調します。

オープンバッジ制度のおかげで、社内でDXについて議論することが「当たり前」になってきたと話す鈴木さん。「このツールを使えば上手くいくのではないか」、「もっとデジタルの手法を活用していこう」といった議論がさらに活発になるよう、制度をアップデートしていきたいと語ります。

詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。

『Marketer’s Talk』#18_02|旭化成株式会社 鈴木岳氏|旭化成のデジタル共創戦略 - DXを通じて実現する組織変革

・Apple Podcast

https://apple.co/41QngqK

・Spotify

https://spoti.fi/3PaxZor

第3話:デジタルプロフェッショナル人材育成後の未来像

旭化成デジタル共創本部(編)『人・データ・組織風土で奏でる 旭化成のデジタル共創戦略』、中央経済社、2024年

鈴木さんが仕事で大切にしているのは、マーケットインの考え方です。

旭化成が開発するプロダクトやサービス、ソリューションありきでなく、顧客を起点にすること。顧客と信頼関係を構築しながら事業の成果につなげ、最終的に企業のビジョンを実現することこそが、マーケティングの目指すべき姿だといいます。

全社でのDX推進を強化した成果として、デジタルプロフェッショナル人材の育成が着実に進んでいると鈴木さんは語ります。企業全体のレベルアップのため、ゲーミフィケーションの要素を取り入れたプログラムづくりなど、オープンバッジ制度のアップデートに余念がない鈴木さん。グローバル視点での顧客体験向上など、取り組みたいことが尽きない様子でした。

アフタートークでは、鈴木氏と小松崎の意外な共通点が明らかに。懐かしい思い出話に花が咲きました。

番組収録に際して、小松崎が読んだ『人・データ・組織風土で奏でる 旭化成のデジタル共創戦略』。ポッドキャストで語りきれなかった鈴木さんのマーケティング哲学が詰まっているので、番組と併せてチェックしてください。

詳しくは、こちらのリンクからポッドキャストでお聴きください。

『Marketer’s Talk』#18_03|旭化成株式会社 鈴木岳氏|旭化成のデジタル共創戦略 - DXの先にある顧客体験

・Apple Podcast

https://apple.co/3W6FiBo

・Spotify

https://spoti.fi/402ueqd

もっと詳しく知りたい方はポッドキャストへ。

そのほか、

などについて、お話しくださいました。

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ぜひこちらのリンクからポッドキャストをお聴きください。

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