Adobe Marketo Engageの機能
プロファイルとオーディエンス
Marketo Engageは、個人およびアカウントレベルの顧客プロファイルの取得と継続的なエンリッチメントを自動化し、データの取り込みと的確なオーディエンスセグメントの作成を容易にします。
リードとアカウントのデータベース
個人およびアカウントレベルのプロファイルを作成、管理することで、マーケターがオーディエンスを的確かつ動的にセグメント化できるようになります。プロファイルは、Marketo Engageのキャンペーンで簡単にアクティベートでき、他のシステムと共有することも可能です。すべて一元化されたデータ環境から実行できます。
- カスタムオブジェクト: ビジネスニーズに合わせて独自のカスタムオブジェクトを作成することで、データモデルを拡張できます。作成したオブジェクトは、Marketo EngageとCRM間で同期してデータの一貫性を保ち、リードの製品や分野についての興味などの詳細を追跡するために使用できます。
- カスタムフィールド: カスタムフィールドを使用して、プロファイルとデータオブジェクトにさらに詳細なレイヤーを追加し、業務上重要なデータタイプを取り込みます。
- カスタムアクティビティ: 動画の視聴やアンケートの回答など、ビジネスにとって意味のある特定のアクティビティを追跡できます。そのデータを使用して、マーケティングのターゲットを絞り込み、パーソナライズできます。
データエンリッチメント
顧客がMarketo Engageのキャンペーンにエンゲージする際や、外部のデータソースによってプロファイルを継続的に強化します。
- 複数のデータタイプ: 企業特性、技術特性、地理データ、適合データ、意図データ、行動データ、CRMデータを使用してプロファイルを作成し、強化します。
- クロスチャネルに対応: 強化されたプロファイルを、あらゆるMarketo Engageチャネルをまたいでオーディエンスのインサイト、セグメンテーション、キャンペーンのアクティベーションに利用できます。
- 組み込みの統合機能: Clearbit、ZoomInfo、RingLead、LeadGenius、Leadspace、DiscoverOrgなど、最も人気のあるデータエンリッチメントベンダーとの事前定義済みの統合を使用できます。
データエンリッチメントの関連リソース
スマートリストを使用したセグメント化
スマートリストを使用して、高度にターゲティングされたオーディエンスを構築できます。このオーディエンスは、新しいデータが利用可能になったり、人々がプログラムとエンゲージしたりすると、豊富なデータソースから動的に更新されます。
- ドラッグ&ドロップのデータフィルター: ドラッグ&ドロップのデータフィルターは、マーケターが使いやすいように構築されたもので、高度なデータ管理スキルがなくても、データをクエリし、正確なセグメントをすばやく作成できます。
- オーディエンス同期: オーディエンスを他のAdobe Experience Cloudアプリケーションと同期して、Adobe Targetを使用して定義されたオーディエンス向けにwebエクスペリエンスをパーソナライズするなど、デマンドマーケティングのユースケースをさらに広げることができます。
予測オーディエンス
AIを活用したセグメンテーションにより、最適な顧客を確実に特定、ターゲティング、リーチできます。
- 類似オーディエンス: AIに以前のキャンペーンで使用したオーディエンスと同じ特徴を持つリードを追加提案させることで、オーディエンスセグメントを強化できます。
- 登録解除を予測: AIを活用して、メール配信を登録解除する可能性の高いユーザーを特定し、オプトアウトを最小限に抑えます。
- イベントとメールを予測: 過去のパフォーマンスにもとづいて、メール、イベント登録、出席の目標達成の可能性をAIが予測します。
- 人々を予測: AIを活用してイベントオーディエンスの登録者数と出席者数を予測し、可能性の低い個人を特定し、パーソナライズされたエンゲージメントでターゲティングします。
CRMとのネイティブ統合
Marketo Engageと市場で最も普及しているCRMを双方向で接続することで、マーケティングデータとセールスデータを確実に同期させることができます。ネイティブ統合は設定と保守が簡単で、Marketo EngageとCRM間で、リード、アカウント、取引先責任者、商談などのオブジェクトに関する詳細なインサイトを含む自動更新を、1時間あたり20万レコード、1日あたり最大200万レコードの規模で実行できます。
ワークスペースとパーティション
マーケターは、Marketo Engageのデータベースとプログラムにパーティションを設定することで、地域とグローバルの事業部や部門のニーズに対応できます。
- 個別のデータベース: 他のパーティションと混在できないように、それぞれのリードを格納する個別のデータベースを作成します。これは、多くの企業でデータプライバシーとコンプライアンスのために重要です。
- ワークスペース: プログラム、ランディングページ、メールなどのマーケティングアセットを別々の領域に保管します。ユーザーには各ワークスペースへのアクセス権を与え、割り当てられたワークスペース内のアセットのみを表示できるようにする必要があります。
ターゲットアカウント管理
アカウントベースドマーケティングのイニシアチブのために、特定の名前付きアカウントリストを作成し、取引先責任者とリードを自動的にアカウントリストに一致させます。次に、アカウントとリストレベルのインサイト、アカウントエンゲージメントスコア、パイプラインと収益への影響レポートで結果を測定します。
- アカウントリスト: 業界、所在地、企業規模別に、名前付きアカウントを収集し、ターゲティングします。
- 名前付きアカウントダッシュボード: 各アカウントに関連する人物や取引先責任者を含め、あらゆる名前付きアカウントの各属性の現在のデータを表示します。
プロファイルとオーディエンスの活用方法を学びましょう
Adobe Experience Leagueでは、ドキュメント、チュートリアル、ユーザーガイドなど、様々な学習コンテンツを利用できます。